第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭 日本グランプリ及びDNP大日本印刷賞受賞

古川原 百花
アニメーション専攻領域 2019年度卒業
本学のデザイン学科アニメーション専攻領域卒業生の古川原百花さんのアニメーション作品『かたのあと』が、第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭にて、日本グランプリ及びDNP大日本印刷賞を受賞しました。
【作品】かたのあと 2020年 / 日本 / 4分5秒
友達のえみちゃんが夢に出てきた。とてもびっくりしたから、 この日はえみちゃんのことをちゃんと見れなかった。
監督名 : ふるかわはら ももか
1998年生まれ埼玉在住 2020年東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻領域卒業。おなかがよく鳴るのですが、子犬とカエルと怖いおじさんの声が聞こえます。
【講評(日本グランプリ)】
言葉では伝えにくい繊細な人間の感情の機微を線だけの表現で見事に具現化している作品です。セクシュアリティの芽生えや劣等感、複雑でデリケートな感情が混じり合った思春期の「好き」のリアリティに、心を動かされました。アニメーション表現の奥深さと可能性を秘めた本作に、日本グランプリを授与できることを光栄に思います。
【講評(DNP大日本印刷賞)】
今、なかなか触れ合うことができない日々において、自分の体に触れること、あの人の肌に触れること、憧れの気持ちに触れること。繊細な距離感の、愛おしくてたまらない一瞬がここにあります。
※第7回新千歳空港国際アニメーション映画祭ウェブサイトより引用