
地主 広明
ヂヌシ ヒロアキ / JINUSHI Hiroaki
職位:教授
担当専攻領域/科目群:室内建築専攻領域、大学院、ハイブリッド基礎科目
- プロフィール
- 経歴詳細
- 教育活動
- 職務上の実績
- 研究活動
研究分野
オフィスデザイン
Office Design
略歴
1958年東京生まれ。1981年東京造形大学・室内建築専攻卒業後、当時デザイン顧問だった恩師の薦めでプラス(株)入社、 オフィス環境デザイン、プロダクト・デザイン等のチーフ・デザイナーを経てプラス・オフィス環境研究所・主任デザイン研究員、所長を歴任。 1987年東京造形大学専任講師、現在、東京造形大学デザイン学科室内建築専攻領域教授。専門領域:室内建築、オフィス・デザインならびにオフィスの歴史的考察。 所属学会:日本オフィス学会、日本建築学会。
学歴
1977年 4月 | 東京造形大学造形学部デザイン学科入学 |
1981年 3月 | 東京造形大学造形学部デザイン学科卒業 (芸術学士) |
職歴
1981年 4月 | プラス(株)納品営業本部スペースデザイン室入社 |
1983年 4月 | プラス(株)VOICE営業部デザインセンター チーフデザイナー |
1986年 4月 | プラス(株)オフィス環境研究所 主任デザイン研究員(昭和62年4月より嘱託) |
1987年 4月 ~ 1994年 3月 | 東京造形大学造形学部デザイン学科専任講師 |
1994年 4月 ~ 2002年 3月 | 東京造形大学造形学部デザイン学科助教授 |
1994年 4月 ~ 1998年 12月 | プラス(株)オフィス環境研究所 所長 |
2002年 4月 | 東京造形大学造形学部デザイン学科教授 (現在に至る) |
2005年 4月 | 東京造形大学大学院造形研究科造形専攻(修士課程)デザイン研究領域研究指導担当 (現在に至る) |
2006年 11月 | 中国・山東工芸美術学院客員教授 |
2007年 4月 | 京都工芸繊維大学新世代オフィス研究センター特任教授 |
学会及び社会における活動等
1990年 ~ 1998年 | 日本人間工学会 評議委員 |
2006年 | 日本オフィス学会 (現在に至る) |
2007年 4月 | 新世代オフィス研究センター (現在に至る) |
2008年 4月 | 日本建築学会 (現在に至る) |
2008年 4月 ~ 2015年 3月 | 日本オフィス学会 学会誌委員会 副委員長 |
2010年 4月 ~ 2015年 3月 | 日本オフィス学会 企画委員会 委員長 |
2012年 4月 | 日本オフィス学会 理事 (現在に至る) |
2012年 4月 | 日本建築学会 ワークプレイス小委員会 主査 (現在に至る) |
2015年 4月 | 日本オフィス学会 学会誌委員会 委員長 (現在に至る) |
賞罰
現在公開している情報はありません。 |
教育方法の実践例
現場における授業の展開
/ 1987年
~
昭和62年から平成12年までの「環境コース」科目、平成11年からの「室内建築」科目において、人間の生きられた環境とデザイン、実際の空間との関係を指導してきた。
特に、ここでいう環境とは人類の対象としての客観的な存在ではなく、さまざまなものが相互に関連しあう「関係」としての環境を教え、そこから立脚したデザイン、住環境を指導する。また、実際の社会化されたデザインの意味や企業活動の意味等、社会とデザインの関係や意味を実際の企業見学、企業参加を通して実践的に指導してきた。
デザイン現場の活動者による授業展開
/ 1987年
~
昭和62年から平成12年までの「環境コース」科目、平成11年からの「室内建築」科目において、現場で活躍する実際のデザイナー、研究者、企業人を授業に参加してもらい、先端のデザインや企業(社会)の動向を講義してもらう。これにより、授業内でもともすれば抽象的な議論ではなく、実際的で具体的なトピックスを提供する。
また、実際の現場のプレゼンテーションの公開等、リアルなプレゼンテーション手法、技術を経験する。
コンピュータ・テクノロジーによるプレゼンテーションの展開
/ 1999年
~
平成11年からの「室内建築」科目、平成13年の「情報学A」において、昨今の企業ならびに個人デザイン事務所のプレゼンテーションはコンピュータ・テクノロジーの支援が不可欠である。図面作成(CAD)、グラフィック作成、画像レタッチ、スライドショーの作成等、全てコンピュータで作成され、プレゼンテーション自体もコンピュータによるプロジェクターで行われる。
そのため、実際にコンピュータを使用したプレゼンテーションの作成とプレゼンテーションを指導し、実際のデザイン活動のコミュニケーション手法を理解させる。
インターンシップを活用した授業の展開
/ 2001年
~
平成13年からの「地主ゼミナール」において、オフィス環境の近未来の有り様を研究しているが、そこに参加した学生を実際の企業にインターンシップとして参加させ、実際に社会(企業)活動を行い、それを授業にフィードバックさせている。
学生は、実際の社会や企業活動、組織とその意味、最新の技術等々を知り、明日のナレッジワーキングのワークプレースをリアルにイメージすることが可能となる。
作成した教科書、教材
オフィス環境に関するスライド
/ 1999年
平成11年からの演習科目「環境装置設計」において、欧米のオフィス環境を紹介するスライドの作成。
1930年代から現在までの欧米のオフィスを通じて、いかに労働環境が住環境の延長として考えられ作られてきたかを具体的な事例を通して紹介する。
120枚。
近代から現代までのイスに関するスライド
/ 1999年
平成11年からの「室内建築I」で使用する、プロジェクタによるコンピュータ・プレゼンテーション(講義用)資料。
通常のポジフィルムによるスライドに変わり、コンピュータを使用してのスライド・ショー。
近代から、現代までの著名な椅子を俯瞰し、椅子の形態に潜む図形的な考察を説明するための資料。
122枚。
プレゼンテーション資料「20世紀と近代デザイン」
/ 2000年
平成12年からのコース科目「室内建築I」で使用する、プロジェクタによるコンピュータ・プレゼンテーション(講義用)資料。
未来派からコルビュジエまでの近代における「機械」と「形態」の関係、装飾を否定しながらも新しい「近代の装飾」を標榜していったモダニストの思考を、主に絵画と建築の関係で俯瞰していく。
パワーポイントで作成。9.1MB。
プレゼンテーション資料「Next Office」
/ 2000年
平成12年からの「室内建築IV」で使用する、プロジェクタによるコンピュータ・プレゼンテーション(講義用)資料。
近代から現代までのワークプレースの概念を紹介し、特に1960年代以降のオフィス・ランドスケープの概念がいかに欧米に浸透していったか、そしていかに日本でそれが無効であったかを紹介し、次世代のオフィスを提唱していく。
同時に現在進行中のオフィス環境プロジェクトを紹介。
パワーポイント+VectorWorksで作成。45MB。
プレゼンテーション資料「out of control」
/ 2001年
平成13年からの「情報学A」で使用する、プロジェクタによるコンピュータ・プレゼンテーション(講義用)資料。
オートポイエーシスに代表される、自己組織化するコンピュータの思考環境を、映画のCGや組織論、実際のデザイン等々を通して、いかにそれが身近に展開され、他方で近代のハイアラーキーな世界観がいかに実際は無効であるかを展開する。
パワーポイントで作成。2.2MB。
教育上の能力に関する評価(自己評価)
a) 指導上の留意点 / 2007年 10月1日
(1)何を作るかと同時に何を作らないかを教え、両者の違いを考えさせている。
(2)デザインとは社会活動であることを意識するよう指導している。
(3)デザインと作家活動との違いと、その意識の違いを認識するよう指導している。
(4)インターンシップや実際の企業デザイナーの授業参加を通して、実際的で実践的なデザイン教育と環境の整備を配慮している。
(5)コンピュータ・ツールを使用したコミュニケーションやプレゼンテーションの実際を極力具体的に提示するよう心がけている。
(6)大学で「デザインを思考」することとは何を意味するのかを常に学生に考えさせている。
(7)デザインとは一方でコミュニケーションであることを理解させ、他者との「対話」が出来るようになるような指導とプレゼンテーションの指導を心がけている。
(8)例えば建築を作ることとは、箱を作ることではなく、新しい環境をつくることであるというように、単なる外形的なものがデザインではないことを教えている。同様に「室内」とは、単なる箱の内側なのではなく、住環境であり、故に「室内建築」なのだという意識を持つよう教えている。
b) 目標とする研究テーマ / 2007年 10月1日
(1)より実践的な社会参加型の授業展開の実践。
(2)最新のコンピュータ・プレゼンテーションの技術の習得と指導。
(3)明日のオフィス環境の研究と実際的な提案。
(4)産学協同によるオフィス環境の提案と、そのための環境作り。
産学協同による教育環境(指導・評価も含めた)の展開と、そのための環境作り。
実務経験を有する者についての特記事項
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境整備への新しい視点」
/ 1985年
2月
OA化月例セミナー
(社)日本オフィス・オートメーション協会
OA化されたオフィス環境に必要な、ハードウェア並びにソフトウェアを講義。
ただし、ここでは単なるハードウェア的な整備を施すだけではなく、よりヒューマンな「環境」としてのオフィス環境の整備を提案。つまり、環境工学としての「環境」ではなく、人間が中心の「環境」の提言を行った。
同時に具体的な事例を紹介しつつ、明日のオフィスを予測。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1988年
2月
中小企業大学セミナー
中小企業大学
中小企業にとってのオフィス環境と大企業におけるオフィス環境とは異なる。では、中小向けのオフィスとはいかなるものか。そこで、まず大企業と中小のオフィス構造の違いと、あるべき中小のオフィス環境作りを提言。その後、中小のオフィス程、コミュニケーションが密なわけだから、それを阻害する要因を作ってはならいことを講義。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1988年
5月
いづみや勉強会
いづみや・プラス(株)
ここでは、主に、オフィス家具サプライヤー向けとして、どのような環境をユーザーに提案するべきか講義。
まず、単に家具を供給する立場を改め、環境を提案する意識を高めることを提言。そして、コミュニケーションの効率化こそがオフィス環境の効率化であり、オフィス家具とは元来それを活性化するものであると指摘。単なる、デスクをレイアウトするオフィス作りを批判する。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスの音・光・空気環境」
/ 1988年
8月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講義。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスの音・光・空気環境」
/ 1989年
1月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講義。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講義第2回。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスの音・光・空気環境」
/ 1989年
9月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講義。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講義の第3回。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1989年
9月
PFI勉強会
プラス(株)
オフィス環境における、オフィスプランニングとそのデザイン・ノウハウを講義。
特に、迷路動線から、庭園の引用、そして、放射動線と回廊動線の引用など、具体的な手法を紹介しつつ、同時に明日のオフィス環境の姿を予測。
具体的な事例も紹介。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1990年
3月
勧業角丸証券勉強会
プラス(株)
コンピュータの登場によって、いかに私たちのオフィス環境、並びにハードウェアが変わってきたか。そして変わっていくのか。それらを俯瞰しながら、ネットワーク時代における仕事のあり方とそのデザインを予測。
特にバーチャルなオフィスが台頭してくる未来のオフィスを提言。今で言う、モバイル・ワーカーの台頭も予測。そのためのハードウェアの必要性を講義。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1990年
7月
コニカ勉強会
コニカ・プラス(株)
コンピュータのハードウェアの製作にシフトしつつあったコニカの社員向けの講義。
まず、オフィスの歴史、ならびにオフィス環境の歴史を俯瞰し、結局、オフィスとはコミュニケーションの活性化させる場所であることを理解してもらう。
その後、それを活性化する装置(家具)とは何か、また、それを作ることとはいかなる意味があるのかを話す。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスの音・光・空気環境」
/ 1990年
9月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講義。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講義の第4回。
講義・講演・シンポジウム等高度情報通信都市・計画シンクタンク会議「ニューワーカーが創るまち」
/ 1991年
3月
(社)日本都市計画学会
パネリスト:成田由紀子、松村徹 他
都市とオフィスの関係を明日のオフィス環境を絡ませながら考察。
コンピュータが普及し、ネットワークが常識化されてくると、現行のオフィス(建築)スタイルは根本から問い直す必要性が出てくる。では、新しいオフィスの建築とはいかなるものか。また、空間という思考そのものが再考されるべきことに言及。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境を考える」
/ 1991年
8月
白水社デザイナー勉強会
(株)白水社
商業建築等、主にオフィス環境に携わらないデザイナー、施工者向けの講義。
まず、オフィスの歴史、オフィス家具の歴史、ワークプレースの認識の違い等を話した後、具体的なオフィスの事例を紹介しながら、同時に明日のオフィスのあるべき姿を提言。
最後に、これからオフィスをデザインする人たちへの心構え等を講義。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスの音・光・空気環境」
/ 1991年
9月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講義。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講義の第5回。
講義・講演・シンポジウム等「環境対策」「快適性の演出」
/ 1992年
1月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
単なる人間工学的なオフィス環境の向上ではなく、より認知工学的な環境の向上。そのための知識、ノウハウ、事例を紹介。
また、快適性にも工学的な側面と、心理的な側面があることを指摘し、工学的な側面と心理的な側面の統合こそがオフィス作りの根幹であることを指摘。
以上の具体的な事例を日本国内外から抜粋して見せる。
講義・講演・シンポジウム等「環境対策」「快適性の演出」
/ 1992年
7月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
単なる人間工学的なオフィス環境の向上ではなく、より認知工学的な環境の向上。そのための知識、ノウハウ、事例を紹介。
また、快適性にも工学的な側面と、心理的な側面があることを指摘し、工学的な側面と心理的な側面の統合こそがオフィス作りの根幹であることを指摘。
以上の具体的な事例を日本国内外から抜粋して見せる。
上述の講義の第2回。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス・プランニング」「スペース計画」
/ 1992年
9月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィスプランニングは単なるオフィスレイアウトではない。つまり、単にデスクを並べて終わるものではない。
オフィスプランニングとはその実、人と人との関係を問い直し、コミュニケーションを作り、そして抑制するものである。
また、コミュニケーションにはノンバーナル(非言語コミュニケーション)もあることを指摘。むしろ、ノンバーナルなコミュニケーションが必要な場もあり、その具体例を紹介。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス・プランニング」「スペース計画」
