絵の絵の絵の絵 高橋大輔展

高橋大輔
絵画専攻領域 2005年度卒業
アルマスギャラリーでは7月6日(土)から8月10日(土)まで、高橋大輔 個展『絵の絵の絵の絵』を開催いたします。
アルマスギャラリーで3度目の個展となる今展では、1年前の『絵画の田舎』直後から制作されて来た新作が披露されます。
高橋の描く、絵画という言葉から受ける印象を覆すほど厚く厚く描かれ隆起した画面は、見事な色彩感覚とともに立体的な層となりこれまでに無い豊かな絵画空間を獲得しています。
この特徴的な画風は、奇をてらった訳ではなく、いままであったどの絵とも違う絵を描くという、画家としてのごく真っ当な願いが厚みとして発露したにすぎません。
ある限定したモチーフやコンセプトに縛られず、過去の絵画史を真摯にみつめ、同時代に生きる作家たちの動向を捉えつつ、自身の制作に取り組む中で、彼は今回の展覧会を『絵の絵の絵の絵』と名付けました。
いままで参照してきた過去の絵画と、それらに憧れつつ描いて来た自身の絵、そして過去作を踏まえ描かれていくであろう未来の自分の絵。
そういった自分の内と外にある絵と絵のつながり、連綿と続くその流れの中で、自作を押し進めていく事を表したタイトルです。
ぜひ現時点の作家の成果を目撃くださいますようお願い申し上げます。
opening reception 7月6日(土)18:00-20:00
開催期間
2013年7月6日~2013年8月10日
休館日
月~木
(金/土/日のみオープン)
時間
12:00-19:00
入場料
無料
会場
HARMAS GALLERY
会場住所
江東区清澄2-4-7