アート寺子屋2014パネルディスカッション出演

中里 和人
写真専攻領域 教授
SMFアート寺子屋2014のパネルディスカッション「vol.2 小さな家の大きなひろがり」に写真専攻の中里和人教授がパネラーとして参加します。
「建築」というと、大きくて動かなくて変わらないものというイメージがあります。特に石やレンガで作られる西洋や大陸の建築は、強大な権力でなければ築きえない、巨大で豪華で永遠に不滅の構築物を目指してきました。我々日本人にとっての建築は、木や草や土や紙でつくられ、永遠に不滅なんてありえないのに、現代の都市はますます大建築で埋まってしまっています。膨大なエネルギーをかけて大きく高い建築を生産することに疑問を感じ始めている今日、小さな建築が、心の琴線に触れることが増えている気がします。それは、「建築」という概念を問い直すだけでなく、何か人間の存在に関わるイメージなのかもしれません。小さな建築を表現の手がかりにされている方々と、その大きな可能性を議論してみたいと思います。
開催期間
2014年7月12日
休館日
なし
時間
13:00~17:00
入場料
無料
会場
埼玉県立近代美術館講堂
会場住所
さいたま市浦和区常盤9-30-1