【帰国特別講演】 チェコ共和国の文化と人形劇 チェコ 春日明夫コレクション展示

佐久間奏多
デザインII類 1999年度卒業
他、1名
林由未さん(視覚伝達専攻ビジュアルデザイン/2001年度卒)
本学卒業生の佐久間奏多さんと林由未さんの講演会が開催されます。
対象 : 学部、大学院生の全学生と教職員
主宰 : 春日ゼミナール、大学院春日研究室
協賛 : テキスタイルデザイン専攻、グラフィックデザイン専攻、アニメーション専攻、造形基礎・ハイブリッド科目
帰国特別講演【造形講座】によせて
佐久間奏多、林由未さんの二人は、共に東京造形大学デザイン学科を卒業し、チェコ国立芸術アカデミー人形学部舞台美術科大学院で学び、共に同大学院を主席で修了したアーチストたちです。 佐久間奏多さんは、チェコ語で手のひらの上という意味である「ナ・ドラニ」という独創的なマリオネットの制作者として国際的に高い評価を得ています。また、人形美術制作ほか、舞踏やダンスの身体表現者、さらに自作のナ・ドラニを使ってハンディーキャップのある子どもたち向けた人形セラピストとしても活躍し、大いに注目を集めているアーティストです。
林由未さんは、「糸操り人形」の制作の他、人形を使った舞台美術家、若手演出家として現在チェコで注目を集めています。林さんは、大学時代には春日ゼミナールに所属し、ゼミ生時代から独自の世界観をもつ糸操り人形の制作を開始しました。卒業研究では、現在の制作コンセプトの原点ともなる独創的な素晴らしい作品を制作しました。それは、ミュージカルの「キャット」を独自の解釈によって、3メートル以上の大きさのある木製の船上を舞台に仕立て、そこにたくさんの猫の人形を置いたデザインによる、総合アート的な不思議な世界を見事に表現しました。
この二人の表現や活動は、デザインや美術を「造形」とい幅広い観点から捉え、そこから生み出される芸術的表現が、社会の仕組みや我々の日常の営みとどのように関連付けられているのかという、東京造形大学の教育課題に対して、その一つの答えをみごとに示唆してくれているように思えます。
尚、当日の「帰国特別講演」会場には、「春日明夫のチェコ人形・玩具コレクショ」ンの一部を併せて公開展示します。
企画・主宰者 春日明夫
開催期間
2011年5月24日
休館日
なし
時間
16:40~18:10(5時限目)
入場料
無料
会場
東京造形大学大学院棟2階12-201(レクチャールーム)
会場住所
八王子市宇津貫町1556