『ナナメのろうか』劇場公開

深田隆之
映画専攻領域 2011年度卒業
スペイン最大のサン・セバスティアン国際映画祭に正式出品決定!
『ナナメのろうか』が第70回サン・セバスティアン国際映画祭サバルテギ・タバカレラ部⾨への正式出品が決定しました。サン・セバスティアン国際映画祭はスペイン北東部の都市サン・セバスティアンで開催され、今年で70回目を迎えるスペイン最⼤の歴史ある映画祭です。ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭として位置付けられています。昨年、日本からは濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』や杉田協士監督 『春原さんのうた』等が出品され話題を集めました。 今回出品されるサバルテギ・タバカレラ部⾨の“サバルテギ(Zabaltegi)”は、バスク語で“⾃由”を意味し、国、⾔語、⻑編・短編を問わない様々なジャンルの映画が出品される部⾨です。同映画祭は9月16~ 24日に開催されます。
映画祭に先駆け、本国ではポレポレ東中野で9月10日よりレイトショー公開となります。
<あらすじ>
改装される予定の祖母の家に来た姉妹、聡美と郁美。妹の郁美は妊娠し、シングルマザーになる決意をしていた。2人は家に残された物を片付け始めるが、昔遊んだおもちゃ箱を見つけ、こどもの頃のように遊び始める。しかし、お腹の子どもをめぐってお互いの溝が露わになり、2人は家の中ですれ違い、会えなくなってしまう。嵐の夜の中、姉妹は暗闇の中でお互いを呼び合うのだった。
<概要>
前作『ある惑星の散文』は作家性や芸術性の高さが評価される映画祭での上映が相次いだ。フランスのベルフォール国際映画祭やアメリカポートランド美術館で上映され、その豊かな映画表現とロケーションから着想を得たユニークな映画作りは観客の注目を集めた。最新作では44分という短い上映時間の中に2つの側面を持つ映画を見事に生み出した。オルタナティブな映画表現を追求する深田隆之が最新作でもユニークな映像世界を紡ぎ出す。
出演
吉見茉莉奈 笠島 智
スタッフ
監督・脚本・編集:深田隆之 撮影:山田 遼 録音:河城貴宏 照明:小菅雄貴 助監督:高橋壮太 制作:南 香好 音楽:本田真之 整音:黄永昌 カラリスト:山田 遼 英語字幕:上條葉月 配給:夢何生 製作:√CINEMA
開催期間
2022年9月10日~2022年9月23日
休館日
なし
時間
21:30〜レイトショー上映
入場料
一般:1300円|大学・専門・シニア:1200円|中学・高校・障害者:1000円
会場
ポレポレ東中野
会場住所
神奈川県横浜市港北区師岡町1026 カテリーナ師岡201