/ 1992年
12月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィスプランニングは単なるオフィスレイアウトではない。つまり、単にデスクを並べて終わるものではない。
オフィスプランニングとはその実、人と人との関係を問い直し、コミュニケーションを作り、そして抑制するものである。
また、コミュニケーションにはノンバーナル(非言語コミュニケーション)もあることを指摘。むしろ、ノンバーナルなコミュニケーションが必要な場もあり、その具体例を紹介。
上述の講義の第2回。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスのインテリア・デザインについて」
/ 1992年
9月
NTT建築研修会
NTT
日本ではスケルトン渡しが出来ないため、多くの場合、出来合いのオフィス・インテリアをユーザーが使うのが普通である。
その結果、凡庸なインテリアが日本のオフィスを埋めてしまうことになった。
それをまず、批判し、いかにヒューマンなインテリアを作るべきか、主に欧米のオフィスを紹介しながら、明日の日本のオフィス・インテリアを考える。
講義・講演・シンポジウム等「研修センターにおけるスペース研究」
/ 1993年
4月
ミリケン・ジャパン・セミナー
ミリケン・ジャパン(株)
オフィス・インテリアにおけるタイルカーペット・デザインの可能性とその効果を、研修センターを事例に紹介しながら、エリア表示、心理的効果、色彩効果、コミュニケーション効果を考える。
また、日本のオフィス・インテリアでなかなかデザイン出来ない現状を紹介しながら、唯一自由なデザインの可能性があるタイルカーペットに関して言及。
講義・講演・シンポジウム等「環境対策」「快適性の演出」「スペース環境に関する知識」
/ 1993年
7月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィスの環境対策とは、単なる環境工学的な対策だけではなく、心理的な環境心理学を考慮しなければならない。また、快適性にも工学的な側面と心理的な側面があることを指摘しながら、オフィス・デザインの実践を紹介。また、オフィスとは単なるスペースなのではなく、ヒューマン・スペースであることを指摘し、今世紀の近代建築が作り出した「空間」を再考する。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1993年
9月
オフィス環境システムズ勉強会
オフィス環境システムズ・プラス(株)
様々なオフィスプランニングの事例を紹介しながら、明日のオフィス環境を考える。
特に、ナレッジワーカーのためのオフィス環境に関して考察。
ナレッジワーキングは企業を問わず、共通した業務フローがある、その5つのパターンを紹介しながら、その5つに呼応した空間作りの必要性とその事例を紹介。創造性と生産性を考える。
講義・講演・シンポジウム等「環境対策」「快適性の演出」「スペース環境に関する知識」
/ 1994年
1月
オフィスデザイナー養成講座
ニューオフィス推進協議会
オフィスの環境対策とは、単なる環境工学的な対策だけではなく、心理的な環境心理学を考慮しなければならない。また、快適性にも工学的な側面と心理的な側面があることを指摘しながら、オフィス・デザインの実践を紹介。また、オフィスとは単なるスペースなのではなく、ヒューマン・スペースであることを指摘し、今世紀の近代建築が作り出した「空間」を再考する。
上述の講演の第2回。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境について」
/ 1995年
3月
プラス音羽倶楽部研修会
プラス(株)
ナレッジワーキングの5つの業務フローを紹介しながら、その具体的な空間設計を紹介。
また、ナレッジワーカーの台頭と、最終的には空間に分散化していくオフィス環境を予想し、それらを阻害している要因や、考えられる問題とその解決法等紹介。
また、分散化しない場合のオフィスにおけるナレッジワーキングを考える。
上述の講義の第3回。
講義・講演・シンポジウム等「オフィスのバリアフリー:インタラクティブ時代のオフィス環境」
/ 1995年
11月
JIA宮城 技術勉強会
新日本建築家協会
バリアフリーとユニバーサル・デザインの違いを述べながら、ともすれば、特定の障害者優先になりやすいバリアフリー・デザインを批判し、よりユニバーサルなデザインを提唱する。
また、それを考えていくと、結果的に、空間を超えたユニバーサル・デザインが求められ、インタラクティブなコミュニケーション空間作りが求められていることが見えてくる。
講義・講演・シンポジウム等「最近のオフィスの潮流」
/ 1996年
2月
NTTファシリティーズ勉強会
(株)NTTファシリティーズ
現代のオフィス環境の歴史を19世紀のアメリカにその起源があることを紹介し、日本とアメリカではオフィスの歴史的差異に100年の違いがあることを指摘。
特にタイプライターとコンピュータの導入の経緯が全く同じであることを紹介しながら、文章の定型化とそのデータ化に同じく100年の歴史的差異があることを指摘。いかに、日本のファイリングがおそまつか、その歴史から問いただす。
講義・講演・シンポジウム等「NEXT OFFICE」
/ 1999年
11月
デザイナーズ・セミナー
(株)内田洋行
オートポイエーシスとオフィス、特に企業組織の関係を考える。
自己組織化する有機的な組織体系と近未来の企業組織の体系が似ていることを指摘しながら、では、自己組織化する有機的な組織にハードウェアとしての家具や環境が対応しきれるのか考察。
同時に電通新社屋プロジェクトで考察したプランニング論を紹介。
講義・講演・シンポジウム等「NEXT OFFICE」
/ 1999年
11月
デザインセンター勉強会
プラス(株)
サブサンプション・アーキテクチュアとしてのオフィス。それは、分散化された周縁の集積するオフィスである。その時中央からの命令で周縁は動くのではなく、周縁の決定の集積が全体を決定する。そのような組織体系と具体的なオフィス環境を考える。
また、自在に自己組織化する家具設計とそのプロトタイプを紹介し、半固定的な家具の提案を行う。
講義・講演・シンポジウム等「NEXT OFFICE」
/ 2000年
3月
デザインセンター勉強会
プラス(株)
電通プロジェクトにおけるプランニング論を紹介しながら、未来のオフィス環境とその設計手法を考える。
近未来のオフィスでは、自在に空間を選択し、自在にそこにワークプレースを構築していく。そのようなオフィスと家具のあり方を具体的なプロジェクトを通して紹介しながら、オフィスプランニングと家具の具体的イメージを紹介。
講義・講演・シンポジウム等「NEXT OFFICE」
/ 2000年
11月
三菱商事新本社勉強会
内田洋行
日本で何故、SOHOが定着しないのか。それは、住宅の形式がそもそも、オープンなものではなく、きわめて閉鎖的なプライバシー空間として発達してきた経緯を紹介。
そのために、住宅形式の維新とSOHOは密接な関係にあることを指摘しながら、センターオフィスと、分散化されたSOHOの関係を考察。事例を紹介しながらオフィス環境の変化を俯瞰する。
講義・講演・シンポジウム等「NEXT OFFICE」
/ 2001年
10月
デザイナーズ・セミナー
富士通ワコーコ
フランク・ダフィのコミュニケーションのフローと企業のフォーマル度によるオフィス環境の定義を批判し、現在では、全ての業務がコンピュータ化されていることから、業務別の空間の差異は無効化していることを指摘。そこから、業務フローの有機度合いと、コミュニケーションの複合の違いからあらたな空間のスタンダードを提案。
そのスタンダードのキー・パフォーマンス・インディケーターを考察。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境の変遷01」
/ 2007年
8月
プラス・営業・デザイナー研修会
プラス
19世紀を中心としたオフィス環境の編成を主にアメリカを中心に俯瞰する。
同時に、コンピュータの歴史をみながら、データ化という作業がいかにオフィス環境に影響を与えたかを考える。
講義・講演・シンポジウム等「オフィス環境の変遷02」
/ 2007年
8月
プラス・営業・デザイナー研修会
プラス
20世紀から戦後までのオフィス環境の変遷を俯瞰する。
また、1980年以降の地主のオフィス・デザインを紹介しながら、オフィス・デザインの思想の変遷を同時に俯瞰する。
その他
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資格、免許
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特許等
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実務経験を有する者についての特記事項
プラス(株)に在籍中の実績
/ 1981年
4月
~
1987年
3月
主にオフィス・プランニングの実務。オフィス環境の研究に従事した。
【著書】ビジネスエアコンセールスプロモーションブック
/ 1985年
9月
いんぷっと刊
共著
オフィス環境における、様々なハード&ソフトを解説。
分担執筆:吉村実、渡辺義博、他
197頁~200頁
第2章「オフィス・プランニングへの提言」担当
これからのオフィス・プランニングを中心に解説。(再掲)
【著書】’87経営維新
/ 1987年
2月
講談社刊
共著
これからのオフィス環境等を解説した著書。
分担執筆:糸川英夫、小島正興他
156頁~157頁「快適なオフィス環境を考える」担当。
快適なオフィス環境とは、結局、生活環境としての快適性が満たさなければならないと指摘。これからのオフィス作りを提言。(再掲)
【エッセイ】「ショップ プリントボーイ」
/ 1984年
10月
ジャパンインテリア ’84 10月号
インテリア出版
単著
ショップ「プリントボーイ」を通して、ポストモダニズムの引用の手法を述べる。
引用とは、かつて存在した建築エレメントを現代の脈絡の中で再編し、全く新しい意味を獲得させ、新しいコミュニケーション・ツールとしての建築を目指したものである。
ここでは、引用の手法を使用してデザインした当ショップの意味を解説している。
掲載71頁〜74頁
【エッセイ】「新オフィス・プランニング例 幾何的なものと迷路的なものとの統合」
/ 1985年
8月
事務と経営 ’85 8月号
(社)日本経営協会
単著
オフィス・プランニング論。それまでの日本のスタンダードであった対向島型を批判し、年功序列ではなくコミュニケーションを活性化するためのデスクレイアウトを提唱。
そのため、全体を管理するための幾何的プランと、コミュニケーション活性化するための迷路プランの統合を提唱している。日本型オフィスランドスケープの提唱でもあった。
掲載68頁~70頁
【エッセイ】「オフィス・プランに迷路を」
/ 1986年
1月
ビル管理レポート ’86 1月号
社会環境研究所
単著
何故、オフィスに迷路的な動線が必要なのか。
ここでは、アンドレア・グーランが提唱した、放射空間と回遊空間を引用し、古くから、私たちの作る空間が、世界を把握するため幾何的に作る場合と、自然発生的に迷路的に作る場合を述べ、これからのオフィスには、むしろ迷路的な動線がふさわしいことを提唱。具体的なモデルを提示。
掲載15頁
【エッセイ】「光/照明」
/ 1986年
3月
NAND ’86 NO2
オフィス環境研究所
単著
オフィスの中にあって、照明は不可欠な装置である。しかしながら、多くの場合、照度、輝度に代表さえる、環境工学的な側面のみで語られてきた。
ここでは、アンビエント・ライトに代表される環境化された照明計画を中心に、心理的、認知工学的な照明計画を提唱している。
掲載16頁~19頁
【エッセイ】「マテリアル」
/ 1986年
8月
NAND ’86 NO3
オフィス環境研究所
単著
近代デザインの中心的テーマは素材の維新であった。
特に、建築ではガラス、コンクリート、鉄の3種類を中心に新しい素材からイメージされる造形を創造してきた。
その延長に、現代のオフィス・インテリアがあるわけだが、しかしながら、結果的にそれではあまりに機械的な空間となってしまう。そこで、よりヒューマンなオフィス・インテリアを作るための手法を展開している。
掲載16頁~19頁
【作品】インテリア・デザイン プリントボーイ渋谷店
/ 1984年
7月
東京都渋谷区
渋谷に建てた、「プリントボーイ渋谷店」のインテリア・デザイン。
当時の「引用」の手法を借りながら、単なる古典建築のエレメントの踏襲ではなく、別の引用先のメタファが重なって見えるデザインを考えた(例:イオニア柱とトンボの眼)。
施工:プラス、イノウエインダストリィーズ
掲載誌:「ジャパンインテリア」’84 10月号インテリア出版 掲載71頁〜74頁「インテリア・ベストコレクション1」グラフィック社 掲載203頁
【作品】インテリア・デザイン’84オフィス環境展PLUSブース
/ 1984年
9月
東京都大田区
「オフィス環境展」のためPLUSブースを担当。主に、主力商品だったシステム家具「VOICE」を中心に、展示什器と製品が一体化する方向を考えた。
また、新たに照明器具をデザイン。
施工:プラス
【作品】家具デザイン PLUS ANNEX インテリア内・家具デザイン
/ 1985年
4月
東京都文京区
プラス本社別館のための家具デザイン。
「トランジット・ラブ・チェア」「リフレッシュ・テーブル&チェア」を制作。
前者は、通路状で出会った二人のワーカーがそのまま通り過ぎるのではなく、その場でコミュニケーションを計れるような装置として提案した。
後者は、リフレッシュ・ブースのためのミニマムなシステム家具。その後、PLUSのオーダー製品となった。
素材:スチール、集成材。
製作:イノウエインダストリィーズ
【作品】インテリア・デザイン PLUS 東京支店インテリア・デザイン
/ 1985年
12月
東京都豊島区
PLUSのリニューアルされた東京支店のインテリア・デザイン。展示什器(家具)のデザイン、床のパターン・デザイン、デスク・プランニング、色彩計画を担当。
島忠徳が担当した全面シームレス・ルーバー天井に呼応して、全体を白い色調で、抽象的に表現。柱だけを青くし強調した。
また、ショールームも隣接し、そこの什器もデザイン。床面はマレビッチのパターンを引用。
施工:安藤建設、プラス
家具製作:イノウエインダストリィーズ
島忠徳と共同
【作品】オフィス・プランニング 丸井本社 オフィス・プランニング
/ 1986年
6月
東京都中野区
中野にある、丸井本社ビルのオフィス・プランニング。
とにかく商談が多く、デスクでの執務はむしろ少ないという事情から、一般執務デスクはフリーアドレスとし、商談テーブルと商談ブースを中心としたオフィス・プランニングの提案。また、将来そのオフィスの管理者になるであろう若手中心のプロジェクト・チームを組み、彼らに責任を持って計画させるという手法を展開した。
プラス(株)と共同
施工:プラス
【作品】インテリア・デザイン ダイヤルサービス
/ 1986年
9月
東京都渋谷区
原宿にある「ダイヤルサービス」のインテリアデザイン。マンション内のデザインのため制約も多く、現況復帰をはたすため、家具を中心にデザインを展開。まるべく駆体をいじらないよう努めた。
また、女性中心の企業であったが、むしろ、それを全面に押し出したくない、つまり、女性でも男性と対等に仕事が出来るという企業趣旨から、ユニセックスな「黒」を中心に色彩計画を行う。
施工:プラス
家具製作:イノウエインダストリィーズ
【作品】インテリア・デザイン オリベッティ・シンテシス・ショールーム
/ 1986年
9月
東京都港区
イタリアの家具メーカー「オリベッティ・シンテシス」のためのショールーム・デザイン。
イタリアの家具メーカーであったため、抽象的な古典建築のエレメントを引用し、ミニマムに表現した。
ポストモダンなデザイン・イメージ(形態ゲーム)にならないよう、注意して、黒をメインとして落ち着いたデザインを心がけた。
施工:プラス
【講演】「オフィス環境整備への新しい視点」
/ 1985年
2月19日
OA化月例セミナー
(社)日本オフィス・オートメーション協会
OA化されたオフィス環境に必要な、ハードウェア並びにソフトウェアを講演。
ただし、ここでは単なるハードウェア的な整備を施すだけではなく、よりヒューマンな「環境」としてのオフィス環境の整備を提案。つまり、環境工学としての「環境」ではなく、人間が中心の「環境」の提言を行った。
同時に具体的な事例を紹介しつつ、明日のオフィスを予測。(再掲)
その他
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◆著書
ビジネスエアコンセールスプロモーションブック
/ 共同 / 1985年
9月
オフィス環境における、様々なハード&ソフトを解説。
分担執筆:吉村実、渡辺義博、他
197頁-200頁
第2章「オフィス・プランニングへの提言」担当
これからのオフィス・プランニングを中心に解説。(再掲)
【発行所/発表場所】
いんぷっと
’87経営維新
/ 共同 / 1987年
2月
これからのオフィス環境等を解説した著書。
分担執筆:糸川英夫、小島正興他
