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In front of me 版表現大学院2年 古木宏美・三輪奈保子
この度、展覧会「In front of me 版表現大学院2年 古木宏美・三輪奈保子」を開催いたします。
古木宏美は、リトグラフとシルクスクリーンの版を併用しながら、自己と絵との循環的な関係を作品化していきます。三輪奈保子は、インスタレーション、ペインティング、版としてシルクスクリーンでの制作方法を行き来しながら、感性が共有する形に迫ろうとしています。
それぞれの表現とともに、二つの方向の違う作品たちが同じ空間の中でどのような関係を生み出すのかも見どころです。
古木宏美 「変わっていくこと、そして絵と自分が循環していく表現」
版の複数性については、版表現を手がけた作家が何度も有効な手法として取り上げてきたことである。古木の制作では、この版の複数性が全く異なった方向から扱われている。それは、一度描いた図が版としてあることで幾つも現れ、他の図と重なり合うことで異なった図を生じることができる、という点にある。描いている行為には時間が内包されるが、描かれた図自体には時間が存在しない。しかしその図がパラレルに存在すれば、描いた者は何度もその描く行為の時間を繰り返しながら異なった結果を得ることができるのである。古木が制作のテーマとしている「絵と自分が循環していく表現」の意味はこの点にある。
三輪奈保子 「形による感性の始まりの共有」
三輪は、個人の記憶と感性を全く同じ感覚で他者と共有することはできないが、記憶と結びついて感性が始まるきっかけになるものは、他者と共有できると考える。この感性が始まるきっかけになるものを、視覚的に錯覚のある形と曖昧な形として捉え、様々な手法を併用しながら制作している。これまでの制作でも、糸とその影の現象を示すインスタレーション、その3次元での現象をキャンバスにイリュージョンとして描きこむ絵画作品、そしてまたその絵画的な表現性を残さないシルクスクリーンを使用した制作が並行して進む。その多焦点である制作の迫り方では、一つの価値観で縛られ語られる絵画的考え方を更新してゆくことも試みられている。
会期:2018年5月8日(火)~5月10日(木)
開場時間:12:00~18:00
版表現作品を中心とした絵画作品展示
版表現展示レクチャー
(授業のため非公開)
会期:2018年6月18日(月)~ 6月22日(金)
Mポリフォニー展
「M-ポリフォニー 2018 」展に寄せて
ZOKEI Galleryで開催される「Mポリフォニー」展も本展で第10 回展となる。それは大学院修士課程が開設された間もない時期に始まった。
「Mポリフォニー」それは、ともすると閉じられがちな大学という場の中でも、とりわけアトリエという自己と制作に向けて内に向かう場から展示という外部に向けてのトレーニングの機会として設定されたのであった。せめても簡易なリーフレットだけでもと思ったのは、一方大学の外で展開される美術のシーンは、本来、制作や批評が示し求めてきた普遍的なる何ものかは、全くの個人にゆだねられ、マーケットに取り込まれ消費されてしまっているように思え、大学教育もまたその例外ではないことに大いなる危惧を抱いたからであった。批評、指針の見えづらい今こそ、美術にはそして教育には透徹した眼差しと構築性が必要なのだとの思いがあったからに他ならない。
第一回展リーフレットには展覧会タイトル「M-ポリフォニー」のM は、Malerei(独)=“絵画”を意味し、その「絵画」は普遍と真理を宿すことを可能とし、今もなお表現のモデルとして有効である。と記されている。
それから10年、美術を取り巻く環境も、美術そのものも、大学の研究教育の環境も大きく様変わりしたように思える。
ただだからこそ「絵画」「絵画性」を軸とするこの試みの重要性はより確かのものになってきていているように思えてならないのである
