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卒業後の進路事例

「ものづくり」という目的意識を胸に本学に入学してきた学生は、その後大学で「デザイン・美術」についての専門性を身につけ、また同時に確固とした勤労観を身につけつつ、未来の自分の姿を見据えて、卒業後の進路を選択しています。その道は多岐にわたり、多彩な可能性に満ちています。
本学の卒業生は、美術系大学である本学にて養った発想力・創造力・企画力・表現力などを最大限発揮し、あらゆる分野で活躍し、実績を残しています。


企業への就職

商品企画や広報宣伝などを含むクリエイティブ職として企業へ就職する卒業生は多く、情報化社会の進展とともに、その活動領域は限りなく広がりつつあります。また、視野を広げて就職活動に取り組むことにより、大学で学んだ「デザイン・美術」の知識や技術をさまざまな職種で活かすべく、総合職への道を選ぶ学生も近年増えています。さらに、企業における「デザイン」の重要性の高まりも相まって、従来にもまして本学卒業生の活躍の場が広がってきています。


教育職員

教育職員免許状(美術・工芸)を取得し、国公私立の小中学校および高等学校に教員として活躍する卒業生も多く、国内の美術教育の一翼を担っています。また、大学や専門学校、生涯学習分野における指導者など、その活躍の場は限りなく広がってきています。


作家活動

絵画・彫刻などの美術領域だけでなく、写真や映像などのデザインの分野においても、自らの制作活動にこだわり、作家として作品制作を続けていく卒業生も多く、さまざまな領域で輝かしい実績を残しています。


大学院への進学

4年間の学士課程の後、特定領域の研究を深めたい学生のために、本学では修士課程「東京造形大学大学院造形研究科造形専攻(デザイン研究領域・美術研究領域・造形教育研究領域)」を設置し、また、教育職員専修免許状(美術・工芸)の履修課程も開設し、多くの学生が各自の専門性のさらなる追求に励んでいます。
なお、進学先は本学大学院のみだけでなく、他の国公私立の大学院にも多くの学生が進学しています。


その他(学芸員・留学・進学)

本学に開設されている学芸員課程の受講により、「博物館法」で定められている学芸員資格を取得し、美術館等に学芸員として勤務している卒業生もおり、展覧会の企画運営、イベントの企画、執筆など、幅広く活躍しています。
その他にも、海外に留学して特定のテーマの研究を深め、その後の活躍の場も海外に見出したり、また、本学で学んだ「デザイン・美術」の知識や技術を基礎として、さらに特定領域のスキルを身につけ、その後のキャリア形成につなげるために、専門学校などへの進学を選択する卒業生もいます。