著書『リ・アルティジャーニ ルネサンス画家職人伝』
ヤマザキマリ
客員教授
ヤマザキマリ客員教授が描く、初の本格オールカラー漫画『リ・アルティジャーニ ルネサンス画家職人伝』が発売されました。
同書には、本学の池上英洋教授との特別対談【ヤマザキマリ×池上英洋 画家たちが”職人(アルティジャーニ)”だった時代】も掲載されています。
【タイトル】リ・アルティジャーニ ルネサンス画家職人伝(とんぼの本)
【発売日】6月30日
【体裁】128頁、 B5変型、ソフトカバー
【本体定価】2000円(税別)
【ISBN】978-4-10-602301-9
■著書について(PR TIMESより)
5年以上にわたる「芸術新潮」の好評連載が、ついに単行本化されました!
15世紀半ばのイタリアを舞台に、当時、まだ「職人(アルティジャーニ)」という立場で絵筆をふるっていた画家たちの青春時代から老境までを、美麗に活写する群像劇です。
主な登場人物はメディチ家の庇護のもと、《春》や《ヴィーナスの誕生》など華やかでセンセーショナルな神話画を描いたサンドロ・ボッティチェリ、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ、油彩をイタリアに広めたアントネッロ・ダ・メッシーナ、華麗な色彩で知られる「ヴェネツィア派」のジョヴァンニ・ベッリーニら4人。彼らのほかにも、同時代の有名芸術家たちが綺羅星のごとく登場します。
著者ヤマザキマリさんは10代で欧州ひとり旅に出た後、イタリアに留学。フィレンツェのアカデミア美術学院で美術を学びました。その体験を十二分に活かした美麗な作画に加え、随所にアッと驚く「美術トリビア」をちりばめたオールカラー漫画です。とり・みき氏の全面協力による、こだわりの背景画にもご注目ください。
マリさんによると、ルネサンス期の画家の工房は師匠と弟子の分業制で、現代日本のマンガ業界におけるマンガ家とアシスタントの作業スタイルと、とてもよく似ているのだそうです。そうした発見が、このマンガを描く動機にもなったとのこと。
さらに、美術史家・池上英洋氏との特別対談も収録。当時の時代背景や、本書の見どころ、読みどころを存分に語り合っていただきました。
マンガ・ファンだけでなく、イタリア美術好き、歴史好きの方々にもお勧めの1冊です。
関連Webサイト
https://www.shinchosha.co.jp/book/602301/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000580.000047877.html