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学生・関係者の活動 詳細

「意見交換会 ・ CA/CR/CC 005」 開催のご案内


 

清水哲朗
専門科目 非常勤講師

他、10名


「意見交換会 ・ CA/CR/CC 005」 開催のご案内
  
水曜日4限授業後、第5回「意見交換会 ・ CA/CR/CC 005」 を、学部・大学院生、卒業生、学外一般の方を交え行ってゆきたいと思います。タイトルのCA=クリエイティヴ・アクション(創造的行為・行動)、CR=クリエイティヴ・リレイション(創造的な関わり合い・関係)、CC=Creative Commons = 創造的な共有・共同を意味したいと思います。
いろいろな専攻領域、研究科、卒業生、学外よりの一般の方たちも含め、自由に自分の表現、関心のあることなどについて発表してもらって、意見交換したいと考えています。清水の方からも発表します。
第5回=005 の今回は清水単独で発表を行ってみようと思います。活発な意見交換が起こることを期待して行いたいと思います。

前回第4回は、Saeさん(魚住さん、学部3年)の発表でした。学部2年頃よりの表現の展開をスライドで見せ発表してくださいました。非常に先進的な表現の数々に改めて驚かされました。(1)「割れた皿を何年も置いていた。自画像のような作品。自分の思っていることと自分のズレを見る。」、(2)「1分間に一回クギを打つ。自分の時間を誰でも触れられるようにする。釘でオルゴール化した。皆に回した。自分の考えていたことを、他の人に介在してもらえるように…。」、(3)「お婆さまの家の掛け軸のかかった床の間の見える同一室内の、一つの映像内に組み込まれた三つの映像。真ん中は『祖母の生活』が映る。一番下では、『その場で音を出す』。同一アングル同一室内を写し、同一画面内で流れる三つの映像。その間の認識の『ズレ』、『カスレ』が『時間を出現させる』と。(4)「鏡の断片を貼り付けた自分の手(『動物になってください!』という授業課題に応えた表現。断片化された鏡が貼り付き、キラキラと光る手は、まるで『光の鱗のヘビ』のようだった!)。(5)「音に触れ、穴のあいた円になりたかった。自分が存在する時間を確かめる。始まりも終わりもなく。」、(6)「大きい段ボール箱。勝手に床上を回る。(仕掛けが内部にしてある)。これに自分を見出していた。まわりに『私』を見つける。『表面』に『私』の認識を見出す、『並行世界的に』。」、(7)「帰り道で誰かが落とした傘を見つけた。一つの方向を見て歩き続けてみる。」、(8)「部屋に居るときの凸。自分の身体全部を縫う。バケツの形をしているものが空気を入れてゆくと丸くなる」。以上の、スライドをもととしたSaeさんの発表に続け、活発な意見交換が会場で行われました。意見a:「息を吹き込む。バケツの形がいつも入れ代わっている。呪術的。息を吹き込む=魂を吹き込む。ある種のスピリット。」、b:「デジャヴを感じる。一人で歌っているのではない。聞こえないはずの音も聞こえる。」、c:「魚住の作品はよく伝わってくる。(釘を弾くオルゴール)弾いた時に言いたかった。自分の存在を他人の目線から見る。全員の目から。」、d:「時間がかかる。やっているときの時間か。出されたインスタレーションの時間か。作品自体、作ると離れる。作り終わった後、切り離されている。」、e:「空気のようにつくりたい。空気を選んだ理由は?」、f:「オバーチャン家。アレルギーが出る。身体性が全部の作品で出る。」、g:「ずっと隣で制作していて…。魚住の作品、自然が感じられる。インスタか、立体か?(魚住さんの答え=私もどちらかわからない)。自然が出てきているのは、初めて見た感じがする(魚住さんの意見=私って、どこまでいっても『プライヴェート』に作品作っている。そこから逃げたくて、自然に行くのかも知れない。勝手につなげる。『人間を介さない存在』も今考えているので…。)、h:「Saeの作品1年の時からズット見ている。自分の地続きのことも言っている。自分の生活とか。作品を作るときにどいう過程で… ? (魚住さんの応え=だいたいは『考えて積み上げる』、ある瞬間で落ちる瞬間にやる。鏡のも、15時間ぐらい。サイゼリアに行っていて、書いていて…、そして落ちる時。… 時間を引きずっているんですね、私。)」。以上のように、Saeさんの発表をもとに、非常に興味深い、意見の応酬が会場に渦巻いてゆきました。とてもクリエイティヴな言葉の交換の時でした。ご参加の皆様ありがとうございました。Saeさん挑戦的な創造性に満ちた発表ありがとうございました。

次回6/21(水)17:15〜 90分程度(質疑、意見交換含める)で清水の発表を行います。今回は、前回に引き続き、フランス人アーティスト、ピエール・ユイグの作品について発表したいと思います。前回ちょっと触れた、震災後の放射線被害地域で撮影された、少女の仮面をまとった日本猿の行為を記録した映像表現、<HUMAN MASK>の持つ意義について、また2017年〜2018年にかけ行われた太宰府天満宮で開催における「ソトタマシイ」プロジェクトなどをもとに、皆さんと一緒に考えてゆきたいと思います。戦争、気候変動、パンデミックの21世紀において、アートがどのようにあり得るか、活発な意見交換を期待したいと考えています。よろしくお願いいたします。

この「意見交換会 ・ CA/CR/CC 」は、どなたでも自由に参加できます。直接時間に会場におこしください。よろしくお願いします。

・企画名:「意見交換会・CA/CR/CC 005」
・開催日時:2023年6月21日(水)17:15〜(大体90分ぐらいを考えています)
・場所:10号館1階 CSプラザ食堂寄り丸テーブル付近
・内容:
(1) 清水哲朗発表

発表テーマ=「 フランス人アーティスト ピエール・ユイグ、 震災後福島で撮影・制作された<HUMAN MASK>、太宰府天満宮2017年<ソトタマシイ・プロジェクト>から考えること、与えられていること、について」

発表後出席メンバー間での自由ディスカッション。
・担当:  清水哲朗

*学外からお越しの方は、大学入口警備受付で入校のサインをして会場にお越しください。


開催期間

2023年6月21日


休館日

無休


時間

17:15 〜


入場料

無料


会場

東京造形大学10号館1階 CSプラザ食堂寄り丸テーブル付近


会場住所

東京都八王子市宇津貫町町1556 10号館