156頁-157頁「快適なオフィス環境を考える」担当。
快適なオフィス環境とは、結局、生活環境としての快適性が満たさなければならないと指摘。これからのオフィス作りを提言。(再掲)
【発行所/発表場所】
講談社
オフィスの夢〜集合知:100人が語る新世代のオフィス
/ 共同 / 2009年
9月10日
編集委員会委員
表紙デザイン担当
執筆
p44〜45「燦・産・讃 hear it comes ♪」
p276~277「集合知と脱走知」
【発行所/発表場所】
新世代オフィス研究センター
オフィス環境プランニング総覧
/ 共同 / 1994年
10月31日
編集委員担当
執筆
p35〜p60「オフィスの変遷と形態」
p82〜p95「ヒューマンファクターとオフィス」
【発行所/発表場所】
フジ・テクノシステム
NEO BOOK 2「経営とオフィスの新しいかたち」
/ 共同 / 2010年
8月6日
編集委員会委員として、デザイン、執筆、監修等に参加。
【発行所/発表場所】
新世代ワークプレイス研究センター
NEO BOOK 3「仕事をより面白くするオフィス」
/ 共同 / 2011年
8月1日
編集委員会委員として、デザイン、執筆、監修等に参加。
【発行所/発表場所】
新世代オフィス研究センター
NEO BOOK 5「消えゆく境界、つながりのデザイン」
/ 共同 / 2013年
12月
編集委員会委員として、デザイン、執筆、監修等に参加。
【発行所/発表場所】
NEO BOOK 4 「これからの働き方とワークプレイス」
/ 共同 / 2013年
8月
編集委員会委員として、デザイン、執筆、監修等に参加。
【発行所/発表場所】
◆学術論文
「オフィス断章」
/ 1992年
3月
1頁-10頁
本論文では、オフィスの現代と未来を俯瞰しながら、オフィス環境が単なる労働空間(作業空間)ではないことを指摘。つまり、創造空間としてのオフィスを提唱している。
また、新しいオフィス作りの手法を紹介しながら、オフィスをどのように捉え、作っていくべきか具体的に提唱している。
【発行所/発表場所】
造形学研究11号 東京造形大学
「快適なオフィスの設計」
/ 1993年
4月
63頁〜67頁
分担執筆:松本三紀雄、吉村実
創造業務とその生産性を脳波を使って計測することを試みる。主に、アルファ波の計測から、人間が創造(発想)している時を観測する。
また、この創造を活性化する環境提案を試みる。
地主は、この創造を活性化する環境の仮説を執筆した。
【発行所/発表場所】
人間工学 vol29 NO.2人間工学会
「19世紀アメリカのオフィス」
/ 1993年
7月
107頁〜119頁
本論文では、現代のオフィス環境の原点をアメリカの19世紀のオフィスと捉え、また、ほとんどの現行のオフィス家具の形式は、この時代の東部アメリカの家具メーカーが創造していることを確認。
また、ファイリングの背景にタイプライターによる文字のスタンダード化とデータ化が不可欠で、その結果、ビジネスのスタンダード化が可能だったことを指摘する。
【発行所/発表場所】
造形学研究12号東京造形大学
会議環境における新しいコミュニケーションメディアに関する研究
/ 2009年
12月
メモを外化するTopic Visualizerの開発。
岡田佑介,坂口和敏,仲隆介,野谷香織,松本裕司との共著。
【発行所/発表場所】
日本建築学会 第32回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集, pp.49-54
トピックビジュアライザーを組み込んだ会議環境に関する研究
/ 2008年
8月
茅原拓郎、小橋真哉、坂口和敏、、仲隆介松本裕司、本江正茂との共著。
【発行所/発表場所】
2008年度日本建築学会大会学術講演梗概集, E-1分冊建築計画Ipp.291-292
トピックビジュアライザーを組み込んだ会議環境に関する研究(その2)
/ 2009年
8月
メモを外化するトピックビジュアライザーの開発。
岡田佑介, 坂口和敏, , 仲隆介松本裕司, 本江正茂との共著。
【発行所/発表場所】
トピックビジュアライザーを組み込んだ会議環境に関する研究(その3)
/ 2009年
8月
発話分析・共起ネットワーク分析による評価。
岡田佑介, 茅原拓朗,谷口美虎人, , 仲隆介松本裕司との共著。
【発行所/発表場所】
2009年度日本建築学会大会学術講演梗概集, E-1分冊建築計画I、pp.535-536
◆その他
【学会・研究等発表】
「新時代の企業組織体系とオフィスの設計・配置について」 / 1991年
7月17日
ネットワークの登場によって、ハイアラーキーな企業の組織体系は変化していくという前提で、では、ハイアラーキーな組織が解体された後に続く組織体系とは?そして、それによってオフィス環境はどう変わるのか。
おそらく、近未来のオフィスはフラットな組織のもと、中間管理職もそのあり方が問われ、あらたな組織、新たなオフィス環境が求められる。それらを具体的に提言。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
月例懇談会(社)日本都市計画学会
「オフィスの歴史的変遷について」 / 2007年 3月3日
オフィス環境変遷体系研究部会・チームXリーダーとして、19世紀から1960年のオフィスランドスケープまでの歴史的変遷を発表。
カウンティングハウスと呼ばれたオフィスの時代から、世界恐慌の監視型オフィス〜民主的なオープンオフィスまでを俯瞰。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会第8回大会
森化し廃虚化するオフィス
/ 共同 / 2012年
9月25日
~
2012年
9月29日
オフィスからワークプレイスに向かう「場所選択可能な革新されたオフィス」のパネル展示、ならびにプレゼンテーションを行った。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代オフィス研究センター
「フリーアドレス再考」
/ 単独 / 2013年
5月23日
ワークプレイス・デザイン連続ゼミナールの第1回の中で「フリーアドレス再考」を発表。
現在、多くの企業で採用されている「フリーアドレス」に関し、その出自、現代的意味、将来的意味を俯瞰する。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本建築学会
「商業施設の『現物性』『劇場性』『教育性』」
/ 単独 / 2014年
9月5日
EC(eコマース)が台頭するインターネット時代の物理商空間の役割とは何かを、商空間の「現物性」「劇場性」「教育生」をキーワードに展望する。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本商業施設学会
【研究発表論文】
オフィスとワークプレイスの定義
/ 単独 / 2009年
8月27日
2009年度日本建築学会(東北)における研究協議会資料のために執筆。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本建築学会 情報システム技術委員会 研究協議会資料 p37〜38
テーマ:オフィスからワークプレイスへ(
/ 単独 / 2013年
1月
『JFMAジャーナル』173号寄稿論文。旧態的なオフィスとナレッジ・ワーキングのためのワークプレイスの違いを歴史的な側面も俯瞰しつつ論じている。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会
19世紀のオフィス・デスク
/ 単独 / 2017年
10月
日本オフィス学会誌第9巻・第2号掲載。19世紀のアメリカのオフィス・デスクに関し、その歴史的変遷を論じている。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会
明日のオフィスとしてのワークプレイス
/ 単独 / 2018年
5月
ヒューマンインタフェース学会誌 Vol.20 No.2寄稿論文。今日のオフィスの問題と明日のワークプレイスの展望を解説している。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ヒューマンインタフェース学会
【コーディネート・アドバイザー】
富士ゼロックス R&D スクエア オフィスインテリア
/ 単独 / 2009年
9月
富士ゼロックス R&Dスクエアのオフィスインテリアに関し、日建設計マネジメントソリューションズからの依頼によりコンサルティングを行う。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日建設計マネジメントソリューションズ(株)
「みんなの仕事場」リニューアル
/ 単独 / 2010年
6月
~
2011年
2月
アスクルがWEB上で展開する「みんなの仕事場」のリニューアルに関するコンサルティング。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
アスクル(株)
旭化成ケミカルズ・ワークショップ
/ 共同 / 2011年
11月
KIROよりの依頼により、旭化成ケミカルズのオフィス計画のアドバイザーとして参加。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
KIRO(株)
本田技研工業プロジェクト
/ 共同 / 2011年
11月26日
本田技研工業のワークプレイスに関しての意思構築に向けてのコンサルティングに参加。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
KIRO(株)
【イベント・学会等の企画・運営等】
第13回日本オフィス学会大会
/ 共同 / 2012年
9月8日
大会企画を大会運営委員として参加。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会
第14回日本オフィス学会大会
/ 共同 / 2013年
9月7日
大会企画運営を運営委員として参加。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会
第13回日本商業施設学会大会
/ 共同 / 2014年
9月5日
~
2014年
9月6日
大会運営委員長として参加。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本商業施設学会
【作品・作品紹介・作品掲載等】
インテリア・デザイン プリントボーイ渋谷店
/ 単独 / 1984年
7月
渋谷に建てた、「プリントボーイ渋谷店」のインテリア・デザイン。
当時の「引用」の手法を借りながら、単なる古典建築のエレメントの踏襲ではなく、別の引用先のメタファが重なって見えるデザインを考えた(例:イオニア柱とトンボの眼)。
施工:プラス、イノウエインダストリィーズ
掲載誌:「ジャパンインテリア」’84 10月号インテリア出版 掲載71頁〜74頁「インテリア・ベストコレクション1」グラフィック社 掲載203頁(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都渋谷区
インテリア・デザイン ’84オフィス環境展PLUSブース
/ 単独 / 1984年
9月
「オフィス環境展」のためPLUSブースを担当。主に、主力商品だったシステム家具「VOICE」を中心に、展示什器と製品が一体化する方向を考えた。
また、新たに照明器具をデザイン。
施工:プラス(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都大田区
家具デザイン PLUS ANNEX インテリア内・家具デザイン
/ 単独 / 1985年
4月
プラス本社別館のための家具デザイン。
「トランジット・ラブ・チェア」「リフレッシュ・テーブル&チェア」を制作。
前者は、通路状で出会った二人のワーカーがそのまま通り過ぎるのではなく、その場でコミュニケーションを計れるような装置として提案した。
後者は、リフレッシュ・ブースのためのミニマムなシステム家具。その後、PLUSのオーダー製品となった。
素材:スチール、集成材。
製作:イノウエインダストリィーズ(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都文京区
インテリア・デザイン PLUS 東京支店インテリア・デザイン
/ 共同 / 1985年
12月
PLUSのリニューアルされた東京支店のインテリア・デザイン。展示什器(家具)のデザイン、床のパターン・デザイン、デスク・プランニング、色彩計画を担当。
島忠徳が担当した全面シームレス・ルーバー天井に呼応して、全体を白い色調で、抽象的に表現。柱だけを青くし強調した。
また、ショールームも隣接し、そこの什器もデザイン。床面はマレビッチのパターンを引用。
施工:安藤建設、プラス
家具製作:イノウエインダストリィーズ
島忠徳と共同(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都豊島区
オフィス・プランニング 丸井本社 オフィス・プランニング
/ 共同 / 1986年
6月
中野にある、丸井本社ビルのオフィス・プランニング。
とにかく商談が多く、デスクでの執務はむしろ少ないという事情から、一般執務デスクはフリーアドレスとし、商談テーブルと商談ブースを中心としたオフィス・プランニングの提案。また、将来そのオフィスの管理者になるであろう若手中心のプロジェクト・チームを組み、彼らに責任を持って計画させるという手法を展開した。
プラス(株)と共同
施工:プラス
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都中野区
インテリア・デザイン ダイヤルサービス
/ 単独 / 1986年
9月
原宿にある「ダイヤルサービス」のインテリアデザイン。マンション内のデザインのため制約も多く、現況復帰をはたすため、家具を中心にデザインを展開。まるべく駆体をいじらないよう努めた。
また、女性中心の企業であったが、むしろ、それを全面に押し出したくない、つまり、女性でも男性と対等に仕事が出来るという企業趣旨から、ユニセックスな「黒」を中心に色彩計画を行う。
施工:プラス
家具製作:イノウエインダストリィーズ(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都渋谷区
インテリア・デザイン オリベッティ・シンテシス・ショールーム
/ 単独 / 1986年
9月
イタリアの家具メーカー「オリベッティ・シンテシス」のためのショールーム・デザイン。
イタリアの家具メーカーであったため、抽象的な古典建築のエレメントを引用し、ミニマムに表現した。
ポストモダンなデザイン・イメージ(形態ゲーム)にならないよう、注意して、黒をメインとして落ち着いたデザインを心がけた。
施工:プラス(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都港区
インテリア・デザイン プルデンシャル生命保険
/ 共同 / 1987年
8月
アメリカの保険会社「プルデンシャル」の日本法人本社のインテリアデザイン。
主に、全体計画と社長室、特注家具のデザインを担当した。
特に、アメリカで長く生活した社長室は、アメリカのプルデンシャルの社長室よりいいものをという要望から、アメリカの社長室の家具を参考にしながらも色や機能面で工夫を凝らした。
プランニング担当:プラス
施工:プラス
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都千代田区
家具デザイン システム家具 JUST IN TIME
/ 単独 / 1987年
10月
そもそもはオフィス環境展のためにデザインしたシステム家具。その後、製品化のため検討される。
デスクに向かうワーカー、デスクを必要とせず、社外で活動するワーカー、そしてその中間のワーカーというように、実際には様々なワークスタイルが企業内に存在している。
そのような、様々なスタイルを持ったワーカーに対応出来る家具の提案。
素材:スチール
製作:イノウエインダストリィーズ
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
神奈川県横浜市
インテリア・デザイン 富士ゼロックス 横浜ショールーム
/ 単独 / 1988年
9月
富士ゼロックスの横浜ショールームのインテリアデザイン。
コンピュータの展示、コピー機の展示、コピー・サービスの3つの機能を統合した。
特にショールームはライブ・ショールーム的に展示し、リアルな近未来のオフィス・シーンを表現した。
後にデザインするセネット・センターの前身的作品。
施工:プラス、丹青社
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
横浜市中区
インテリア・デザイン PLUS 東京支店
/ 共同 / 1988年
9月
PLUSの東京支店駒込のインテリア・デザイン。
各階毎に異なる床面のパターン・デザインを展開した。特に、エレベーターから降りた際に、そこが何階なのかを瞬時に理解してもらうための手法として展開。
オフィス・プランニング担当:PLUS
施工:プラス
掲載誌:「日経アーキテクチュア」’88 10ー3日経BP社 掲載102頁〜106頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都豊島区
