島守・ダンス映画製作プロジェクト

飯名尚人
映画・映像専攻領域 准教授
青森県八戸市南郷地域を舞台に2011年にスタートした、アートで地域の魅力を再発見するアートプロジェクト「南郷アートプロジェクト」の2019年プログラムのひとつ、「島守・ダンス映画製作プロジェクト」に、飯名尚人准教授(映画・映像専攻領域)が脚本・監督・撮影・編集の担当で参加しています。
「島守・ダンス映画製作プロジェクト 」
八戸市・南郷の島守地域を舞台に、地域の方とアーティストが一緒になって、ダンス映画をつくります。
島守地域は、約8000年の歴史を持つといわれ、今でも昔の風習や伝承を大切にしています。
「昔と今」や「生と死」が共存するこの地域の営みのなかに、大駱駝艦の舞踏が紛れ込みながら、「何者かの目」で地域を捉え直していきます。
フィクションとノンフィクションの境を越えた、幻想的なこの地域の「記録」と「記憶」を発信致します。
完成した作品は、2020年3月に南郷文化ホールにて映像インスタレーションとして発表される予定です。
日程:
【ダンス映画の制作】2019年6月~2020年1月
【上映展示】2020年3月中旬
会場:
【ロケ地】八戸市南郷島守地域
【上映展示】八戸市南郷文化ホール(予定)
出演:
田村一行・塩谷智司・小田直哉・坂詰健太・高桑晶子・鉾久奈緒美(大駱駝艦)、八戸市南郷島守地域のみなさん(八戸市立島守小学校児童、八戸市立島守中学校生徒、島守神楽保存会、島守虎舞、ほか)
脚本・監督・撮影・編集:飯名尚人(映像作家・演出家)
振付・演出:田村一行(舞踏家)[大駱駝艦]
「南郷アートプロジェクト」について
南郷アートプロジェクトは、青森県八戸市南郷地域を舞台に2011年にスタートした、アートで地域の魅力を再発見するアートプロジェクトです。
2011年~2015年は、「身体がオドル、心がオドル、あなたとオドル」をコンセプトに、ダンスと南郷の地域資源をかけあわせたプログラムを行ってきました。
2016年~2017年は「なんごうをあつめる。」をテーマに、地域の歴史や物語、食や自然などの「風土」に着目し、ダンスに加え、演劇や美術にジャンルを広げ、活動してきました。
そして2018年、私たちがこれまでに出会った「なんごう」を、表現を通して形にした「なんごう小さな芸術祭」を開催しました。
2019年は、南郷の日常の暮らしに光を当て、地域の方とアーティストが一緒に、ダンス映画をつくるプロジェクトを行っていきます。
(「南郷アートプロジェクト」公式ウェブサイトより)