ART OSAKA 映像プログラム「〈うつること〉と〈見えること〉-映像表現をさぐる:60年代から現在へ」

32名
白井美穂(絵画専攻領域教授)
23回目を迎える現代美術に特化したアートフェア「ART OSAKA 2025」は、2025年6月6日(金)~8日(日)の3日間、中之島・大阪市中央公会堂(国指定重要文化財)、6月5日(木)~9日(月)の5日間、北加賀屋・クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地 / 近代化産業遺産) の2会場で、開催されます。中之島会場では、近代建築の壮麗な空間を象徴する大集会室(ホール)にて、「映像プログラム」を初開催します。
「〈うつること〉と〈見えること〉̶ 映像表現をさぐる: 60年代から現在へ」では、プログラム・キュレーションに梅津元(批評家/キュレーター)を迎え、1960年代から現在までの、実験映像、ビデオアート、美術家による映像など、重要な作品の数々を⼀挙に上映し、⽇本における「映像表現」をさぐります。
掲載図版:萩原朔美《KIRI》1972年 9分
出品:白井美穂(絵画専攻領域教授) (Cプログラム)
キュレーション:梅津元(絵画専攻領域非常勤講師)
映像の到来を告げる実験映画やビデオアート、現代美術における映像を導く表現の原理的な探索、来るべき映像表現を希求する、越境し、批評し、再帰する、現代の表現者たち。映像に囲まれた世界において、いま、ここで、光学的な機構と電気的・電子的な装置を介した〈うつること〉の根源に向き合う。「宿命的に、〈見えること〉とは何かをテーマにしないとならない」*、その声を契機として。
*「キカイデミルコト」における萩原朔美の発言。
[A] 「キカイデミルコト―日本のビデオアートの先駆者たちー」
監督:瀧健太郎 企画・制作:ビデオアートセンター東京 2013年 82分
本作に登場する主な作家
阿部修也、安藤紘平、飯村隆彦、出光真子、かわなかのぶひろ、久保田成子、マイケル・ゴールドバーグ、小林はくどう、中嶋興、中谷芙二子、萩原朔美、松本俊夫、山口勝弘、山本圭吾、和田守弘
[B] 映像の到来:実験映画、ビデオアート、現代美術
飯村隆彦、萩原朔美、⼭崎博、松本正司、柏原えつとむ、野村仁、中塚裕子+林剛+持田明美、奧⼭順市、河合政之、瀧健太郎
[C] 表現の探索:美術家による映像
村岡三郎・河⼝⿓夫・植松奎⼆、今井祝雄 、福岡道雄、堀浩哉、森村泰昌、松井智惠、白井美穂、藤本由紀夫
[D] 来たるべき映像表現:越境性、批評性、再帰性
折笠良、鈴⽊了⼆、⼩松浩⼦、⾦村修、石原友明、⾼嶋晋⼀+中川周、三宅砂織、牧野貴、葉山嶺
開催期間
2025年6月6日~2025年6月8日
休館日
なし
時間
6月6日:14:30-1800、6月7日:10:30-18:00、6月8日:10:30-17:00
入場料
無料
会場
大阪市中央公会堂 大集会室(1階)
会場住所
大阪市北区中之島1-1-27
関連Webサイト
https://www.artosaka.jp/2025/jp/screening-program-1/
https://www.artosaka.jp/2025/jp/access/#nakanoshima