インテリア・デザイン KSPセネット・センター
/ 共同 / 1989年
9月
インセンティブ・オフィスの一環としてデザイン、提案。
富士ゼロックスの営業所、同コピーセンター、昭和リースという、異なる業種が一体化した空間に同居するもの。それにより、偶発的なコミュニケーション、情報交換を期待し、サテライト・オフィスの可能性を模索した。
施工:プラス
掲載誌:「インテリア・ベストコレクション4」グラフィック社 掲載20頁〜27頁「NAND」’90 NO8オフィス環境研究所 掲載8頁〜19頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
川崎市高津区
インテリア・デザイン ASK
/ 単独 / 1989年
10月
名古屋の公認会計士事務所ASKのインテリア・デザイン。
現在ある家具は生かし、それ以外は一部補充しながら全面造作家具で展開した。
迷路的な動線を施しながらも、来訪者の動線と、内部のワーカー動線は明確に識別させ、相互に交錯しないように配慮した。
施工:プラス
掲載誌:「NAND」’90 NO8オフィス環境研究所 掲載8頁〜19頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
名古屋市中区
インテリア・デザイン EPIC SONY
/ 単独 / 1990年
9月
「エピック・ソニー」のためのインテリア・デザインとオフィス・プランニング。特に、エントランス・ロビーを中心にデザインを行った。そこでは、大理石タイルをインテリアに引き詰め、中央の大テーブルも同じ大理石タイルを使用した。
その後、移転したが、エントランス・ロビーのデザインのみは地主が担当した。
施工:プラス
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都港区
オフィス・プランニング 東京海上火災保険会社 大阪支店
/ 共同 / 1990年
12月
東京海上の大阪支店のオフィス・プランニング。
これは、オフィス環境研究所が提唱していた2,7mモデュールによる日本で初のオフィス・ビルであり、そのビル内のオフィス・プランニングをプラスと共同で行った。ビル同様、2,7モデュールによるオフィス・プランニングである。
基本プランニングを地主が、実施図面作成をプラスが行った。
プラス(株)と共同
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
大阪市中央区
インテリア・デザイン KSP創造型サテライト・オフィス
/ 単独 / 1991年
6月
ナレッジワーキングの業務プロセスを「グループによる問題提起」→「個人による検討」→「グループによる収束」→「ドキュメント化」→「プレゼンテーション」と想定し、それぞれの機能に対応した分散した装置空間をデザイン。将来のテレワーキングを想定した。
施工:飛島建設・プラス
掲載誌:「日経アーキテクチュア」’91 12-2日経BP社 掲載136頁-139頁「EYE-SPAN」VOL.8教育環境研究所 掲載14頁-15頁「JAPAN INTERIOR」VOL.4六耀社 掲載142頁-143頁「ZOKEI」東京造形大学 掲載97頁-99頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
川崎市高津区
オフィス・プランニング 東京海上火災保険会社 幕張第2本社
/ 共同 / 1992年
9月
幕張に建つ、東京海上第2本社ビル内のオフィス・プランニングをプラスと共同で行った。
大阪のプランニング同様のプランニングだが、ここでは2,7モデュールではなく、通常のモデュールであった。
そのた、大阪での2,7モデュールを汎用型にマイナー・チェンジし、基本プランを作成、全館の実施プランをプラスが担当した。
プラス(株)と共同
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
千葉市美浜区
インテリア・デザイン 東京海上MC投資顧問会社
/ 共同 / 1992年
9月
東京海上MCのインテリア・デザイン。オフィス・プランニングはプラスが、トレーディングルームの設備機器設計は三機工業が担当、地主は全体プランとインテリア・デザインを担当した。
東京海上の中でもソフトなイメージがある関連企業で、全体にソフトな感じのデザインを心がけた。
三機工業、プラス(株)と共同
施工:三機工業・プラス・三菱地所
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都千代田区
インテリア・デザイン セントラル・ホームズ
/ 単独 / 1992年
10月
名古屋にあるマンションを主体とした設計、施工会社のためのインテリア・デザイン。
営業セクション、設計・施工セクション、ヘッド・クォーター・セクションと別れたフロアそれぞれに異なるイメージのデザインを施した。
各フロアにはキッチン・コミュニケーションのための装置を設置し、営業フロアには天井照明を廃止するなど、通常のオフィスにはないデザインを試みた。
施工:セントラルホームズ
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
名古屋市中区
インテリア・デザイン NTTファシリティーズ東海支店
/ 単独 / 1996年
1月
NNTの建築設計セクションが独立したNTTファシリティーズの東海支店のためのインテリア・デザイン。
NTTファシリティーズの建築設計と共同で、特殊な天井の間接照明を設置し、それに対応したセンサー付タスク・ライトを同じくNTTファシリティーズと共同で設計し、各デスクに設置した。そして、そのセンサー照明を内蔵したタスクライト・タワーを軸に全体のプランを作成。
施工:NTTファシリティーズ・プラス
掲載誌:「ZOKEI」東京造形大学掲載 97頁-99頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
名古屋市熱田区
インテリア・デザイン アベノア・アジア
/ 単独 / 1998年
3月
帝国ホテルのオフィス・フロアの通常の客室2部屋分のスペースを使用したスモール・オフィスの設計。
いわゆるSOHOのためのデザイン。小さいオフィスに何を求めるのか。ここでは、4名のオフィスのために、精緻・親密・交流をキーワードに木製の家具を中心に全体を構成。既存家具との調和も配慮した。
施工:プラス
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京都千代田区
【講演会・シンポジウム・セミナー等】
「オフィス環境整備への新しい視点」
/ 単独 / 1985年
2月19日
OA化されたオフィス環境に必要な、ハードウェア並びにソフトウェアを講演。
ただし、ここでは単なるハードウェア的な整備を施すだけではなく、よりヒューマンな「環境」としてのオフィス環境の整備を提案。つまり、環境工学としての「環境」ではなく、人間が中心の「環境」の提言を行った。
同時に具体的な事例を紹介しつつ、明日のオフィスを予測。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
OA化月例セミナー(社)日本オフィス・オートメーション協会
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1988年
2月16日
~
1988年
2月17日
人間が中心のオフィスとは何か。それこそが明日のオフィスを考えることに他ならない。では人間中心のオフィスとは何か。それは、コミュニケーション中心のオフィスに他ならない。そこで、コミュニケーションと働く環境について講演。同時に、コミュニケーションの活性化するオフィス作りの事例紹介。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1988年
2月23日
中小企業にとってのオフィス環境と大企業におけるオフィス環境とは異なる。では、中小向けのオフィスとはいかなるものか。
そこで、まず大企業と中小のオフィス構造の違いと、あるべき中小のオフィス環境作りを提言。その後、中小のオフィス程、コミュニケーションが密なわけだから、それを阻害する要因を作ってはならいことを提言。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
中小企業大学セミナー中小企業大学
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1988年
5月20日
人間・情報・環境。この3つの関係をいかに有機的に統合し、コミュニケーションを活性化させるか。これこそがオフィス作りの根幹である。では、具体的にどのように作るか。
そこで、庭園を引用して、庭園を造ることが世界を認識する構図を紹介しつつ、庭園とランドスケープとしてのオフィス作りを提言。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
東京・晴海ビジネスショウ プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1988年
5月23日
ここでは、主に、オフィス家具サプライヤー向けとして、どのような環境をユーザーに提案するべきか講演。
まず、単に家具を供給する立場を改め、環境を提案する意識を高めることを提言。そして、コミュニケーションの効率化こそがオフィス環境の効率化であり、オフィス家具とは元来それを活性化するものであると指摘。単なる、デスクをレイアウトするオフィス作りを批判する。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
いづみや勉強会 いづみや・プラス(株)
「オフィス環境詩学」
/ 単独 / 1988年
6月7日
庭園としてのオフィス環境を日本で始めて導入したカネマツの新オフィス落成記念講演(オフィス設計=地主)。
まず、オフィス作りのコンセプトから、庭園そして迷路としてのオフィスの意味、必要性、その効果を講演。そして、一見無駄な動線計画や、デスク配置がいかにコミュニケーションに有効かを説明。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
(株)カネマツ
「オフィスの音・光・空気環境」
/ 単独 / 1988年
8月25日
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講演。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1988年
10月4日
オフィスのコミュニケーションにはラテラルなものとバーチカルなものがある。
前者はフォーマルなコミュニケーションであり、後者はインフォーマルなコミュニケーションである。
それらが両方相まってオフィスは出来上がる。そのためのノウハウ等を講演。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
名古屋ビジネスショウ プラス(株)
「オフィスの音・光・空気環境」
/ 単独 / 1989年
1月26日
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講演。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講演の第2回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィス・アウフヘーベン」
/ 単独 / 1989年
3月1日
~
1989年
3月2日
止揚するオフィス。それは、ワークプレースとしてのオフィスと生活環境としてのオフィスとのダイナミズムな関係に他ならない。
そこで、いかにその両者を共存させるか。しかし、それは単なる共存ではなく、いつ何時それらが逆転するかもしれないダイナミズムが必要となる。そして、最終的には、それらは止揚し、新たな「場」を獲得する。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1989年
4月25日
~
1989年
4月26日
西部デパートがオフィス環境に進出することを受けて、デパート・プロパー向けに行った講演。
オフィスの基礎的な話から明日のオフィスのあるべき姿までオフィス環境の概論を話す。また、具体的な事例を紹介しつつ、オフィス環境のデザインの基礎を提示。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
西武WAVE 西武デパート・プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1989年
5月30日
庭園としてのオフィスと迷路オフィスを紹介しながら、インフォーマルなコミュニケーションをいかに活性化させるか。そして、インフォーマルなコミュニケーションとフォーマルなコミュニケーションのダイナミズムがオフィスに必要と提言。具体的な事例も紹介しつつ、庭園オフィスを見せる。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
岡山プラス(株)
「オフィスの音・光・空気環境」
/ 単独 / 1989年
9月8日
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講演。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講演の第3回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィス環境について
/ 単独 / 1989年
9月27日
オフィス環境における、オフィスプランニングとそのデザイン・ノウハウを講演。
特に、迷路動線から、庭園の引用、そして、放射動線と回廊動線の引用など、具体的な手法を紹介しつつ、同時に明日のオフィス環境の姿を予測。
具体的な事例も紹介。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
PFI勉強会 プラス(株)
OFFICE FAIR `90「良い人材・良いオフィス」
/ 共同 / 1990年
1月25日
~
1990年
1月26日
パネリスト:若林明雄
迷路動線における心理的効果と、コミュニケーション空間としてのオフィスの関係を、心理学者の若林明雄氏と対談。
特に、無意識に歩きながらノンバーバルなコミュニケーションが活性化するのか。そして、それによって生産性が向上するのか議論。
また、良いオフィスとは何かをデザインの立場と心理学の立場から考察。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1990年
3月9日
コンピュータの登場によって、いかに私たちのオフィス環境、並びにハードウェアが変わってきたか。そして変わっていくのか。それらを俯瞰しながら、ネットワーク時代における仕事のあり方とそのデザインを予測。
特にバーチャルなオフィスが台頭してくる未来のオフィスを提言。今で言う、モバイル・ワーカーの台頭も予測。そのためのハードウェアの必要性を提言。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
勧業角丸証券勉強会 プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1990年
7月3日
コンピュータの登場によって、いかに私たちのオフィス環境、並びにハードウェアが変わってきたか。そして変わっていくのか。それらを俯瞰しながら、ネットワーク時代における仕事のあり方とそのデザインを予測。
特にバーチャルなオフィスが台頭してくる未来のオフィスを提言。今で言う、モバイル・ワーカーの台頭も予測。そのためのハードウェアの必要性を提言。
上述の講演の第2回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
横浜プラス会 プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1990年
7月23日
コンピュータのハードウェアの製作にシフトしつつあったコニカの社員向けの講演。
まず、オフィスの歴史、ならびにオフィス環境の歴史を俯瞰し、結局、オフィスとはコミュニケーションの活性化させる場所であることを理解してもらう。
その後、それを活性化する装置(家具)とは何か、また、それを作ることとはいかなる意味があるのかを話す。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
コニカ勉強会 コニカ・プラス(株)
「オフィスの音・光・空気環境」
/ 単独 / 1990年
9月14日
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講演。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講演の第4回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1990年
10月19日
ネットワークが近い将来、世界を結んでいくことを予測し、では、メットワーク化されたオフィス環境はどうなるのか?
