地球派 -不条理を見つめるということ、空虚への抵抗-

3名
木村 直 (デザイン学科写真専攻領域 2019年度卒業)
石井 陽 (美術学科絵画専攻領域 2019年度卒業)
牧野 雄氣 (デザイン学科写真専攻領域 2021年度卒業)
地球派は、知、倫理、教育の満足出来る場を創出するために、2018年に結成されたアートグループです。本展では、地球派の根本的理念である不条理を見つめるという文脈から、木村直、石井陽、牧野雄氣の新作を発表致します。
木村直は、2017年頃から始めた日課的に写真を撮影する行為を見つめ直す作業をエノンセを見つめる作業だと考えました。これらの写真をエノンセとし、世界によって私自身に「エノンセ=述べられたこと」を見つめ、私自身と世界との関係性について、知覚によって考察する機会を創出します。
石井陽は、出会いの明晰化というテーマを主軸に制作を行っています。過去には絵画や彫刻、詩などによる作品を制作しており、もの派からの影響を色濃く受けています。本展では、床に写真を埋め、可視/不可視について鑑賞者に問う作品を発表します。
牧野雄氣は、他者との差異が如実になった時代の構えとして、「不確かさの肯定、配慮、注視」が必要であると言います。そして、この構えを自身に促す鍛錬として、身体的な不確かさに満ちた空間である「背後」に注目し、日々写真で撮影しています。本展では、その実践による結果と解釈を、壁面に構成し提示します。
以上3名の作家から、地球派の不条理を見つめるという根本的思想を、それぞれの行動の軌跡から考察する場を創出します。
開催期間
2022年11月21日~2022年12月2日
休館日
日曜日・祝日
時間
12:00-19:00(最終日16:00まで)
入場料
無料
会場
東京造形大学 10号館 2F mine
会場住所
東京都八王子市宇津貫町1556 東京造形大学 10号館 2F