Linked Open Data Challenge 2012

中野 圭
造形計画 1997年度卒業
本学卒業生であり、メディアデザイン専攻領域非常勤講師であった中野圭先生が実行委員として参加する公募展が開催されます。
(現在は武蔵野美術大学講師。スキーマ策定担当としてビジュアライゼーション設立に協力)
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LOD Challenge 2012
応募期間:2012年10月1日~2013年1月31日
審査結果発表&表彰:2013年3月7日 (木)
= 第8回LODチャレンジデー IN はこだて =
2012年12月15日(土) (第1部 13:00-15:25, 第2部 15:40-17:05)
公立はこだて未来大学
(北海道函館市亀田中野町116-2)
http://kokucheese.com/event/index/63109/
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LODとは?
Linked Open Data(LOD)は、Webの技術を利用して、計算機が処理しやすい形式で情報を共有する、新しい仕組みです。インターネット上のオープンな場へLODの形式で発信することで、情報を多くの人々へ広くかつ迅速に伝えることが可能となります。また、発信された情報を、Web上で共有したり相互につなげる(Linkする)ことによって、Web上に巨大な知識データベースが形成されています。こうした知識を利用することで、価値ある新しいサービスが立ち上がり始めています。
これまでのWebは、HTMLで書かれた文書どうしがハイパーリンクで結ばれた、「文書のWeb」でした。人間は、ハイパーリンクをたどって文書を閲覧したり、検索エンジンサービスに対してキーワード検索することにより、情報へアクセスしていました。例えば、ある書籍についての情報を、出版社、書店、図書館、クチコミなどの各Webサイトが持っていたとしましょう。それらが同じ書籍についての情報であることは、人間が読むと理解できますが、計算機に判定させるためには、書籍のタイトルや著者などの名称を抽出したり、同一の名称かどうかを調べたりするなど、ひと手間かける必要があります。
LODは、計算機が処理しやすいように、書籍のタイトルや著者といった最小単位のデータを扱い、それらのデータどうしをリンクで結ぶことによって、情報を表現できるようにしたものです。これらの情報をインターネット上のオープンな場へ発信し共有することによって、他の計算機が参照したり、新しいデータをリンクとともに付加したりすることが可能となります。Linking Open Data運動を通して、LOD形式のデータの公開とリンクが広まってきており、インターネット上に「データのWeb」と呼ばれる巨大なデータベースが形成されています。
Linked Open Dataチャレンジを通して、日本発のデータ、日本語のデータのオープン化と共有を促進し、データを利用した価値ある新しいサービスを創造していきましょう。