「T3 STUDENT PROJECT」2020年グランプリ受賞
ネ タクブン
大学院デザイン研究領域 修士2年生
他、3名
山田 龍(写真専攻領域/2年生)
生田 実咲(写真専攻領域/3年生)
丸山 真海(写真専攻領域/4年生)
「T3 STUDENT PROJECT」には、全国10の美術大学、専門学校から選抜された学生73名の参加があり、2020年12月12日、4人のレビュアーによるオンライン公開レビューが行われ、東京造形大学大学院修士課程2年生ネ タクブンさんが見事グランプリに選ばれました。
東京造形大学からは、他に写真専攻領域学部生3名(2年生 山田龍さん、3年生 生田実咲さん、4年生 丸山真海さん)の参加がありました。
その作品も含め、今回応募された73名全ての作品を「T3 STUDENT PROJECT」のウェブサイトより閲覧できます。下記のリンクをご覧ください。
「T3 STUDENT PROJECT」
未来の写真家を探すことを目的に、2020年度「T3 STUDENT PROJECT」(主催:一般社団法人Tokyo Institute of Photography 共催:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会)が、コロナ禍の中オンラインレビューという形式で実施されました。さらに、野外型国際写真フェスティバルを目指した銀座会場では写真展が開催され、同時に写真家、写真評論家などによるオンライントークも開催されました。
【グランプリ受賞作品】
「PTUHKI 24E30M」と題されたネ タクブンさんの作品は、昨年度香港の民主化を求めた学生運動を2回取材し、撮影した野心作です。香港の都市的ランドスケープを背景に、手前を横切る大きなデモのうねりをスローシャッターで撮影し、目に見えない学生達の想いを可視化しようと試みています。香港警察が付けていたID番号PTUHKI 24E30Mを作品タイトルにして、都市景観、群衆、ID文字など、エモーショナルなデモと客観的な都市景観を交錯させ、静かな視線で人間の存在感と不在感を先鋭化させています。副賞として2021年東京京橋72Galleryでの個展が約束されています。