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学生・関係者の活動 詳細

第8回サステナブルデザイン国際会議


 

益田文和
サステナブルプロジェクト科目 教授


●第8回サステナブルデザイン国際会議開催にあたって
人間は古代より、世界各地で様々な文明を築き上げては放棄することを繰り返してきました。数千年にも及ぶそうした試行錯誤の果てにたどりついた現代文明は、70億人を越える人々すべてを一つの体系の中に取り込むという意味で、それ以前の文明とは規模的にも質的にも異なるものであるといえます。

しかし、その現代文明は、たかだか200年余りですでに様々な矛盾に突き当たり、地球環境問題をはじめ多くのほころびを見せつつあります。このままでは、時を待たずに行き詰まり、短命な文明の一つとして終焉を迎えることになりかねません。

そうならないために打つべき手を打とうと、私たちは1990年代初めから環境負荷の少ないものづくりに取り組んできました。しかし、技術的な問題解決がかえって新たな消費拡大を招くなど、技術イノベーションが必ずしもサステナブルな社会づくりに直結しないことも見えてきました。

それは同時に、人々の世界観や価値観の見直しを含む社会イノベーションの可能性を追求するためにサステナブルデザイン国際会議を立ち上げる契機ともなり、2006年に第1回の国際会議である”Destination 2006-2026”を開催しました。

それ以降、サステナブルデザインの領域を見極めた第1回、着地点としてのサステナブルな社会ビジョンを描いた第2回、行動を起こす合意を得た第3回、先進的な社会変革ビジネスを知った第4回、地域固有の社会ビジネスを山形県で探った第5回と続きました。

2011年2月末に東北地方で開催した第5回の国際会議の2週間後に起きた東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故によって、日本の社会システムがいかにサステナブルではない(un-sustainable)ものであるか、ということが露呈しました。それによって、この会議が向かうべき方向性も決定的なものになりました。

それは、資源、エネルギー、食料のどれをとっても自前でまかなうことができない日本が、まずはアジアの一員として東南アジアをはじめとする近隣諸国と一緒に生きて行く方法を模索するということです。そのためには、まず我々自身がいかに贅肉をそぎ落として身軽になれるかを示す必要があります。

そこで、第6回からのテーマをAsian Sustainabilityとし、第7回会議はバンコクのRangsit Universityと共にタイで開催しました。資源・エネルギーの大量消費国であり続けるヨーロッパ流のサステナビリティとは異なる、より多様性と柔軟性に富んでresilientなアジア型サステナブル社会の可能性をアジアの人々とともに考えて行こうという試みです。

この度、北九州市という先進的な都市エネルギーインフラ技術を持った地域で第8回会議を行うに当たって、そうした先進技術とアジア型サステナビリティの価値観との間でどのように折り合いをつけて行くのか議論してみたいと思っています。

いずれにしても、サステナビリティの目標は明快です。それは、一つしかない地球を、70億人を越える人々でどのようにシェアしてゆくかということなのです。そのためには、例えば日本人の価値観や暮らし方はこの国の実情に合わせて根本から見直す必要があるのです。

第8回サステナブルデザイン国際会議 ” Destination 2013-2019” 
実行委員長 益田文和

●第8回サステナブルデザイン国際会議について
北九州市で開催する第8回サステナブルデザイン国際会議にて
アジアのみんなで私たちの未来を考え、考えや想いをShare しましょう!
アジアのサステナビリティと日本の都市のサステナビリティ、
この2つを言い換えると「トトロの世界とドラえもんの世界」と考えてい
ます。「トトロ」は伝統的な山村の暮らしを「ドラえもん」は近未来の都
市の生活を舞台にしています。
この2つのサステナビリティという考え方は歴史、環境、その他様々な
ギャップがあります。
私たちの暮らしに密接に関わるテーマをもとに、この2つのサステナビリ
ティより課題や共通点を探り、これからの未来をデザインします。
ここで生まれた成果を日本だけでなく、アジアへ向けてShare していきま
す。

●サステナブルデザイン国際会議について

地球規模の大きな自然環境の変化起きている中、リオデジャネイロ開催さ
れた国連地球サミット以降、「持続可能な開発/ 社会形成」は世界的な取
り組みに大きな影響を与える理念となっています。
 日本でもこの10 年間、技術者を中心に産官学をあげて熱心にエコデザ
インに取り組み、数多くの素晴らしい環境性能を持った製品を生み出して
きました。しかし、個々の製品は優れた成果をあげているにも関わらず、
地球環境は依然として改善されないどころか悪化の一途をたどっていま
す。
そこで、技術イノベーションではなく、社会イノベーションを起こすべき
と確信して、サステナブルデザイン国際会議の活動がはじまりました。こ
の会議は、現代文明がもたらした課題をグローバルな視点で確認し、その
課題解決と新たな文明の枠組みについて考え、計画し、実践する場です。
2016 年までにサステナブルな社会を実現するために、その目標に接近す
る活動を報告し、確認し合うために本会議を開催します。


【開催概要】
■名称:
第8 回サステナブルデザイン国際会議
The 8th International Conference of Design for Sustainability

■テーマ:
Share Asian future

■会期:
エクスカーション   2013 年6 月 7 日(金)
カンファレンスI   2013 年6 月8 日(土)
カンファレンスII   2013 年6 月9 日(日)

※カンファレンスのみ参加、エクスカーションのみ参加でも可能です。
お申込みは以下WEB 申し込みフォームよりお願い致します。
http://www.satoyama.cn/sd2013/06_registration.html


■会場:
北九州イノベーションギャラリー、北九州市環境ミュージアム、
九州ヒューマンメディア創造センター、北九州市八幡東区東田地区、および周辺

■主催:
サステナブルデザイン国際会議実行委員会 
北九州サステナブルデザイン国際会議実行委員会

■共催:
北九州市、公益財団法人タカミヤ・マリバー環境保護財団

■後援:
独立行政法人国際協力機構 公益財団法人九州ヒューマンメディア創造センター

■協賛:
株式会社西原商事、TOTO 株式会社、株式会社LIXIL、株式会社筑紫環境保全センター
株式会社ATGREEN


■共通言語:
英語
事講演やプレゼンテーションを英語で行います。同時通訳、逐次通訳を介
しますが、英語でのディスカッションに挑戦してください。

●インターネット映像配信:
カンファレンスI、IIはインターネット上で世界へ映像配信する予定です。


開催期間

2013年6月7日~2013年6月9日


休館日

-


時間

9:00~18:00


入場料

6/7(金)エクスカーション 2,000円
6/7(土)カンファレンスI 無料
6/8(日)カンファレンスII 無料
※宿泊や食事が必要な方は別途費用がかかります。詳しくはWEBをご覧下さい。


会場

北九州イノベーションギャラリー、北九州市環境ミュージアム、 九州ヒューマンメディア創造センター、北九州市八幡東区東田地区


会場住所

福岡県北九州市八幡


関連Webサイト

http://www.satoyama.cn/sd2013/index.html
http://www.sustainabledesign.jp/