絵画 清水信幸
2012年01月31日 カテゴリー:オンラインレポート
これらの写真は、絵を描く前にモチーフをセットし、記録と資料のため撮ったものです。
幼い頃から僕は、目の前にある物を並べたり、積み上げたりして、出来たものを眺めていました。
多摩川に行けば石を積み上げ、大きな石と小さな石を順番に積み上げてみたり、大きな石から積み上げだんだん小さくなるように積み上げたりしました。積み上げることに飽きれば、平な石を探して水切りをして遊びます。
日が暮れれば、家に帰り、積み木や家にあるあらゆる物を自分の部屋に持ち込み、町をイメージして物を並べました。
何を伝えようとしていたのか、自分のことなのにわかりません。ただ、積み上げたり並べる行為が『何か』という抽象的な、言葉だけでは説明できないものを探していたように思います。
僕にとってのニュードキュメンタリーは、どこに向かっているかも、どこが終わりなのかもわからないけど、自分にとっての『何か』を探し続けることだと思います。
152013 清水信幸