Chatterbox V―4人が重ねるイメージと行為―

飯沼知寿子
大学院美術研究領域 2009年度修了
他、3名
個展と座談会によって緩やかに連帯する4人の女性作家の展覧会「Chatterbox Vー4人が重ねるイメージと行為ー」を開催いたします。
Chatterbox展は、世代や経験の異なる女性作家達のお喋り(chatter)を通してそれぞれのディテールに迫り、途切れがちな女性作家の歴史や表現を繋いでいくものとして継続して参りました。最終回の5回目は、木村瞳、コスター理穂、竹田あけみ、飯沼知寿子による展覧会となります。座談会では各々の制作の話題を軸に、子育ての葛藤や60年代に渡米した女性作家達などについても、ジェンダーの視点を交えて語られました。その記録冊子は展覧会会期中にご来場の皆様に配布致します。
ご高覧頂きますよう宜しくお願い申し上げます。
ChatterboxV―4人が重ねるイメージと行為―
2025年3月31日(月)~4月5日(土)
11:30~19:00(最終日~17:00)
ギャラリー檜
〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-9 ウィンド京橋ビル2F
Tel :03-6228-6361(B・C会場/事務所)
ギャラリー檜B:竹田あけみ“Heritage”
竹田は熱転写によりイメージを重ねていくフォトモンタージュを展開。時代性の滲み出る様々なイメージを構成することでファミリーヒストリーを視覚芸術へと変換させ、次世代へと手渡していく。
ギャラリー檜C:飯沼知寿子「からのからだ」
姉の死に直面した飯沼は、キャンバスの切り込みと「言葉のドローイング」により、その喪失感と言葉にならない混乱を描きだそうとする。油彩画と床に置かれた紙のドローイングによる展示。
ギャラリー檜e:コスター理穂
「弔(とむら)いはアート(感性)に似ている」日常的に自らを弔いの場に置き、制作で布と向き合うことで、コスターは本質的なものを探る。裂(きれ)を縫い重ねながら染めと漂白を施した作品を展開。
ギャラリー檜F:木村瞳「ムーンライト、ムーンライト 2025」
コロナ以降表出した世界の歪さに絶望を覚える中、見えない何かを信じてみる。木村にとってそれは祈りなのか、世界へのささやかな抵抗なのか。月や月光浴をモチーフにした映像・写真作品などを展示する。
開催期間
2025年3月31日~2025年4月5日
休館日
会期中無休
時間
11:30~19:00(最終日17:00まで)
入場料
無料
会場
ギャラリー檜
会場住所
東京都中央区京橋3-9-9 ウィンド京橋ビル2F
関連Webサイト
http://hinoki.main.jp/info.html
https://asianw-art.com/interviews/