桑澤洋子「自画像」1932年頃制作

学校法人桑沢学園の設立者桑澤洋子(1910−1977)は、戦後初のデザイン教育機関「桑沢デザイン研究所」(1954年)を創立した後、「東京造形大学」を開学し(1966年)、デザイン教育に大きな足跡を残した。同時に、戦後日本のデザイン黎明期から高度経済成長期にかけては、デザイン界をファッションの領域で牽引したデザイナーの一人でもあった。

「桑澤洋子 デジタルアーカイブ」は、戦前はジャーナリストとして、戦後はデザイナーとして活躍した桑澤の活動を、克明に伝える貴重な資料によって構成されている。それは、ひとり桑澤の活動を伝えるだけでなく、日本の近代デザインの一面を物語る資料でもある。

解説沢良子(元東京造形大学教授)