今回は、博士課程3年曾超、2年阿部智子、修士課程2年任彗函、1年本間きえ、学部ゼミ生砂長美智、高久秀美,土井原裕一、仲衿香、中堀香織、中村元哉の10名が出品し、会場はZOKEIギャラリーに加えてCSギャラリーの2会場での展示になる。
大いに期待しているところである。
また会期中、形態の異なる複数のトークイベントも企画されています。
ご高覧、関連企画への積極的なる参加お待ちしております。
2017年6月 東京造形大学教授 母袋俊也
副題の意味
円錐形の、側面の基準線や、円柱の基準となる基準線のことを指します。
一本の線を基準としながらも、皆がそれぞれそこから形を思い思いに作り上げて行くさまは、エムポリにふさわしいと思いました。
日本語に訳すと、母線と言います。
会期:2018年6月25日(月)~7月7日(土)
開場時間:10:00~17:00
会場:ZOKEIギャラリー・CSギャラリー(同時開催)
出品作家:曾超、阿部智子、任ト慧函、本間きえ
砂長美智、高久秀美、土井原裕一、仲衿香、中堀香織、中村元哉
関連企画:トークイベント 「布の特性から絵画の本質を探る」
母袋俊也×池上英洋×藤井匡×阿部智子
場所:ZOKEIギャラリー
日時:7/3 (火) 15:00〜
レセプション: 6/25(月) 17:30〜
作家紹介
1.曾超(博士課程3年)
≪あなたは光の中で私を見ますか≫ 油彩, アクリル /キャンバス 1620×1303mm 2014年
2.阿部智子 (博士課程2年)
≪聯/断 triage INS ―4≫布用ペン, 墨, アクリル, 糸 /綿布, 木製パネル サイズ可変 2018年
3. 任ト慧函 (修士課程2年)
≪遊離している身体≫ マルチメディア サイズ可変 2017年
4.本間きえ(修士課程1年)
≪天使とゾンビの共在≫ 油彩 /キャンバス1620×1303mm 2017年
5.仲衿香(学部4年)
≪Facebook≫ アクリル /キャンバス180×180mm 2017年
6.中堀香織(学部4年)
≪untitled≫ 油彩, 鉛筆 /キャンバス1455×894mm 2017年
7.中村元哉(学部4年)
≪Flower≫ 光沢紙にインクジェット, アルミフレーム サイズ可変2017年
8.砂長美智(学部4年)
≪肌色≫ 布, 毛, 扇風機 サイズ可変 2017年
展示作品
![]() 阿部 智子 ≪聯/断 triag12 INS2≫ |
![]() 高久 秀美 ≪岩≫ ≪雲≫ |
![]() 砂長 美智 ≪筒抜け≫ |
![]() 曾 超 ≪ 仮山石 ≫ |
![]() 中村 元哉 ≪Are You on Neutral Ground? ≫ |
![]() 中堀 香織 ≪light≫ ≪membranes≫ ≪atmosphere≫ |
![]() 仲 衿香 ≪セブンイレブン≫ |
![]() 任 慧涵 ≪insusceptible≫ |
![]() 土井原 裕一 ≪花≫ |
概念表現Ⅲ
(授業のため非公開)
会期:2018年7月11日( 水)1~2限
開館時間:10:00~17:00
大学院修士2年中間発表展
会期:2018年7月14日(土)~15日(日)
開館時間:10:00~17:00
ハイブリッド科目成果展
(授業のため非公開)
会期:2018年7月23日(月)~7月27(金)
開館時間:10:00~17:00
絵画の和文化 2017年度東京造形大学大学院プロジェクト科目「掛軸プロジェクト」成果展
会期:2018年9月15日(土)~9月27日(木)
休館:日曜・9月20日(木)・9月26日(水)
開館時間:10:00~17:00
出品:高橋淑人、木下恵介、末永史尚、宮崎勇次郎、近藤恵介、阿部くらら、
井上健司、佐野笑子、張巧君、福井湧也、古木宏美
表具:石川徳和、久保田茜子、小宮山健夫、鈴木美緒、春原敏雄、平井敏、広川淳、
室原麻衣、吉野茂義
協力:江戸表具研究会「表粋会」
昨年度大学院プロジェクト科目として、経師屋有志による江戸表具研究会「表粋会」が都内の美術大学と恊働して表具作品を制作する企画に参加した学生と教員、ゲスト講師によるグループ展です。
CU-SEEME VOL.5|作品と照明
会期:10月11日(木)~10月13日(土)
