肉体の外へ / Beyond The Body Shell
呉啓韻/Wilda Wu
写真専攻領域 2年生
私はこの写真に身体を捧げた。美のためではなく、真実の裂け目となるために。
『躯殻の外』は自らを光に晒す過程である。
ヌード写真を媒介に、私は身体との関係を振り返り、解体しようとする——言語、血縁、
性構造、自己意識の間で、いかに身体が命名され、形作られ、分類されていくかを。私は白紙の状態から始まったわけではない。
この肉体は生まれた時からラベルを貼られ、定義され、見られ、ある秩序に応答することを求められてきた。
私はそれらの声から逃れるために自撮り始めた。しかしすぐに気づいた:写真そのものが無辜ではないと。レンズは決して
中立な道具ではなく、常に符号化し、抽出し、支配する。
他者の目には、凝視は当然のことと見なされる。しかし見られる瞬間、身体は常に晒し出され支配される
狭間に置かれている。
そして私が自らレンズを手にし、撮影者となった時、私もまた権力の位置に立つ。私は被写体となる身体であると同時に、
他者の身体に焦点を当てる者でもある。純粋を装うことも、支配から完全に逃れることもできない。
だからこそ問い続けねばならない:
私は表現しているのか、それとも傷つけを繰り返しているのか?
私は自分自身を語っているのか、それともある種の凝視構造を継続しているのか?
これらの画像は裸体を展示するためではなく、裸体を再発生させ、再び語らせるためである。帰属のためではなく、逃避のためである。
号。
私は身体を付与された意味から解放し、解釈される記号ではなく、再び発声する器官として再生させようとする。身体はもはや観られる対象でも、清浄な起点でもない。それは記憶の残滓であり、制度の折り目であり、恥と欲望の通路であり、変革の可能性でもある。
開催期間
2025年10月14日~2025年10月20日
休館日
なし
時間
12:00-19:00
入場料
無料
会場
新宿PlaceM
会場住所
東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル 4F Readers Club