クインテットIV-五つ星の作家たち

室井公美子
大学院美術研究領域 2009年度修了
本展は、「クインテット」(五重奏)と題し、継続的な作品発表実績があり、将来有望な5人の中堅作家たちを紹介するシリーズ企画第4 弾です。青木恵美子、竹中美幸、田中みぎわ、船井美佐、室井公美子の近作・新作約80点を展示します。
第1 回、第2 回は「風景」、第3 回は「自然」、第4 回の本展テーマは「具象と抽象の狭間」です。ポール・ゴーギャンは「芸術とはひとつの抽象なのだ」と言明し、絵画に思想・哲学的要素を取り入れました。5人の作家たちは、ゴーギャンの革新性を無意識に踏襲し、理知的な線と感覚的な色彩とを組合せ、世界を写すことと自己を表出する振幅の中で制作しています。
私たちと同時代に制作された、手法と環境も異なる5 人の作品を見ることは、「時代精神」に立ち会うことにほかなりません。具象と抽象の狭間の深い闇の中で光を求めて彷徨い続けているのが現代作家たちであり、私たち自身でもあるのです。絵画の前に佇むことで、私たちの心に奏でられる五重奏は、爽やかな「残響」としてしばらく留まることでしょう。
(展覧会HPより引用)
開催期間
2018年1月13日~2018年2月18日
休館日
月曜日(ただし2月12日は開館、翌13日も開館)
時間
午前10時-午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
入場料
■観覧料
一般:600円(500円)
大・高校生:400円(300円)※学生証をご提示ください
中学生以下:無料 ※生徒手帳をご提示ください
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をご提示のご本人とその付添いの方1名は無料。被爆者健康手帳をご提示の方はご本人のみ無料。
※( )内は20名以上の団体料金 および前売り料金
会場
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
会場住所
新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階