時間:10:00~17:00 ※13日(土)は15:00まで
展覧会を構成する要素として欠かせない照明にフォーカスした展示とワークショップを行います。
展示期間内の10/11(木)に照明ワークショップを開催します。学外からでも参加いただけます。
大学院修士1年生中間発表展
会期:2018年10月20日(土)~10月21日(日)
開館時間:10:00~17:00
rgb++ 2018 exhibition vol.10
会期:11/1(木)~11/10(土) ※11/3(土)、11/4(日)は休廊
開場時間:10:00~17:00 ※最終日10/10(土)は16:00閉廊
会場:ZOKEIギャラリー・CSギャラリー(同時開催)
出品作家:【現助手】菊池遼
助手出身ゲストアーティスト:門田光雅、佐竹宏樹、末永史尚、常田泰由
西平幸太、原田郁、堀由樹子、村林基
関連企画①:門田光雅トーク「色彩を巡って」
日時:11 月6 日(火) 13:30~14:30
場所:CS ギャラリー
在学中や助手時代の話、今日までの制作の展開と現在考えていることなど。
関連企画②:原田郁トーク「自作紹介」
日時:11 月7 日(水) 12:20~13:20頃
場所:ZOKEI ギャラリー
作品を前にして原田先生が自作について話します。自由度の高い形で行いますのでぜひ参加してください。
関連企画③:菊池遼トーク「『void』シリーズの成立について」
日時:11 月8日(木) 16:00 ~17:30
場所:CS ギャラリー
・第一部
菊池遼×母袋俊也
対話「学部時代の作品展開から見る菊池作品のテーマについて」
時間:16:00~16:30
・第二部
菊池遼
トーク「『void』シリーズの成立について」
時間:16:40~17:30
沖啓介ゼミ展
(授業のため非公開)
会期:2018年11月12日(月)~11月17日(土)
開館時間:10:00~17:00
高橋(淑)卒制ゼミナール展・院1年生展
会期:2018年11月20日(火)~11月30日(金)
休館:日曜・祝日
開館時間:10:00~17:00
映画表現E 学内発表
(授業のため非公開)
会期:2018年12月4日(火)~12月8日(土)
開館時間:10:00~17:00
竹編みワークショップ
(授業のため非公開)
会期:2018年12月12日(水)~12月13日(木)
開館時間:10:00~17:00
形象二年展
会期:2018年12月17日(月)~12月21日(金)
開館時間:10:00~17:00
出品:安住光平、出田正、稲垣綺音、岩崎杏奈、片桐旭日、神山日咲、
河合亜実、川合崚太郎、木下寧々、久保田那月、古賀光、小松雄海、
作山拓見、茂木ふみ、髙野紗耶加、髙柳あおい、田口悠良、
竹澤舞海、中浦情、成田幸穂、町田毬、モゼスイヤジ朱里、
六郷里虹、渡邉菜
ZOKEI展
2018年度東京造形大学卒業研究・卒業制作展
2018年度東京造形大学大学院修士論文・修士制作展
2018 TOKYO ZOKEI UNIVERSITY GRADUATION WORKS EXHIBOTION
東京造形大学ではこの度、「ZOKEI展」を下記のとおり開催します。
本展覧会は、今年度本学を卒業予定とする大学学部4年生および修了予定の大学院2年生が、本学での教育研究の集大成として卒業研究・制作/修士論文・制作を一堂に出展・展示するものです。
この「ZOKEI:造形」という表現は、1966年に創立者桑澤洋子が美術やデザインという既成の領域を超え、新しいクリエイターを育むべく、初めて大学名称として用いたものです。この表現に込められた意味を再認識するとともに、東京造形大学での教育成果をより多くの方々にご観覧いただきたいという趣旨のもとに開催いたします。
なお、当日は出展・展示のみならず、指導教員からの最終評価が行われ、優秀作品に対しては「ZOKEI賞」が授与されます。受賞リボンが目印です。
会期:2019年1月19日(土)~1月20日(日)
時間:10:00~17:00
会場:東京造形大学附属美術館・ZOKEIギャラリー他
入館無料