特に、顔が見えないコミュニケーションで本当に仕事が出来るのか。また、それが可能であるとするなら、いかなるハードウェアが必要なのか。また、ハイアラーキーな組織もその時崩壊することから、その人事考課も問題となることを指摘。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NTT研究会 NTT・プラス(株)
情報化月間参加ニューオフィス・シンポジウム「機能とひとの調和」
/ 共同 / 1990年
11月10日
パネリスト:鵜澤昌和、吉澤均 他
地域社会におけるワークプレースとファシリティマネジメントの関係を考察。
特にサービス・レベル・アグリーメントをいかに構築し、告知出来るのか、そして、それをいかに無意識のレベルでユーザーに認知させるのかを考察。また、コミュニケーション空間としてのオフィスと地域社会の関係に言及。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日刊工業新聞社中国支社、中国通商産業局 他
高度情報通信都市・計画シンクタンク会議「ニューワーカーが創るまち」
/ 共同 / 1991年
3月6日
パネリスト:成田由紀子、松村徹 他
都市とオフィスの関係を明日のオフィス環境を絡ませながら考察。
コンピュータが普及し、ネットワークが常識化されてくると、現行のオフィス(建築)スタイルは根本から問い直す必要性が出てくる。では、新しいオフィスの建築とはいかなるものか。また、空間という思考そのものが再考されるべきことに言及。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
(社)日本都市計画学会
「オフィス環境を考える」
/ 単独 / 1991年
8月12日
商業建築等、主にオフィス環境に携わらないデザイナー、施工者向けの講演。
まず、オフィスの歴史、オフィス家具の歴史、ワークプレースの認識の違い等を話した後、具体的なオフィスの事例を紹介しながら、同時に明日のオフィスのあるべき姿を提言。
最後に、これからオフィスをデザインする人たちへの心構え等と提言。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
白水社デザイナー勉強会 (株)白水社
「オフィスの音・光・空気環境」
/ 単独 / 1991年
9月12日
オフィス環境における「音」「光」「空気」環境に関して講演。
特に、単なる環境工学としての「音」「光」「空気」ではなく、よりヒューマンな心理学的、行動学的な「音」「光」「空気」環境を提案。また、具体的なデザイン事例を紹介しつつ、明日のオフィス環境を語る。
上述の講演の第5回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「環境対策」「快適性の演出」
/ 単独 / 1992年
1月21日
単なる人間工学的なオフィス環境の向上ではなく、より認知工学的な環境の向上。そのための知識、ノウハウ、事例を紹介。
また、快適性にも工学的な側面と、心理的な側面があることを指摘し、工学的な側面と心理的な側面の統合こそがオフィス作りの根幹であることを指摘。
以上の具体的な事例を日本国内外から抜粋して見せる。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「環境対策」「快適性の演出」
/ 単独 / 1992年
7月15日
単なる人間工学的なオフィス環境の向上ではなく、より認知工学的な環境の向上。そのための知識、ノウハウ、事例を紹介。また、快適性にも工学的な側面と、心理的な側面があることを指摘し、工学的な側面と心理的な側面の統合こそがオフィス作りの根幹であることを指摘。
以上の具体的な事例を日本国内外から抜粋して見せる。
上述の講演の第2回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1992年
7月20日
明日のオフィスとは何か。それは、組織の改編、ネットワークの台頭、コンピュータの普及、小型化、社会認識の変化、労働感の変化等々、様々な問題が考えられる。
そこで、それらを一つ一つ紹介しつつ、それら一つが変化しただけで、その全体が変化することを話し、結果的に、それらが有機的に結ばれているオフィスの構造を話す。
また、オフィスビルの将来についても提言。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
リクルート・コスモス・モア
「地方都市とCI」
/ 単独 / 1992年
7月29日
地方都市と中央。この古典的でありながら、未だ存在する断絶についてオフィスを例にとりながらその未来を考える。
オフィスでは、ネットワークの台頭から中央集権的な組織、働き方は将来崩壊し、結果、分散、小型化していくことを指摘。そのため、近い将来、地方都市にその中心がやってくる可能性があることを指摘。
単なる周縁としての地方都市ではなく、あらたな中心としての地方都市を考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
岐阜県商工連合会
「オフィス・プランニング」「スペース計画」
/ 単独 / 1992年
9月2日
オフィスプランニングは単なるオフィスレイアウトではない。つまり、単にデスクを並べて終わるものではない。
オフィスプランニングとはその実、人と人との関係を問い直し、コミュニケーションを作り、そして抑制するものである。
また、コミュニケーションにはノンバーナル(非言語コミュニケーション)もあることを指摘。むしろ、ノンバーナルなコミュニケーションが必要な場もあり、その具体例を紹介。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィスのインテリア・デザインについて」
/ 単独 / 1992年
9月29日
日本ではスケルトン渡しが出来ないため、多くの場合、出来合いのオフィス・インテリアをユーザーが使うのが普通である。
その結果、凡庸なインテリアが日本のオフィスを埋めてしまうことになった。
それをまず、批判し、いかにヒューマンなインテリアを作るべきか、主に欧米のオフィスを紹介しながら、明日の日本のオフィス・インテリアを考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NTT建築研修会 NTT
「オフィス・プランニング」「スペース計画」
/ 単独 / 1992年
12月9日
オフィスプランニングは単なるオフィスレイアウトではない。つまり、単にデスクを並べて終わるものではない。
オフィスプランニングとはその実、人と人との関係を問い直し、コミュニケーションを作り、そして抑制するものである。
また、コミュニケーションにはノンバーナル(非言語コミュニケーション)もあることを指摘。むしろ、ノンバーナルなコミュニケーションが必要な場もあり、その具体例を紹介。
上述の講演の第2回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「研修センターにおけるスペース研究」
/ 単独 / 1993年
4月21日
オフィス・インテリアにおけるタイルカーペット・デザインの可能性とその効果を、研修センターを事例に紹介しながら、エリア表示、心理的効果、色彩効果、コミュニケーション効果を考える。
また、日本のオフィス・インテリアでなかなかデザイン出来ない現状を紹介しながら、唯一自由なデザインの可能性があるタイルカーペットに関して言及。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ミリケン・ジャパン・セミナー ミリケン・ジャパン(株)
「環境対策」「快適性の演出」「スペース環境に関する知識」
/ 単独 / 1993年
7月14日
オフィスの環境対策とは、単なる環境工学的な対策だけではなく、心理的な環境心理学を考慮しなければならない。また、快適性にも工学的な側面と心理的な側面があることを指摘しながら、オフィス・デザインの実践を紹介。また、オフィスとは単なるスペースなのではなく、ヒューマン・スペースであることを指摘し、今世紀の近代建築が作り出した「空間」を再考する。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1993年
9月25日
様々なオフィスプランニングの事例を紹介しながら、明日のオフィス環境を考える。
特に、ナレッジワーカーのためのオフィス環境に関して考察。
ナレッジワーキングは企業を問わず、共通した業務フローがある、その5つのパターンを紹介しながら、その5つに呼応した空間作りの必要性とその事例を紹介。創造性と生産性を考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィス環境システムズ勉強会 オフィス環境システムズ・プラス(株)
「環境対策」「快適性の演出」「スペース環境に関する知識」
/ 単独 / 1994年
1月19日
オフィスの環境対策とは、単なる環境工学的な対策だけではなく、心理的な環境心理学を考慮しなければならない。また、快適性にも工学的な側面と心理的な側面があることを指摘しながら、オフィス・デザインの実践を紹介。また、オフィスとは単なるスペースなのではなく、ヒューマン・スペースであることを指摘し、今世紀の近代建築が作り出した「空間」を再考する。
上述の講演の第2回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
オフィスデザイナー要請講座 ニューオフィス推進協議会
「オフィスの修辞学」
/ 単独 / 1994年
6月24日
オフィスにおける詩的言語と、そのデザインに言及。
特に、思考する場所とドキュメントを作成する場所とでは本来「場」の概念が異なるのに、今までのオフィスではそれらに違いがなかった。それを批判し、クリエイティブな空間と作業空間を有機的に分配しつつ、それらを統合する新しいオフィス環境のあり方を提案。また、具体的な事例も紹介。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NOPA ODA講演 ニューオフィス推進協議会
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1995年
3月22日
ナレッジワーキングの5つの業務フローを紹介しながら、その具体的な空間設計を紹介。
また、ナレッジワーカーの台頭と、最終的には空間に分散化していくオフィス環境を予想し、それらを阻害している要因や、考えられる問題とその解決法等紹介。
また、分散化しない場合のオフィスにおけるナレッジワーキングを考える。
上述の講演の第3回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス音羽倶楽部研修会 プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1995年
8月23日
ナレッジワーキングの5つの業務フローを紹介しながら、その具体的な空間設計を紹介。
また、ナレッジワーカーの台頭と、最終的には空間に分散化していくオフィス環境を予想し、それらを阻害している要因や、考えられる問題とその解決法等紹介。
また、分散化しない場合のオフィスにおけるナレッジワーキングを考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス会 プラス(株)
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1995年
9月6日
ナレッジワーキングの5つの業務フローを紹介しながら、その具体的な空間設計を紹介。
また、ナレッジワーカーの台頭と、最終的には空間に分散化していくオフィス環境を予想し、それらを阻害している要因や、考えられる問題とその解決法等紹介。
また、分散化しない場合のオフィスにおけるナレッジワーキングを考える。
上述の講演の第2回。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス会 プラス(株)
「オフィスのバリアフリー:インタラクティブ時代のオフィス環境」
/ 単独 / 1995年
11月28日
バリアフリーとユニバーサル・デザインの違いを述べながら、ともすれば、特定の障害者優先になりやすいバリアフリー・デザインを批判し、よりユニバーサルなデザインを提唱する。
また、それを考えていくと、結果的に、空間を超えたユニバーサル・デザインが求められ、インタラクティブなコミュニケーション空間作りが求められていることが見えてくる。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
JIA宮城 技術勉強会 新日本建築家協会
「最近のオフィスの潮流」
/ 単独 / 1996年
2月14日
現代のオフィス環境の歴史を19世紀のアメリカにその起源があることを紹介し、日本とアメリカではオフィスの歴史的差異に100年の違いがあることを指摘。
特にタイプライターとコンピュータの導入の経緯が全く同じであることを紹介しながら、文章の定型化とそのデータ化に同じく100年の歴史的差異があることを指摘。いかに、日本のファイリングがおそまつか、その歴史から問いただす。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NTTファシリティーズ勉強会 (株)NTTファシリティーズ
「オフィス環境について」
/ 単独 / 1996年
5月14日
地方都市における、オフィスと、近未来のオフィス。そして、近未来における地方都市とそのオフィスのあり方を、ネットワーキング・オフィスを事例に考察。
特に、情報のインタラクティブ性が活性化すると、もはや、特定の場所がその意味を消失し、結果的に中央と地方という概念が消失し、よりユニバーサルなワークプレースが登場することを指摘する。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新潟プラス会 新潟プラス(株)
「NEXT OFFICE」
/ 単独 / 1999年
11月22日
オートポイエーシスとオフィス、特に企業組織の関係を考える。
自己組織化する有機的な組織体系と近未来の企業組織の体系が似ていることを指摘しながら、では、自己組織化する有機的な組織にハードウェアとしての家具や環境が対応しきれるのか考察。
同時に電通新社屋プロジェクトで考察したプランニング論を紹介。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
デザイナーズ・セミナー (株)内田洋行
「NEXT OFFICE」
/ 単独 / 1999年
11月30日
サブサンプション・アーキテクチュアとしてのオフィス。それは、分散化された周縁の集積するオフィスである。その時中央からの命令で周縁は動くのではなく、周縁の決定の集積が全体を決定する。そのような組織体系と具体的なオフィス環境を考える。
また、自在に自己組織化する家具設計とそのプロトタイプを紹介し、半固定的な家具の提案を行う。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
デザインセンター勉強会 プラス(株)
「NEXT OFFICE」
/ 単独 / 2000年
3月1日
電通プロジェクトにおけるプランニング論を紹介しながら、未来のオフィス環境とその設計手法を考える。
近未来のオフィスでは、自在に空間を選択し、自在にそこにワークプレースを構築していく。そのようなオフィスと家具のあり方を具体的なプロジェクトを通して紹介しながら、オフィスプランニングと家具の具体的イメージを紹介。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
デザインセンター勉強会 プラス(株)
「NEXT OFFICE」
/ 単独 / 2000年
7月14日
好きなところで、好きな時間、好きな人とコミュニケーションする。そのような、空間こそが明日のオフィスであることを紹介しつつ、では、場所を消失したとき、それをオフィスと呼べるのか考察。
