ChatterboxIII―変化を伴い持続する4人―

飯沼知寿子
大学院美術研究領域 2009年度修了
他、3名
「Chatterbox」は、個展と座談会によって緩やかに連帯する4人の女性作家の展覧会として2020年に始まりました。この展覧会は、世代や経験の異なる女性作家たちとのお喋り(chatter)を通してそれぞれのディテールに迫り、途切れがちな女性作家の歴史や表現を繋いでいくものとして継続しています。3回目の今回は、釘町一恵、斎藤英子、間々田佳、飯沼知寿子による展覧会となります。事前に行われた座談会では美術や美術教育、表現やそれぞれの制作について、ジェンダーの視点を交えて率直な言葉で語られました。座談会の記録冊子は展覧会会期中に会場にて配布致します。なお、冊子はWAN基金から助成を受けています。ご高覧頂けましたら幸いです。
ギャラリー檜B:飯沼知寿子“Noise”
雑音や不要な情報“noise”を遮断せずに、それらを抱えたまま進もうとする飯沼。一点透視図法の表象と言葉の筆致が重なり合う油彩画と木炭画を展示します。
ギャラリー檜C:斎藤英子「あの時からのこと」
危険を知らせる蛍光ピンクのマーキングテープに惹かれ、蛍光ピンクのテープや水糸を結び続ける斎藤。自らの表現の原点と現在、その日常とウクライナの危機を俯瞰し、境目を探るインスタレーションです。
ギャラリー檜e:釘町一恵「Sensuale 2022― Amuletum 官能の呪具」
「官能の呪具」それは自らにかけられた呪いを解き、自身から自由になるためのお護りだと釘町は言います。艶やかにイメージを呼び起こす、油彩作品とドローイングによる展示です。
ギャラリー檜F:間々田佳「〔満〕/〔空〕⇒間」
一貫して「間」をテーマに制作してきた間々田が『「間」は、満なのか、空なのか』と問いかけます。金属による立体作品を中心とした展示です。
開催期間
2022年8月29日~2022年9月3日
休館日
会期中無休
時間
11:30~19:00(最終日~17:00)
入場料
無料
会場
ギャラリー檜
会場住所
東京都中央区京橋3-9-9 ウィンド京橋ビル2F
関連Webサイト
http://hinoki.main.jp/info.html
https://www.facebook.com/events/420153403422503?acontext=%7B%22event_action_history%22%3A[%7B%22extr