第8回 POLUS - ポラス - 学生・建築デザインコンペティション 佳作賞入賞

張 子博(チョウ シハク)
大学院デザイン研究領域 修士2年生
コロナ危機は、インターネットの普及によって世界が忘れかけていた「距離」の概念を、再び我々に強く思い起こさせている。また、コロナが流行してから、電子メールでのやりとりが顕著に増え、家が小さなコールセンターのようになり、人々は机から離れられず、孤立を深め、社会との関わりが少なくなった。ストレスが高まるのではないか、このような新たな現実を長期にわたって維持できるのか、という疑問が生じている。
それゆえ、屋外での生活が制限され、自宅とその周辺を中心とする生活を余儀なくされたことで、しばらくの間私たちは自分のいる場所を直視せざるをえない。この状況に基づいて、「距離」を維持しながら、「間」に「場」を生み出す七世代の住まいを提案した。