しかしながら、最終的に、オフィスは焼失することはなく、リアルなオフィスとバーチャルなオフィスの融合が問題となることを提言。同時にSOHOの問題も考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NOPA-ODサークル講演ニューオフィス 推進協議会
「NEXT OFFICE」
/ 単独 / 2000年
11月28日
日本で何故、SOHOが定着しないのか。それは、住宅の形式がそもそも、オープンなものではなく、きわめて閉鎖的なプライバシー空間として発達してきた経緯を紹介。
そのために、住宅形式の維新とSOHOは密接な関係にあることを指摘しながら、センターオフィスと、分散化されたSOHOの関係を考察。事例を紹介しながらオフィス環境の変化を俯瞰する。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
三菱商事新本社勉強会 内田洋行
「NEXT OFFICE」
/ 単独 / 2001年
10月2日
フランク・ダフィのコミュニケーションのフローと企業のフォーマル度によるオフィス環境の定義を批判し、現在では、全ての業務がコンピュータ化されていることから、業務別の空間の差異は無効化していることを指摘。そこから、業務フローの有機度合いと、コミュニケーションの複合の違いからあらたな空間のスタンダードを提案。
そのスタンダードのキー・パフォーマンス・インディケーターを考察。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
デザイナーズ・セミナー 富士通ワコーコ
SOHOを語ろう「Next Officeを語る」
/ 共同 / 2003年
2月22日
パネリスト:桂 英史、岸本章弘、仲 隆介
明日のSOHOを、明日のオフィス環境を通して考察。
また、SOHOを阻害する社会情勢や住宅事情、企業の人事考課やフリーター問題等々指摘し、SOHOが社会に根付くまでのストーリーを展開。また、その時の、ワークプレースのあるべき姿と、センターオフィスのあり方も提言。総合的にSOHOを考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
Next SOHO実行委員会
「オフィス環境の変遷01」
/ 単独 / 2007年
8月6日
プラス営業・デザイナー研修会
プラス
19世紀を中心としたオフィス環境の編成を主にアメリカを中心に俯瞰する。
同時に、コンピュータの歴史をみながら、データ化という作業がいかにオフィス環境に影響を与えたかを考える。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス・営業・デザイナー研修会
「オフィス環境の変遷02」
/ 単独 / 2007年
8月21日
プラス営業・デザイナー研修会
プラス
20世紀初頭から戦後までのオフィス環境の変遷を俯瞰する。
また、1980年以降の地主のオフィス・デザインを紹介しながら、オフィス・デザインの思想の変遷を同時に俯瞰する。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プラス・営業・デザイナー研修会
「新世代オフィスが目指すもの」
/ 共同 / 2008年
5月19日
第1回新世代オフィス研究センター公開シンポジウムにおけるパネルディスカッションに参加。
パネリスト
安藤元太、小笠原 泰、茅原拓朗、紺野 登、本江正茂
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代オフィス研究センター
第2回新世代オフィス研究センター公開シンポジウム / 2009年 6月2日
第1部パネルディスカッション「新世代オフィスの研究はいかにあるべきか」にコメンテーターとして参加。
第2部パネルディスカッション「新世代のオフィス専門家100人の集合知で読み解く」に参加。
パネリスト
安藤元太、小笠原 泰、紺野 登、中西泰人、本江正茂
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代オフィス研究センター
「コラボレーション時代のワーク・フィールド〜デザイナーの視点から」
/ 共同 / 2010年
6月2日
第3回新世代オフィス研究センター公開シンポジウムでのパネルディスカッション「新世代の経営に向けて〜組織内外の社会的関係性・協業力に革新をもたらす職場づくり」において発表。
パネリスト
小笠原 泰、川本浩史、徳本幸男、本江正茂、兼本謙任、安藤元太
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代オフィス研究センター
「面白いオフィスって何だろう」
/ 共同 / 2011年
8月1日
第4回新世代オフィス研究センター公開シンポジウムにおけるパネルディスカッション「仕事をより面白くするオフィスとは」で発表。
コーディネーター
紺野 登
パネリスト
小笠原 泰、岸本章弘、徳本幸男、本江正茂、
コメンテーター
長坂将光
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代オフィス研究センター
「森の生物多様性に学ぶ」
/ 共同 / 2012年
9月27日
生物の多様性(バイオダイバシティ)をキーワードに、社会、労働、生きることに関し、ITエコ実践者、文化研究者、ICT企業ファシリティ・マネージャーの3人とのパネル・ディスカッションのコーディネーターを努める。
パネリスト
谷 光清、長坂将光、福島三穂子
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代ワークプレイス研究センター
生命化するワークプレイスの夜明け
/ 単独 / 2015年
12月17日
生命化するワークプレイスの原点としてのオフィスランドスケープを再考している。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代クリエイティブシティ研究センター
リノベーション
/ 単独 / 2016年
7月4日
リノベーション、リフォーム、リハービッシュの差異をサステナビリティの視座から紐解いていくセミナー。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代クリエイティブシティ研究センター
”はたらく”のつがぎかた
/ 共同 / 2018年
1月15日
~
2018年
2月6日
新世代ティブシティ研究センターとYahoo! Japanの共同のシンポジウムに企画・参加。クロージング・パネルディスカッションに登壇。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代ティブシティ研究センター+Yahoo! Japan
【ワークショップ】
メディアテーク・フォーラム ワークショップ「インターネット時代の書斎術」
/ 共同 / 1999年
6月25日
パネリスト:桂 英史他
インターネット時代における、書斎、SOHOに関して考察。
特に、インタラクティブに情報が交換できる情報環境では、もはや、特定の場所に働くことが無効であり、そのように考えていくと、働く場所としてのオフィスが無効と考えられるが、その真偽を考察。
最終的に、図書館とワークプレースの関係を考察、図書館の新しい機能を提言。(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
仙台教育委員会・仙台ひと・まち交流財団
森化し廃虚化するオフィス
/ 共同 / 2012年
9月25日
~
2012年
9月29日
「箱のような台、台のような箱」を使って、自己組織化、自己生成するワークプレイスを参加者が作り出すワークショップを展開。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代ワークプレイス研究センター
段ボール家具の試作ワークショップ
/ 共同 / 2017年
4月3日
ランジワーク・セッティングのための実験家具のワークショップ。箱が集合する家具における新しいワークスタイルの振る舞い方を模索した。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
新世代クリエイティブシティ研究センター
【取材・インタビュー】
オフィス環境展
/ 単独 / 1988年
12月1日
昭和63年のオフィス環境展のNHKテレビ取材に協力。
実際にインタビューに答え、番組出演。新しいオフィス家具の説明を行った。
特に、24時間型のオフィス環境ならびにオフィス家具のコンセプトを説明。そこでは、より生活空間化されたオフィス環境が求められることを述べた。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NEWS TODAYNHK
新日鐵コマーシャル出演・オフィス環境を語る
/ 単独 / 1991年
取材出演
これは、ただの新日鐵のコマーシャルではなく、それぞれの分野で活躍するデザイナー等に、先端の話題を話してもらうという企画で、地主はオフィス環境に関するトピックスを行った。
オフィスとは、単なる作業空間なのではなく、クリエイティブな思考空間であり、そのための装置環境として再考しなければならないと提唱した。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ラジオ・コマーシャルJ-WAVE
オフィス環境を考える
/ 単独 / 1991年
12月13日
取材出演
日本の企業の管理者は「管理」者ではなく、「監視」者である。故に、日本のオフィスデスクの配置計画は部下を監視するように配置され、部下はその視線を意識しながら働くこととなる。
ここでは、それを批判し、いかに、自由に働くことが可能か、実際に部下を監視しないオフィスを紹介しながら、明日の日本のオフィス環境がどうあるべきか述べた。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
筑紫哲也ニュース23TBS
「オフィスのジレンマ」
/ 単独 / 1994年
3月
プラスの幕張オフィスを紹介している。このオフィスは巨大な庭園をメタファとしたオフィスで、デスクの配置も年功序列ではなく、ワーカーの創造性を活性化するための様々な工夫がなされている。
このオフィスのコンセプトを紹介しながら、日本のオフィスの環境を批判し、いかに、今までの日本のオフィスがワーカーを抑圧していたかを指摘、結局、コミュニケーションとクリエイティブティをいかに活性化さえるかが重要か提唱した。
掲載72頁-76頁
取材記事
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
先端人 ’94 3月号三田出版
「ECO INTERIOR DESIGN BOOK」
/ 単独 / 2000年
2月
日本インテリアデザイナー協会が発行した冊子における、オフィスに関する項目の資料提供、文章作成、オフィス関連の企業紹介。
エコロジーをキーワードに、インテリア・デザインに関するエコロジカル・デザインのバイブル。
素材、家具、デザイン手法、リサイクル・
システム等々、エコに関する、ヒントを網羅している。
資料提供・取材協力
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本インテリアデザイナー協会
「建築トレンド オフィス」
/ 単独 / 2001年
12月
日経アーキテクチュアの企画参加。
最新の建築の中からオフィスに関わる作品をピックアップし、新しいオフィス環境の動向を紹介する。
地主は建築やオフィス、家具メーカーの紹介、取材を受け、記事となっている。
83頁
取材協力
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’01 12-24日経BP社
「大転換期のオフィス設計」
/ 単独 / 2002年
3月
日経アーキテクチュアの企画参加。
最新の建築の中からオフィスに関わる作品をピックアップし、新しいオフィス環境の動向を紹介する。
地主は建築やオフィス、家具メーカーの紹介、取材を受け、記事となっている。
108頁-109頁
取材協力
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’02 03-18日経BP社
「トップが考えるべき、オフィス環境—」
/ 単独 / 2005年
3月
プレジテントの企画参加。
企業トップが考えるべき、明日のオフィス環境の在り方を紹介している。
対向島潟に代表されるオフィス・プランニングに代表されるオフィス環境を批判し、インターネット時代のオフィス環境を示唆した。
150頁-151頁、154頁
取材協力。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
プレジテント 2005年4.4号
【連載・エッセイ・コラム等】
「ショップ プリントボーイ」
/ 単独 / 1984年
10月
ショップ「プリントボーイ」を通して、ポストモダニズムの引用の手法を述べる。
引用とは、かつて存在した建築エレメントを現代の脈絡の中で再編し、全く新しい意味を獲得させ、新しいコミュニケーション・ツールとしての建築を目指したものである。
ここでは、引用の手法を使用してデザインした当ショップの意味を解説している。
掲載71頁〜74頁(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ジャパンインテリア ’84 10月号 インテリア出版
「新オフィス・プランニング例 幾何的なものと迷路的なものとの統合」
/ 単独 / 1985年
8月
オフィス・プランニング論。それまでの日本のスタンダードであった対向島型を批判し、年功序列ではなくコミュニケーションを活性化するためのデスクレイアウトを提唱。
そのため、全体を管理するための幾何的プランと、コミュニケーション活性化するための迷路プランの統合を提唱している。日本型オフィスランドスケープの提唱でもあった。
掲載68頁-70頁(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
事務と経営 ’85 8月号 (社)日本経営協会
「オフィス・プランに迷路を」
/ 単独 / 1986年
1月
何故、オフィスに迷路的な動線が必要なのか。
ここでは、アンドレア・グーランが提唱した、放射空間と回遊空間を引用し、古くから、私たちの作る空間が、世界を把握するため幾何的に作る場合と、自然発生的に迷路的に作る場合を述べ、これからのオフィスには、むしろ迷路的な動線がふさわしいことを提唱。具体的なモデルを提示。
掲載15頁(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ビル管理レポート ’86 1月号社会環境研究所
「光/照明」
/ 単独 / 1986年
3月
オフィスの中にあって、照明は不可欠な装置である。しかしながら、多くの場合、照度、輝度に代表さえる、環境工学的な側面のみで語られてきた。
ここでは、アンビエント・ライトに代表される環境化された照明計画を中心に、心理的、認知工学的な照明計画を提唱している。
掲載16頁-19頁(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’86 NO2オフィス環境研究所
「マテリアル」
/ 単独 / 1986年
8月
近代デザインの中心的テーマは素材の維新であった。
特に、建築ではガラス、コンクリート、鉄の3種類を中心に新しい素材からイメージされる造形を創造してきた。
その延長に、現代のオフィス・インテリアがあるわけだが、しかしながら、結果的にそれではあまりに機械的な空間となってしまう。そこで、よりヒューマンなオフィス・インテリアを作るための手法を展開している。
掲載16頁-19頁(再掲)
