BIB50周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展 - 絵本50年 これまでとこれから

はいじまのぶひこ | 蓜島伸彦
美術I類 1996年度卒業
創設50周年の節目を迎えた世界最大規模の絵本原画展「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(通称BIB)」について、その歴史と功績を紹介する展覧会を開催します。
スロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで開催されるBIBは、芸術性の高い作品や、実験的でユニークな作品が集まる国際コンペティションとして知られています。
本展では、BIBへの歴代参加作品の中から「戦後日本の絵本の歴史50年」を振り返り、BIBがその発展に果たした役割を検証します。BIBと日本の関係は深く、過去半世紀のBIBと日本との歩みを辿ることは、私たち自身と絵本との関わりに目を向けることにもなるでしょう。
展覧会後半は、昨年開催された「BIB 2015」の受賞作品を中心にご紹介します。絵本の今、そして絵本のこれからを期待させる新鮮な表現、独創的な試みなど、絵本のイラストレーションの最新動向をご覧いただきます。
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第1部 BIB50年史、日本の出品作品を中心に - 戦後日本の絵本の歴史を振り返る “絵本の50年、これまで”
創設50年の節目を迎えた国際コンペ「BIB」について、その歴史と功績を辿ります。
BIBの創設は、折しも戦後日本の絵本文化が大きく花開こうとしていた時期にあたります。過去のBIBにおいて日本の絵本は毎回のように受賞し、高く評価されてきました。第1部では、BIBの歴代参加作品のなかから「日本の絵本の歴史50年」を振り返り、BIBがその発展に果たした役割について検証します。
第2部 BIB 2015 受賞作品および日本選抜作品 - 世界の絵本の最新動向に触れる “絵本の今、そしてこれから”
2015年秋に行われた第25回BIBのグランプリをはじめとする受賞作品および、日本からの出品作品を展示します。今回のBIBでは、日本からミロコマチコさんの《オレときいろ》が、準グランプリの「金のりんご賞」受賞の栄誉に輝きました。絵本の今、そして絵本のこれからを期待させる新鮮な表現、独創的な試みに注目し、絵本のイラストレーションの最新動向をご紹介します。
開催期間
2016年7月9日~2016年8月31日
休館日
月曜日(7月18日は開館、翌19日閉館)
時間
10:00 - 17:00、土日は - 18:00/入館は閉館30分前まで
入場料
一般610円、大高生410円、中小生無料
会場
うらわ美術館
会場住所
さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F
関連Webサイト
http://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/index.html
http://www.bibiana.sk/index.php?id=1