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学生・関係者の活動 詳細

書籍出版「学びと実践の学問 ハタオリ学」


 

3名
編著/プロデューサー 高須賀活良
ディレクター 高須賀文子
デザイナー 毛利朋子


本学の非常勤講師の高須賀活良先生が編集著者/プロデューサー、2009年卒業の高須賀文子氏ディレクター、毛利朋子氏デザイナーで山梨県富士吉田市の産業であるハタオリにフォーカスした地域の教科書「学びと実践の学問 ハタオリ学」が出版されました。

山梨県富士吉田市(以下、本市)は、1,000年以上前の平安時代から織物の名産地として広く知られ、現在も多くのファクトリーブランドが集積するハタオリマチです。その本市にて、織物を楽しく学べる教科書「ハタオリ学(以下、本書)」が2024年3月に完成しました。本書は「地域に根ざしたハタオリから、この街独自の面白さやそこから生まれる可能性に気がつくきっかけになれば」という、地元の織物職人さんたちによって発案され、全国の皆さんからいただいた「ふるさと納税クラウドファンディング」の一部を活用して製作しました。

(「ハタオリ学」説明動画:https://youtu.be/OVX0ZGbMl6Y)

 本書は、本市のルーツなどを織物の視点から捉え、歴史学、地理学、民俗学、音楽・文学、社会学、人類学、機械工学、染色化学、経済学などの学問として再構築することで、さまざまな「学びの入口」を用意しました。「歴史学」では、縄文時代から作られていた布がこの地でどのように発達したのかを追い、「地理学」では、四大天然繊維が四大文明とともに育ったことを学べ、「文学」では、夏目漱石、芥川龍之介、太宰治といった誰もが知る文豪が「甲斐絹」について綴っている作品を紹介するなど、各分野とも興味をそそる仕掛けが散りばめられています。専門的な分野については、ふじさんミュージアムや山梨県産業技術センター繊維技術部など、それぞれの専門家にチェックしていただいており、調べ学習や夏休みの⾃由研究にも対応できる内容となっています。
 このため、市立図書館の蔵書として市民に広く貸し出すほか、市内の小中高校に寄贈し、高校生が地域の課題解決について考える授業「富士山学」や、小中学生がふるさとについて体系的に学ぶ「富士山学習」の教材としても使用する予定です。一般の方向けにも5月16日(木)よりオンラインでの販売を予定しておりますので、興味のある方は是非ご購入ください。
 また、本書を20ページにまとめたミニブックも併せて作成しました。毎月第3土曜日に開催している織物工場の見学会「オープンファクトリー(https://hatajirushi.jp/factory-shops-open)」などで配布する予定ですので、こちらも是非ご参加ください。
 最後になりますが、本市に生まれ育つ子どもたちが、本書を通じてふるさとへの理解と愛着を深め、私たちが誇る織物文化を次世代へと確実に継承してくれることを強く願っています。

<「ハタオリ学」 概要>
■販売日:2024年5月16日(木)
■サイズ:B5判 上製本 160 ページ
■発行部数:3,000 部
■販売価格:3,960円(税込)
■販売場所:オンライン、ハタオリマチ案内所など
■発行元:富士吉田織物協同組合
■編著:高須賀 活良
■編集・デザイン:株式会社トリッキー
■ホームページ:https://hatajirushi.jp


関連Webサイト

https://hatajirushi.jp/all/news/14290
https://youtu.be/OVX0ZGbMl6Y