6/4(土)〜長編映画『ある惑星の散文』全国劇場公開!

深田隆之
映画専攻領域 2011年度卒業
第33回フランスのベルフォール映画祭 長編コンペティション部門にノミネートされ話題となった『ある惑星の散文』が4年の時を経て東京での劇場公開が 決定! 世界が注目する濱口竜介監督作品『偶然と想像』の助監督をつとめた深田隆之監督、初の劇場公開作品。
【あらすじ】
脚本家を目指すルイは海外に行っている映画監督の恋人アツシの帰りを待っている。スカイプ越しに会話を交わす2人は新しい生活への計画に胸を躍らせる。一方、メイコは精神疾患によって舞台俳優の活動を離れカフェで働いていた。そこへ急に兄のマコトがやってくるが...。人 生の岐路に立つ女性2人が織りなすささやかな物語。
【作品コメント】
居場所を失い、この世界から忘れられてしまう不安を抱えて、ふたりは惑星のように物語を彷徨う。しかし、その感情は安易なドラマに飲み込まれることなく、ひとつの光学装置となって世界へと折り返される。その無垢なる視線が発見するのは純粋な体験としての世界の光景=映画なのだ。
諏訪敦彦監督
横浜に通い、ロケハンも撮影もして来た者として、本牧あたりの無機質で何処か人間の存 在を小さく感じさせる「あの風景」を写し取る詩的な感性に素直に驚く。ただ、小さくと も人は確かに存在している。やがて、この映画はいつの間にか(と言うほかない)二人の女性の実存を問うものに変貌していく。風景のなかにいた人が、ハッキリと浮き出てくる。 この危うく美しい瞬間、この映画は詩であるよりも散文であることを果敢に選び取る。ここに監督・深田隆之の向かう先もあるのではないか。
濱口竜介監督
開催期間
2022年6月4日~2022年8月5日
休館日
なし
時間
レイトショー、時間未定
入場料
一律1,500円 前売り1,300円
会場
池袋シネマ・ロサ、横浜シネマ・ジャック&ベティ
会場住所
豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館内
関連Webサイト
https://www.forgotten-planets.com/
https://twitter.com/wakusei_sanbun