カプリッチ・フィルムズ 先鋭的であること:フランス映画批評の現在とは
木下 香
美術II類 1993年度卒業
カプリッチ・フィルムズは、現在、フランスで最も先鋭的な作品の製作・配給を手がけ、また映画に関する刺激的な書籍も出版しているレーベルです。映画の製作、配給、紹介までを現在あるべき「映画批評」として考えるカプリッチ・フィルムズ。彼らが手がけてきた作品の中から選りすぐりの作品を紹介します。マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭を始め、フランスで高い評価を得た驚くべきドキュメンタリー作品『猫、聖職者、奴隷』の監督、木下香を迎えたティーチインや、boid主宰者、樋口泰人とティエリー・ルナスを迎え、フランスと日本における映画の製作、配給、批評を比較、考察するトークショーも予定しています。
ゲスト:ティエリー・ルナス(カプリッチ・フィルムズ代表、映画批評家、プロデューサー)
上映作品
『マイルストーンズ』(監督:ロバート・クレイマー/1975年/195分)
『閉ざされた谷』(監督:ジャン=クロード・ルソー/1995年/140分)
『道化の前で』(監督:イングマール・ベルイマン/1997年/118分)
『労働者たち、農民たち』(監督:ストローブ=ユイレ/2001年/123分)
『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑はどこに隠れたの?』(監督:ペドロ・コスタ/2001年/104分)
『騎士の名誉』(監督:アルベルト・セーラ/2006年/110分)
『鳥の歌』(監督:アルベルト・セーラ/2009年/98分)
『猫、聖職者、奴隷』(監督:木下香、アラン・ドゥラ・ネグラ/2009年/80分)
『領主のBM』(監督:ジャン=シャルル・ウー/2010年/84分)
『冬休みの情景』(監督:リ・ホンギ/2010年/91分)
『マニケルヴィル』(監督:ピエール・クレトン/2010年/88分)
『カーリング』(監督:ドゥニ・コテ/2011年/92分)
『セクシャルな関係はそこにはない』(監督:ラファエル・シボニ/2011年/78分)
『シベリア』(監督:ジョアナ・プレス/2011年/81分)
開催期間
2012年2月3日～2012年2月26日
休館日
なし
時間
Webサイトの上映スケジュールをご参照ください。
入場料
一般￥1，000、日仏学院会員￥500
初回の1時間前から。当日全ての会のチケットを発売致します。開場:各回上映20分前
会場
東京日仏学院エスパス・イマージュ
会場住所
新宿区市谷船河原町15
関連Webサイト
http://www.institut.jp/ja/evenements/11520
http://www.capricci.fr/fiche.php?id_film=104&page=dis