現代アートの宝箱 OPAM利岡コレクション

蓜島伸彦
美術I類 1996年度卒業
関西を中心に現代美術の名コレクターとして知られた利岡誠夫さん(1926-2018)。製薬会社に研究職として勤務しながら、全国各地のギャラリーを巡り、およそ30年をかけて現代美術や民俗資料を集めました。それらは、アートに対する純粋な眼差しとともに築き上げられた「現代アートの宝箱」。そのフタを開けてみると、抽象、ポップ、ミニマリズム、コンセプチュアルと、実にヴァリエーション豊かです。作品は自宅のお茶の間で飾られ、暮らしのなかで愛でられ楽しまれてきました。
2013年、コレクションは大分県に寄贈されました。当館では、来館者の皆さまに親密感をもってご鑑賞いただけるよう、開館以来2階の情報コーナーで年に数回展示替えをしながらご紹介してきました。本展では、利岡コレクションの全貌を紹介し、時代やジャンルを超えた幅広い視点からご覧いただくとともに、個々の作品が奏でるハーモニーをお楽しみいただきます。
開催期間
2018年12月8日~2019年1月20日
休館日
会期中無休
時間
10:00 - 19:00
入場料
一般:300円/大・高:200円/中学生以下無料
会場
大分県立美術館
会場住所
大分市寿町2番1号