デザイン百貨店 ー百花繚乱ブティックデザインー

近藤康夫
室内建築専攻領域 特任教授
他、2名
鈴木 マサル(テキスタイルデザイン専攻領域教授)
酒匂 克之(室内建築専攻領域特任教授)
百貨店にはさまざまなデザインがあふれています。「デザイン百貨店」と称した本展では、インテリアデザイナー近藤康夫(1950-)の仕事を通して、1980~2000年代にかけてのデザイン、とりわけ商業施設におけるブティックデザインと、そこに設置された什器デザイン等に注目します。会場には、倉俣史朗の名作椅子《Miss Blanche(ミス・ブランチ)》(1988)が登場するとともに、倉俣、近藤が設計したデザインとそのディテールを、多くの写真でご覧いただきます。
企画展関連セミナー情報
「インテリアデザインの境界線(仮称)」
登壇者: 酒匂 克之(インテリアデザイナー)
日時:2019年11月23日(土・祝) 14:00~15:30(開場13:30)
場所:高島屋史料館TOKYO 5階旧貴賓室
定員:30名/先着順(事前予約/HPにて予約受付)
参加費:1,000円 (税込)
インテリアデザインは空間を仕切ることと言えます。仕切ることで内と外の境界を生み、インテリアデザインはそういった境界でどう空間を魅力的に生み出すかを行なってきたのだと思います。ただ昨今は、物理的に仕切ることではなく、明確な境界を持たない関係性の境界をインテリアデザインに求められるようになってきたと感じています。私が学んできたインテリアデザインを通して、空間の境界線について語ろうと思います。
「暮らしを彩るテキスタイルデザイン」
登壇者: 鈴木 マサル(テキスタイルデザイナー)
日時:2019年12月7日(土) 14:00~15:30(開場13:30)
場所:高島屋史料館TOKYO 5階旧貴賓室
定員:30名/先着順(事前予約/HPにて予約受付)
参加費:1,000円 (税込)
テキスタイルというものは我々の周りに溢れています。そもそもこれを読んでいるあなたは今、おそらくテキスタイルに包まれていて、家に帰ればテキスタイルで手や体を拭いたり外からの視線を遮ったり、毎日テキスタイルにくるまって寝ているのだと思います。要は、私達の暮らしはテキスタイルで彩られているのです。私は色々な種類があるテキスタイルの中でも特に色や柄がついたものを主にデザインしています。私の仕事を紹介しながら、そんな色や柄を暮らしの中に取り入れるヒントを探って行けたらと考えています。
デザイン百貨店の可能性を考える「表現装置としての商空間」
登壇者: 近藤 康夫(インテリアデザイナー・本展監修者)× 川床 優(編集者)
日時:2019年12月21日(土) 14:00~15:30(開場13:30)
場所:高島屋史料館TOKYO 5階旧貴賓室
定員:30名/先着順(事前予約/HPにて予約受付)
参加費:1,000円 (税込)
今から40年ほど前の1980年代、日本の商空間デザインは大きな革新の時代を迎えていました。まさに百花繚乱、多くのデザイナーたちがさまざまな挑戦を試みました。なかでもひときわ光彩を放っていたのが倉俣史朗です。また、その倉俣と師弟関係にあった近藤康夫氏は、独自の手法で商空間デザインを牽引しています。この二人のデザイナーの仕事を中心に商空間と時代の変化をふり返り、百貨店とデザインの進化形と近未来像を探ります。
開催期間
2019年10月23日~2019年12月22日
休館日
月曜・火曜
時間
11時~19時
入場料
無料
会場
高島屋史料館TOKYO 本館4F展示室
会場住所
東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋SC本館4F
関連Webサイト
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/seminar/