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創立者 桑澤洋子

東京造形大学は1966年に桑澤洋子により設立されました。ここでは創立者 桑澤洋子についてご紹介します。

founder本学の創立者桑澤洋子は、1910(明治43)年、東京の神田の洋服問屋で、6人姉妹の5女として生まれました。
 神田高等女学校(現神田女学園高等学校)を卒業後、「女子美術学校」( 現・女子美術大学)で洋画を学び、1932(昭和7)年3月に卒業。卒業後は「東京社」(現・婦人画報社)に就職。社会に出た後も学ぶことを続け、1933(昭和8)年、当時開学したばかりの「新建築工藝学院」に入学します。そこで初めて、20世紀以降の造形教育に世界的な影響を及ぼしたドイツの造形学校バウハウスの最先端の教育理念と出会います。
 
 造形芸術に対する桑澤の理念の中心には、常に時代に眼差しを注ぐこと、そして常に社会と向き合い共にあるという深い思いがありました。日本において「デザイン」という言葉さえ一般的ではなかった戦後間もない時期から、桑澤は、デザイン・美術に代表されるものをつくり出す行為は、個人的なものではなく、社会的な行為でなければならないと考えていました。
 その姿勢は、戦後日本における初のデザイン教育機関である、桑沢デザイン研究所の開所(1954年)と、東京造形大学の開学(1966年)へと結実します。
 
 創立にあたり大学名称の参考としたのは、バウハウスの理念を継承して1953(昭和28)年にドイツのウルムに創立された「ウルム造形大学」( Hochschule für Gestaltung Ulm / 1953-1968)でした。
 形づくること、形成することを包括的に表現するGestaltungという言葉を「造形」と翻訳し、本学においては、人間形成もふくむ包括的な創作活動を「造形」と位置づけています。
 
 東京造形大学は、創立者桑澤洋子の「造形」に対する精神を継承し、デザイナーや美術家の活動の意義を、自己表現を超えた社会への貢献という使命に見出し、「社会をつくり出す創造的な造形活動の探究と実践」という建学の精神を掲げています。
 
 
桑澤 洋子(くわさわ ようこ)(1910-1977)
1930年代から建築・室内設計・服飾等のデザインジャーナリズムの世界で活躍。
デザインの総合的な基礎教育と専門教育を行う高等教育機関として、1954年に専門学校桑沢デザイン研究所、1966年に東京造形大学を設立。
1973年、長年の教育活動の功績により藍綬褒章を受章。


1968年テキスタイルデザイン専攻で講義を行う桑澤洋子

開学間もない頃
元八王子校舎1号館にて学生に囲まれて微笑む桑澤洋子
(3階・右から2番目の窓中央)




ZOKEI桑澤洋子のまなざしを追って
ドキュメンタリー(35分)

桑澤洋子の元夫であり、写真家の田村茂の撮影した戦後の写真や、関係者の取材と残された資料を基に、桑澤洋子の思想とその活動を概観するドキュメンタリー(35分)。
https://www.youtube.com/watch?v=Jsza2cpTta4&t=1s