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’86 NO3オフィス環境研究所
「オフィス環境を科学する」
/ 単独 / 1987年
9月
幾何的な空間、迷路的な空間を中心に、フォーマルなコミュニケーションをインフォーマルなコミュニケーションをいかに統合するかを具体的なプラン・モデルを紹介しながら提唱している。
特に、欧米のオフィスと比べ、遅れているとされる日本のオフィス・インテリアを批判し、より生活空間としてのオフィスを提唱した。
掲載11頁-15頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
週刊就職情報 ’87 9-17号リクルート
「色」
/ 単独 / 1988年
5月
オフィス・インテリアには色がないとされる。それは、他方では、出来合いの空間を提供するしかない法律的な事情がある(スケルトン渡しが出来ない)。
しかしながら、それでも家具やカーペット等、施そうと思えばいくらでも可能性があるオフィスの中でどのような色を使うべきか。
ここではイッテンやムーン・スペーサー理論を紹介しつつ、ニュートンを批判したゲーテの色彩論を紹介しながら、オフィスの色について述べた。
掲載16頁-19頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’88 NO4 オフィス環境研究所
”賃貸ビルの制約の中、営業系職場の個性化を図る”「プラス駒込事業所」
/ 単独 / 1988年
10月
「プラス駒込事業所」デザインに関する解説。
一つのビルディングにハイアラーキーにセクションが配置される勤務形態から、マルチハビテーションとして、複数の場所にセクションを分散していく事例を解説。
特に、営業系のオフィスはそれ自体がショールームとなるケースがありえるので、むしろ魅力的で個性的なオフィスであるべきことを説明している。
掲載102頁〜106頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’88 10ー3日経BP社
オフィス空間の新潮流を探る(10)「組織とネットワーク」
/ 共同 / 1988年
11月
アレキザンダーの有名なツリーとセミラチス論は、当時、ハイアラーキーな都市から、より有機的に連なる都市のありようを提唱し、近代都市を批判した。
これはオフィスのプランニングにも通底している。つまり、組織の形態がハイアラーキーである以上、そのオフィスのハイアラーキーになる。そこで、よりセミラチスなオフィスを提唱した。
掲載214頁-220頁
大熊喜光と共同執筆
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’88 11-28日経BP社
「引用」
/ 単独 / 1989年
2月
近代の芸術や建築、デザインの手法に「引用」があった。これは当時のポスト・モダニズムにも通底しており、新たな意味を獲得していた。
つまり、過去の様々な歴史的エレメントは現代において全く意味を失い、0度の意味をもつ残骸となっている。それらを自由に組み合わせ新しい意味の獲得を目指したが、結局は形態ゲームになっていることを批判。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’89 NO5オフィス環境研究所
「オフィス空間と色彩」
/ 単独 / 1989年
3月
オフィス空間におけるスタンダード・カラーはほとんどがグレーである。それは、戦後、日本を占領したGHQの中心米空軍カラーであったグレーから来ている、その後、官庁を中心に指定色となって以来、日本のスタンダードとなった。
その、単色の色がない日本のオフィスを批判しつつ、これからのオフィスの色彩について展開。
掲載22頁-23頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
事務と経営’89別冊(社)日本経営協会
「コミュニケーションとアメニティ」
/ 単独 / 1989年
4月
アメニティとは快適性と訳される。しかし、もう片方でコンフォートも快適性と訳される。しかしながら、両者には微妙なニュアンスの違いがある。
すなわち、解剖学的な快適性と、心理的な快適性である。そして、オフィスではともすれば、心理的な快適性がないがしろになっていた。ここでは、その心理的な快適性とコミュニケーションについて述べた。
掲載27頁-32頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ED ’89 NO32ED研究所=近代家具出版
「西洋的なるもの日本的なるもの」
/ 単独 / 1989年
6月
古くから日本的なデザインと、西洋的なデザインの違いは指摘されてきた。
曰く、多神教と一神教の違い、間の文化と断絶の文化、劇場型と博物館型…。
本論は、それらの典型的な脈絡を俯瞰しながら、その認識の根元的意味を探り、それらが最終的にオフィス・デザインに反映出来るのか考えていく。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’89 NO6オフィス環境研究所
「環境設備機器の動向」
/ 単独 / 1989年
7月
最新のオフィス用装置環境を紹介。
オフィス・システム・デスク、オフィス用チェア等にとどまらず、喫煙用環境装置や、セキュリティ装置、コミュニケーション用装置等々、最新の環境装置を具体的に紹介、その可能性を論述。
掲載62頁-63頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
事務と経営 ’89 7月号(社)日本経営協会
「装飾1」
/ 単独 / 1989年
9月
ピーター・アイゼンマンの「再現的思考」「修辞的思考」を紹介しながら、近代から現代にわたるイスのデザインの背景を論じる。
イスの場合、いわゆるイス型をベースとした形態的思考である再現的思考と、形態ではなく、あくまで身体をある一定の高さに止める装置として考える場合があることを論じ、いずれかの思考で、私たちはイスをデザインすることを指摘。
掲載44頁-45頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’89 NO7オフィス環境研究所
「オフィス環境デザイナーからの7つの提言」
/ 単独 / 1989年
10月
オフィス・デザイナーの視点から考えられる様々な視点を紹介。
例えば、映画『2001年宇宙の旅』でHAL9000型コンピュータのAI機能が話題となるが、むしろ、ディスカバリー号の船内で使用された極薄のA4ペーパーのような端末装置にコンピュータとのインタフェースを考えるヒントが隠されていることを指摘し、高度なコンピュータ使い方を示唆している。
掲載10頁-12頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
SOFTWAVE’89 VOL.13日本ソフトバンク
「装飾2」
/ 単独 / 1990年
2月
再現的思考と修辞的思考は、実際にはさらにそれぞれ2分化され、4つの文節化された思考の中でデザインされていることを指摘。
例えば、再現的思考の実際のデザインは、イス型を守りながら、背、脚、座面といった独立されたエレメントの中でデザインしようとする。いくら冒険しても、全体としてはイスの認知を妨げない。対して、修辞的思考もいくら形態がないとしても、それが腰掛ける装置という認知がされなければ本末転倒となる。
掲載46頁-47頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’90 NO8 オフィス環境研究所
「インセンティブ・オフィス」
/ 共同 / 1990年
3月
川崎の神奈川サイエンスパーク内にデザインした、KSPセネット・センターを紹介しながら、インセンティブ・オフィスの考え方を紹介。
組織の解体と場所の解体、再統合から、もはや特定の機能と特定の場所がオフィスに求められず、あらたな統合・複合化されたオフィスが求められることを指摘、それによって、異業種交流、ひいては相互活性化を目指す。そのネットワーキングこそが明日のオフィスであると指摘。
掲載222頁-229頁
大熊喜光、吉村実と共同執筆
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’90 3-5日経BP社
「装飾3」
/ 単独 / 1990年
5月
近代のイスの原点の一つに上げられるイスにリートフェルトのレッド&ブルーがある。
しかし、これは再現的思考のイスである。すなわち、一見、アバンギャルドの形態だが、その実、イス型であり、むしろ、リートフェルトは職人的な構造を批判し、一般大衆でも工作出来るイスの構造を模索していた。
その結果がダボ構造であり、それによって角材を組み立てる方法を考えた。その結果、出来たのがレッド&ブルーに他ならない。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’90 NO9 オフィス環境研究所
「「異業種交流」型オフィスの提案」
/ 単独 / 1990年
6月
KSPセネットセンターの紹介。
サテライトオフィスが普及しだしていたが、それは、ともすれば、組織の周縁的な部分を都市の周縁に配置するものであった。
それを払拭するため、真のサテライトオフィスを目指すには、組織の分散化が望まれる。しかしながら、組織がそれに対して時期尚早とするならば、異業種交流に見られるような、インセンティブな組織体系が必要となる。
掲載20頁〜27頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
インテリア・ベストコレクション4グラフィック社
考える“キッチンコミュニケーション”で社内の活性化をめざす」
/ 単独 / 1990年
7月
オフィス内には必ず湯沸室があるが、大抵は便所と隣接された裏方に位置される。
しかし、実際には、そこでは社内のインフォーマルなコミュニケーションが交わされ、親密な空間として存在している。
社内のインフォーマルなコミュニケーションを否定している慣習を批判し、実際にはインフォーマルなコミュニケーションで運営されている社内情報を活性化させるためにも、この湯沸室機能をゼネラル・スペースに持ってくることを提唱。
掲載202頁-209頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’90 7-9日経BP社
オフィス空間の新潮流を探る(20) 「オフィス・スケーピングの実際」
/ 共同 / 1990年
7月
ドイツのクイックボナーが提唱したオフィスランドスケープは、コミュニケーションの濃淡でデスクの配置を決定していく。
しかしながら、日本でそれを行うと、結局は対向島型になってしまう。つまり、日本では情報のフローと組織の形態が一致しているため、年功序列がそのままデスク配置となるのだ。
それを批判し、日本型の風景としてのオフィスをオフィス・スケーピングと名付け、提唱している。
掲載202頁-209頁
吉村実と共同執筆
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’90 7-9日経BP社
「装飾4」
/ 単独 / 1990年
8月
リートフェルトのレッド&ブルーは、いつのまにかデ・スティル運動に飲み込まれ、デ・スティルのコンセプトで説明されるようになる。すなわち、事象を線と面に分解、再統合することで世界を再編することである。
実際、彼のデザインはイスを線と面に分解、再統合しているが、しかしながら、それは工作面からきているもので思想的なものではなかった。
しかし、知らずうちに、彼のデザインにも変化が見られ、真の意味での分解、再統合が試みられる。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’90 NO10オフィス環境研究所
「ベルヴェデーレのあるオフィス」
/ 単独 / 1990年
9月
庭園をメタファとしたオフィス論。
迷路動線から庭園へと、オフィス・プランニングの主題を変えてきた脈絡を解説。
特に、イギリスの風景式庭園とフランスの幾何的な庭園を比較し、両者の違いが、そのまま世界の認識の違いを表していることを示し、前者がコミュニケーションを、後者が管理社会を比喩していることを示し、風景式庭園としてのオフィス・プランニングを提唱。
掲載32頁-37頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ED ’90 NO38ED研究所=近代家具出版
オフィス・新潮流を知る11のキーワード8環境 「ヴィスタ/シークエンス」
/ 単独 / 1990年
11月
ヴィスタとシークエンスはいずれも庭園の手法である。
例えば、イギリスの風景式庭園のデザイナー、ウイリアム・シェンストーンは、眼が通った道を足は通ってはならないと言った。つまり、目標物に対して動線は直線ではなく、曲線で迂回しろと言うわけである。それによって、経験的な触れ合いや出会いを促す。
この手法をオフィスの動線にも応用しようという試みを紹介する。
掲載208頁-215頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’90 11-12日経BP社
「近未来オフィスの姿」
/ 単独 / 1991年
2月
ウイトルウイウスの「用」「強」「美」を引用して用・強・美としてのオフィス環境を語る。
用とは機能性であり、強は合理性、そして、美とは風景であり、客観的な統合力である。つまり、ユーザー、管理者、デザイナーという、ともすれば利益が異なる様々な立場からオフィスを考え、統合し、特定の人間の利益ではなく、万人の幸福のため作らねばならないオフィス・デザインの側面を強調。
掲載P27頁-28頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NIPPON STEEL MONTHLY ’91 2月号新日本製鉄
「装飾5」
/ 単独 / 1991年
2月
リートフェルトは、ベルリン・チェアにおいて、始めて完全に要素の分解、再統合に成功した。つまり、完全にイス型の形態を離れ、左右非対称で、イスとしての概念を超えていた。
これは、換言すれば、修辞的思考のイスの完成を意味していた。しかしながら、リートフェルトは、その意味に気づいてはいなかったようである。実際、その後の彼のデザインは戦後の樹脂製のイスに代表されるように、終始、再現的なイスのデザインを標榜することとなる。
掲載44頁-45頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’91 NO11オフィス環境研究所
「装飾6」
/ 単独 / 1991年
7月
再現的思考と、修辞的思考をベースに、あらためて近代デザインのイスを俯瞰してみる。
例えば、近代のイスを考える時にかかせないのがスティール・パイプのイスである。これは、建築がH鋼でいかに組み立てられるかというテーマに近いが、むしろ、木材という、熟練の職人しか出来ないものをいかに一般化していくかというテーマが別にあった。
そこで、まずブロイヤーを紹介。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’91 NO12オフィス環境研究所
「ヴァーチュアル・オフィス」
/ 単独 / 1991年
9月
ホテリング・システムに代表されるように特定の場所に結びつかないワークプレースが現実のものになろうとしている。
ここでは、ディスロケーションされたワークプレースのリアルティを語りながら、明日のオフィス環境のありかた、その時のワークスタイルのあり方を述べている。
また、具体的な事例を述べながら、ディスロケーションされたワークプレースのイメージを説明。
掲載38頁-43頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ED ’91 NO.42ED研究所=近代家具出版
「KSP創造型サテライトオフィス」
/ 単独 / 1991年
10月
