「意見交換会 ・ CA/CR/CC 004」
清水哲朗
専門科目 非常勤講師
他、10名
「意見交換会 ・ CA/CR/CC 004」 開催のご案内
水曜日4限授業後、第4回「意見交換会 ・ CA/CR/CC 004」 を、学部・大学院生、卒業生、学外一般の方を交え行ってゆきたいと思います。タイトルのCA=クリエイティヴ・アクション(創造的行為・行動)、CR=クリエイティヴ・リレイション(創造的な関わり合い・関係)、CC=Creative Commons = 創造的な共有・共同を意味したいと思います。
いろいろな専攻領域、研究科、卒業生、学外よりの一般方の方たちも含め、自由に自分の表現、関心のあることなどについて発表してもらって、意見交換したいと考えています。清水の方からも発表します.
第4回=004 も2本立てです。面白く進んでゆけば、いずれ皆で展示などしても良いかもしれません。
前回第3回は、Sho(白井祥太郎、学部4年)さんの発表でした。作品<柔らかな石>シリーズの図像を交えた紹介から始まりました。「観察と狩猟」と題した観点からは、ニケ、ロンダニーニのピエタ、ホシゾラハコフグ、ニワシドリ、哺乳類のメラニン色素からの皮膚発色のこと、一方でマンドリル(オナガザル)のカラフルな皮膚のこと等が紹介がされました。「信仰と闘争」の観点からは、インド相撲「クシュティー」、ロジェ・カイヨワによる「戦争論 我々のうちに潜む女神ヴェローナ」などについてShoさんの考えが述べられました。また、「私論としての表現意識」、「表出のソフィア(仮題)」として、現在の自己の制作に関する根本的な心情、概念についても説明がありました。その後自作の詩「真珠」の朗読をしてくださいました。文化人類学、民俗学、生物学など多様な観点への興味、知見を表現へと積極的に関わらせようとするShoさんの今回の発表は大変迫力に満ちたものだったと思います。それに対し、会場からはさまざまな質問、感想が述べられ活発な意見交換がなされました。配布されたShoさんのテキストは、非常に「ひらめき」に満ちた、他者を啓発して行く力のあるものだと感じました。
今後も制作とテキスト生成を一体的なものとして、ダイナミックな表現の展開が期待されると思います。
第3回は池上英洋先生もご参加くださり、「コロナ後」のコミュニケーションの大切さについて語ってくださいました。同時に、Shoさんの発表、テキスト等についても貴重なご意見、ご指摘を述べてくださいました。池上先生ありがとうございました。
この「意見交換会 ・ CA/CR/CC 」どなたでも自由に参加できます。直接時間に会場におこしください。よろしくお願いします。
・企画名:「意見交換会・CA/CR/CC 004」
・開催日時:2023年5月10日(水)17:15〜(大体90分ぐらいを考えてい
ます)
・場所:10号館1階 CSプラザ食堂寄り丸テーブル付近
・内容:
(1) 発表:魚住さん(Saeさん、学部3年)
自由テーマでの発表。
発表後出席メンバー間での自由ディスカッション。
(2) 清水哲朗発表
発表テーマ=「ダミアン・ハースト 粒子状意識/無意識 から ピエール・ユイグ 震災後福島で撮影・制作された<HUMAN MASK>から考えること」
*あまりかっちりと準備せず、会場で映像・図像を映しながら、その場で考え会場の方たちと意見交換しながら、さらに考えを進めてゆければと考えています。
発表後出席メンバー間での自由ディスカッション。
・担当: 清水哲朗
*学外からお越しの方は、大学入口警備受付で入校のサインをして会場にお越しください。
(文責:清水哲朗)
開催期間
2023年6月7日
休館日
無休
時間
17:15 〜
入場料
無料
会場
東京造形大学10号館1階 CSプラザ食堂寄り丸テーブル付近
会場住所
東京都八王子市宇津貫町1556 東京造形大学10号館1階 CSプラザ