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学生・関係者の活動 詳細

REVOLVER(リヴォルバー)展


 

清水哲朗
絵画専攻領域 教授

他、3名
近藤昌美教授
棚橋愛美(本学造形研究科美術研究領域2年)
横野奈々(本学造形研究科美術研究領域2年)


 「REVOLVER」展を開催いたします。
 本展は、本学美術学科絵画専攻領域、大学院造形研究科美術研究領域 近藤昌美教授と大学院美術研究領域(絵画)2年、棚橋愛美さん、横野奈々さんによる「三人展」です。タイトルは、参加メンバー間で「REVOLVER」としました。REVOLVERとは、「弾を再装填しなくても連発で撃てる回転式連発拳銃」を意味しています。かなり物騒なタイトルです。アメリカの映画撮影現場では、最近実弾の入った銃が誤って使われたようです。残念な事故が起きています。さて、名詞REVOLVER の原形、
動詞REVOLVEには、「回転する」の他に意味があります。関連しますが、「循環する」「展開する」、「繰り広げられる」などです。本展タイトル「REVOLVER」は、こちらの意味に関わっています。
3人の出品作家は、日頃の、指導教員と学生の関係を離れました。皆、一人の作家として、そして一点の作品として、自由に関わり、「循環」し、「繰り広げ」、「展開」し合っています。
 本展の構成もメンバー間で自由に意見を出し合いました。左右の壁面には、3人それぞれの大型作品がダイナミックに展示されています。じっくりと、1点1点ご鑑賞ください。と同時に、入り口正面の壁面展示にご注目ください。ここでは、3人の作品どうしが、まさに REVOLVER(=回転・連携) しています。やや小型の作品は、次々と壁面上に打ち出されています。そして、壁面上で、互いに関わり合いをもっています。影響を与え合っています。そして、壁全体で「循環」しています。ここに、本展「REVOLVER」展開催の趣旨も込められています。3人の豊かな作品が、ぶつかり合います。遊戯をしています。無心に遊んでいます。共同しています。融合しています。そのような、それぞれの表現が可能にする「REVOLVER」の「回転」、「運動」の実験を本展は目指しています。
 棚橋さんのペインティングは、大画面上で、まさに腕をいっぱいに伸ばしたストロークで描かれたかのようです。ダイナミックな筆跡と色の広がりの絵画です。横野奈々さんの作品上では、運動家、格闘家の身体が精密に描かれています。運動家たちの身体が一部欠損されています。意志と鍛錬の結晶として、一瞬の動きとして、身体は、緊張感をともなって、画面に再生されています。近藤昌美さんの作品からは CHAOS(カオス=混沌)とcatharsis(カタルシス=浄化)を感じます。詳しくは別紙で述べたいと思います。
 パンデミック、気候クライシスによる「混沌」の現在を私たちは生きていると思います。その中で私たちは、どのように 美術を、表現を、絵画を、REVOLVE (展開・共有)し、REVOLVER(循環・生成) できるのか、1点1点作品たちを味わい、ご鑑賞いただきながら、その問いを皆で共有できれば幸いです。
本展開催にご協力くださいましたすべての皆様に心から感謝いたします。

2021年11月2日
「REVOLVER」展 開催実行委員会一同



開催期間

2021年11月2日~2021年11月12日


休館日

土曜日、日曜日(ただし11月6日<土>は開館)


時間

10:00 〜 17:00


入場料

無料


会場

東京造形大学ZOKEIギャラリー


会場住所

八王子市宇津貫町1556