神奈川サイエンスパークにデザインした、「KDP創造型サテライトオフィス」を紹介しつつ、近未来のオフィスのあり方を提唱。
ネットワーキングのワークプレースでは、もはや、場所の重要性が消失する。つまり、ディスロケーションとしてのオフィス環境の登場である。では、実際にオフィスは場所を失うことが可能なのか。おそらく、失うのはオフィス・ビルディングの形式であり、それによって、新たな場所が求められる。
掲載8頁-10頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
月刊ニッポンディスプレイ日本ディスプレイ業団体連合会
「装飾7」
/ 単独 / 1991年
11月
始めて、スティール・パイプでイスを作成したのはブロイヤーのワシリー・チェアであった。しかし、それは、新たなデザインを示唆したが、スティール・パイプの特性をいかしきったものではなかった。
始めて、それをいかしたデザインはM.スタムのカンチレバー・チェアであった。その後、ブロイヤー自信もカンチレバーのイスを作成し、後にどちらが先にデザインしたものかという論争になる。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’91 NO13オフィス環境研究所
「「創造」のプロセスに従い機能分化を追求」
/ 単独 / 1991年
12月
ナレッジワーキングでは、業種に限らず、ほぼ同じ業務フローを形成している。
それは、まず、グループによる問題定義、次に個人による問題解決、それを再度グループで討論し、個人もしくはグループでドキュメントを作成し、最終的にクライアントにプレゼンテーションする。
これらの機能をいかに装置化してワークプレースとして提案するか。これこそが次世代のオフィスデザインに他ならない。
掲載136頁-139頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日経アーキテクチュア ’91 12-2日経BP社
「魅力ある雇用環境づくり」
/ 単独 / 1992年
1月
ヒューマンなオフィス環境とは?それは、人間が中心のオフィスに他ならない。しかし、こう言うと、ともすれば人間のエゴが中心となったオフィス作りというイメージに繋がる。
ここでは、そのような一方的な人間主義ではなく、よりインタラクティブでユニバーサルなオフィス作りを紹介し、具体的な事例を見せながら日本のオフィス環境のあり方を示している。
掲載26頁-29頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
リクルート調査月報 ’92 1月号リクルート
「装飾8」
/ 単独 / 1992年
4月
カンチレバーのイスは、スティール・パイプのイスの要望を満たしていた。
すなわち、スティール・パイプの柔軟性、工作の容易製、一筆書きのようなシンプルな構造、新しい小作技術、イス型の否定…。しかし、カンチレバーのイスは、単に素材から導き出されたイスの存在にとどまらず、決定的な概念を近代にもたらした。それは、後ろ脚が消失したことにより、身体が宙に浮いているように見えるのである。
掲載42頁-43頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’92 NO14オフィス環境研究所
「装飾9」
/ 単独 / 1992年
9月
カンチレバーのイスに座ると、それに着座した人間は宙に浮遊しているように見える。
これこそが、近代のイスに関する再発見であった。つまり、イスとは、脚があり、座面があり、背もたれがある道具である、というよりは、身体をある一定の高さに維持する装置であるという概念の発見である。
その時、はじめて、リートフェルトが無意識に気づいた修辞的思考がイスのデザインの中にプログラミングされた。
掲載42頁-43頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
NAND ’92 NO15オフィス環境研究所
「電子時代の都市環境と建築」
/ 単独 / 1994年
6月
電脳化された都市におけるライフスタイル、ワーキングスタイル、ワークプレース、建築等を俯瞰する。
特に、電脳化された都市におけるネットワーク環境において、情報はよりインタラクティブ性を獲得していく。そのようなインタラクティブな情報化時代における、働く場所、住まう場所、消費する場所を考える。
掲載28頁-32頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
クリンネス’94 6月号イカリ環境事業グループ
「未来のオフィス」
/ 単独 / 1998年
10月
オートポイエーシスをキーワードに、自己組織化する組織を前提にした近未来の社会におけるワークプレースを予測する。
具体的に1961年に発表されたオフィスランドスケープの第1号のオフィスの建築を借りて、同じ組織が2005年にはどのようなワークプレースになるかを具体的に提示。
自己組織化する組織において、もはや固定的なデスクはなく、自在に場所を作り出しては消失し続ける、そのようなデスクシステムとプランニングを提案。
掲載40頁-41頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
SD ’98 10月号鹿島出版会
座談会「次代のワークスタイル、ワークプレースを考える
/ 共同 / 2000年
8月
近未来のオフィスにおけるワークスタイル、ワークプレース、人事考課、社会の変化等、グローバルに語り合う。
地主は主に、明日のオフィス環境に関して、センターオフィスとSOHOの関係。電子化された情報社会におけるシステム家具のあり方や、SOHOを阻害している要因、そしてそれらを支援するためには社会変革が不可欠と提言。特に、労働を時間に変換する労働感を批判。
掲載26頁-29頁
長堀賢一.堀口かおりと対談
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
YAMAGIWA PROJECT NEWS N04ヤマギワ
「やがて、「仕事とは何か」をSOHOは突きつけてくる」
/ 共同 / 2000年
11月
エスクァイア日本版「SOHO特集」のメイン対談。
SOHOとは、情報がインタラクティブになって、皆が同じ時間、同じ場所で働くことが無意味になり、それであれば分散化すればいいという発想が片方である。
しかしながら、むしろ、SOHOとは、ハイアラーキーな構造を消失することであり、それは社会変革と同義語である。それ、なくしてSOHOはないと主張。
掲載110頁-113頁橋場一男と対談
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
エスクァイア日本版 2000 Vol.14No.11エスクァイアマガジン ジャパン
「ポストPCとしてのケイタイ」
/ 単独 / 2001年
1月
携帯電話の普及によって、私たちの社会は大きく変わろうとしている。
特に、モバイルワーカーの普及は、PCのモバイル化より携帯電話の普及によって達成された。そして、ポケットPCに代表されるように、かつてPCが小型化することでモバイルワーキングは達成されると思われていたが、実際は、携帯のPC化によってそれが達成されようとしている。
そのような携帯電話の近未来を予測。
掲載18頁-19頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
LIVING DESIGN JAN.+FEB.2001リビング・デザインセンター
「次世代オフィスの創造を目指して」
/ 共同 / 2001年
3月
次世代のオフィス、ワークスタイル、ワークプレースを思考する対談。
地主は主に、明日のセンターオフィスとSOHOとの関係、そして、日本のオフィスプランニングの推移とその意味等を語る。
特に、日本のSOHO環境は、サプライヤー側の意識や、それを購入するユーザー間とで少なからず差異があり、また、日本の住宅事情では本来のSOHOは不可能であることを指摘。
67頁-70頁
鈴木信治.岸本章弘と対談
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ECIFFO vol38 spring 2001コクヨ株式会社
「SOHOと住宅形式」
/ 単独 / 2001年
9月
SOHOを始めようとした父親に、家のトイレが外部からの来訪者も使うことを知って大反対した娘の話を中心に、戦後の核家族を中心とした公団政策の延長にあるマンションや公団の住宅プランを批判。それでは、自宅をワークプレース化することが不可能と指摘。
また、単にPCとPCラックさえ設置すればSOHOが出来るといった風潮を批判。本来のSOHOを作るためにはまずは住宅プランの維新と社会の認識改革が不可欠と主張。37頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
LIVING DESIGN SEP.+OCT.2001リビング・デザインセンター
「Next Soho」
/ 単独 / 2002年
~
2004年
イトーキが主催する、銀座のSOHOショップ「soho st.」のための、連載コラム。月1更新。
主に、明日のSOHO論や明日のオフィス論を展開。約1000文字で、図版も提供している。
特に、SOHOが単なる家具やコンピュータを設置するだけで成立するわけではなく、様々な意識や制度が不可欠なことを提唱している。
http://www.soho-st.com/
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
ウェブサイト「soho st.」イトーキ
「明日の」ホームオフィスのために
/ 単独 / 2002年
7月
ホームオフィスのために必要な要素とは何かを俯瞰する。
産業革命以来、私たちの労働はその動労時間をいかに短縮するかに向けられていた。しかしながらそこには労働は仕方なくするもの。苦しいもの、貨幣との象徴交換するもの等、ネガティブなイメージで推移してきた。
ここでは、そのような労働感の改革なしでは明日のワークスタイルもなく、ひいてはホームオフィスはないことを主張。
28頁-29頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
LIVING DESIGN 2002年7月号リビング・デザインセンター
「Next SOHO宣言」
/ 単独 / 2003年
3月
平成15年2月に開催された「Next SOHO展」のためのパンフレットを兼ねた特集号。
地主はここでリード文を担当。SOHOとは単にPCを自宅に設置すればいいとか、流行のオフィス・チェアを自宅に持ち込めばいいという問題ではなく、社会全体が、労働の分散を認め、例え沿革でも企業の一員としてその仕事を認めるような人事考課システムが不可欠であり、単なるトレンドで語られるものではないと主張している。
98頁
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
Memo ’03年3月号ワールドフォトプレース
「19世紀のオフィス〜オフィスの原風景」
/ 単独 / 2007年
9月~
19世紀のアメリカのオフィス環境を俯瞰し、オフィス家具、オフィス・プランニング、コンピュータの歴史を紹介しつつ、現在のオフィス環境がこの時代のアメリカで完成されたことを論じている。
また、日本とアメリカのオフィスに100年の隔たりがある事も同時に論じ、日本のオフィス・デザインの意識の低さを批判している。
40頁〜43頁
以後、連載。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
OE ‘2007 AUTUMOE研究所
コミュニケーションが生まれるオフィス・プランニング
/ 単独 / 2008年
11月
「創造性豊かなワークプレイスづくり」の中の「コミュニケーションが生まれるオフィス・プランニング」を担当。
リード文章と、12の事例を紹介している。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
コンフォルト 2008年12月 no.105「働く空間」設計術
温故知新
/ 単独 / 2013年
4月
日本オフィス学会誌第5巻・第1号掲載。ロバート・ソマーの古典的理論を最新のフリーアドレスに応用する論を展開している。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会
巻頭言
/ 単独 / 2014年
10月
日本オフィス学会誌第6巻・第2号の巻頭言に関し、明日のオフィス・ワーカーに関して寄稿した。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会
変容する「オフィス」の現状と今後
/ 単独 / 2014年
11月
『オムニ・マネジメント』2014年11月号掲載。オフィスデザインは以前と比べてどう変わり、今どこへ向かっているのか、また最近の状況、特徴、傾向などについて、事例を踏まえて解説した。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本経営協会
知識創造のためのフリーアドレス導入の注意点とポイント
/ 単独 / 2015年
6月
月刊『研究開発リーダー』(2015年7月号)掲載。フリーアドレスとノンテリトリアル・オフィスを論じている。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
(株)技術情報協会
【単行書・定期刊行物等への掲載】
クリンネス
/ 共同 / 1997年
4月~
環境文化創造研究所発行の「クリンネス」において、オフィスや働く環境に関し、エッセイを継続して執筆している。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
環境文化創造研究所
【出版企画・編集】
日本オフィス学会誌 企画・デザイン
/ 共同 / 2009年
3月~
学会誌委員として、学会誌の企画運営、執筆、表紙デザイン等を担当し、現在に至る。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
日本オフィス学会
【その他】
オフィス辞典
/ 共同 / 1987年
8月
これからのオフィス作りのための総合的な辞典。
分担執筆:月尾嘉男、栄久庵祥二他
135頁〜149頁
「エリア別スタイル」担当。
主に、欧米の先端オフィスを紹介しながら、具体的なエリア(写真)を通して、オフィス・デザインの実際を伝える。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
産業調査会
オフィス環境プランニング総覧
/ 共同 / 1994年
10月
オフィスに関する総合的な総覧。編集委員も務める。
片方善治監修
35頁〜60頁
I-3「オフィスの変遷と形態」担当
ここでは、19世紀のアメリカから、戦後のヨーロッパ特にオフィスランドスケープとアメリカにおけるオフィスランドスケープの推移、そして近未来のオフィスの姿を俯瞰的に解説し、そこから日本の明日のオフィスのあり方を示唆している。
82頁〜95頁
II-1-3「ヒューマンファクター」担当
ここでは、人間工学、認知工学、心理学、行動心理学、社会学、色彩学、環境工学等々、人間とオフィス環境とのインターフェイスを網羅し、オフィス作りのための必要ファクターを解説する。
また、メーラビアンを引用しながら、新しい環境負荷の理論を提唱する。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
フジ・テクノシステム
3. オフィス関連用語辞典
/ 共同 / 1995年
12月
オフィス・デザイン、オフィス解説のための用語集。この中で、単独の文章として独立して執筆。
142頁〜156頁
「オフィスの意味と変遷」担当。
上述の「オフィスの変遷と形態」をベースに、より一般ユーザーに分かりやすいようにリライト。
【発行所,発表雑誌/学会等の名称】
近代家具出版