コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える

小玉 文
グラフィックデザイン専攻領域 助教
角川武蔵野ミュージアムで開催の「コロナ禍とアマビエ 6人の現代アーティストが「今」を考える」のグラフィック・会場デザインを、本学グラフィックデザイン専攻領域の小玉文助教が担当いたしました。
【展覧会概要】
2020年11月、その年の春から世界を襲った新型コロナウイルス感染拡大の中、不安を抱える多くの人たちに向けて、角川武蔵野ミュージアムは「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」を始めました。
幕末に熊本沖に現れたとされる妖獣アマビエのイメージが召喚され、プロアマ問わずアマビエを表すブームが起こりました。それは、美術が持つイメージの力が、人々に希望をもたらす可能性を問いかける現象でした。過去の焼き直しではなく、今を生きる現代のアーティストに、それぞれのアマビエを生み出してほしい、「コロナ時代のアマビエ・プロジェクト」は、そんな思いから生まれました。
会田誠、鴻池朋子、川島秀明、大岩オスカール、荒神明香、大小島真木。この6人の現代アーティストが角川武蔵野ミュージアムで1年を通して、それぞれのアマビエを生み出しました。会田誠さんは1番手として、あえて流行していたアマビエ像を描きました。そして他のアーティストたちは、旧来のアマビエ像にしばられず、コロナ禍と向き合い、不安、鎮魂、普遍的な存在、生命の連鎖といったそれぞれのイメージを生み出してくれました。
1年が経ち、日本の、世界の状況は大きく変化しました。まだ感染症が収束したとは言えないものの、コロナ禍の中でさまざまな経験を経たいま、このプロジェクトを振り返り、ここから生まれた作品や参加したアーティストたちの新作を通して、「今」をいかに生きるのかを考えます。
(ところざわサクラタウン ウェブサイトより)
開催期間
2022年1月22日~2022年5月8日
休館日
第1・3・5火曜日(休館日が祝日の場合は開館・翌日閉館)
時間
10:00~18:00(金・土は21:00まで/入館は閉館30分前まで)
入場料
KCMスタンダードチケット:一般(大学生以上)1,200円/中高生1,000円/小学生800円
会場
角川武蔵野ミュージアム4F エディットアンドアートギャラリー
会場住所
埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3