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学生・関係者の活動 詳細

室井 公美子|Anima


 

室井公美子
絵画専攻領域 2009年度卒業

他、1名


このたびGALLERY MoMo Ryogoku では室井公美子の5度目の個展「Anima」を、4月30日(土)から5月28日まで開催します。室井は1975 年栃木県生まれ。高校卒業後社会人として就職した後、改めて美術への思いを抱き2003年東京造形大学に入学、2009年同大学大学院を修了しました。学部在学中の05年には群馬青年ビエンナーレで奨励賞を受賞し、06年VOCA展に入選、第31回損保ジャパン美術財団選抜奨励展では奨励賞を受賞しました。
 2013年酷暑の中、車のフロントガラスの遥か先に黒々とした猛烈な積乱雲を見て、その下で大変なことが起きていると予見した時、室井のアトリエ倉庫が破壊尽くされているとは思いも寄りませんでした。
 竜巻はアトリエのある至近距離で発生し、選ばれたとしか思えないほど正確に鉄骨のアトリエ倉庫を直撃して破壊し尽くしました。それはまさに創造と破壊のリアルな体験であり、室井はその体験に「ある清々しさを感じ」て「荒野に佇む私の心は希望に湧いた」と語っています。
 人知の及ばない自然の振る舞いの前でなすすべはなく、荒野と化した残骸の中で喪失感よりも「希望に湧いた」感性は、常々「彼岸」と「此岸」の狭間に視線を向けて作品を生み出しているからこその感性であり、そこから生まれる作品の持つ強さでもあります。
 視覚的には曖昧模糊として抽象作品のように見える室井作品は、仔細に注視することで具体的なイメージが立ち上がり、見る人の想像力に働きかけて時にミステリアスですが、モチーフへの拘りと構想力に確たる論拠を持ち、揺るぎない作品表現として提示されています。
 今展覧会での「Anima」という展覧会名は、語源のラテン語では「呼吸」や「命」を意味し、ユング心理学では「男性の無意識内にある女性的な特性」とされています。 その対語として「Animus」という言葉があり、そのどちらも無意識のものと接触する内部の自己として認識し、そこから立ち上がる狭間の風景を描いています。
 新作油彩作品20点、ドローイング10点を超える展示を予定しています。(GALLERY MoMo)

アーティストコメント
私は、「彼岸」と「此岸」の狭間を描いている。
「狭間の景色」意識、無意識の中で構築された潜在的な景色だと考える。その景色と出会う為に絵を描く。
2013 年、アトリエが竜巻で全壊した。ある清々しさを感じたことは否めない。”破壊と創造”荒野に佇む私の心は希望に湧いた。そして、今がある。(2016 年 室井公美子)

[略年譜]
1975 栃木県生まれ
2007 東京造形大学美術学科絵画専攻卒業
2009 東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了
[個 展]
2006 GALLERY MoMo(東京)
2008 GALLERY MoMo Roppongi(東京)
    ギャラリー惺(東京)
2010 ギャラリー惺(東京)
2012 GALLERY MoMo Roppongi(東京)
2013 GALLERY MoMo Projects(東京)
[主なグループ展]
2004 「田人の森に学ぶ2004・アートミーティング」
     福島県いわき市(福島)
2005 「群馬青年ビエンナーレ’05」
     群馬県立近代美術館(群馬)
2006 「VOCA 展 2006」上野の森美術館(東京)
   「TRANZIT 現代美術国際交流展」(名古屋)
2007 「TRANZIT 現代美術国際交流展」
     (東京・名古屋・京都・アメリカ[ピッツバーグ])
2008 「KINGYO のきんぎょ展」Gallery KINGYO(東京)
   「KIZUGUTCH POPS 若き洋画家たち」Gallery 風(東京)
   「Opning Exhibition」GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
2009 「Summer Group Show Hop Step Jump」
     GALLERY MoMo Roppongi (東京)
    「KINGYO のきんぎょ展2009」Gallery KINGYO(東京)
2010 「FLOWERS - To the way of the wildflower-」
     ギャラリー惺(東京)
   「SIZE/IMAGES 絵画のサイズ・絵画のイメージ 10人の視覚提言」
     工房親(東京)
    「camaboko- 東京造形大学絵画10号館クロージング展」
     東京造形大学絵画10号館(東京)
    「東京造形大学OB&OG 展校友会大阪支部」
     大阪産業創造館(大阪)
2011 「再生‐ Regenerate-」GALLERY MoMo Ryogoku(東京)
2012 「第31 回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」
     損保ジャパン東郷青児美術館(東京)
2013 「mille-feuille」ギャラリー惺(東京)
    「損保ジャパン美術賞展 FACE 2013」
     損保ジャパン東郷青児美術館(東京)
2014 「第10 回造形現代藝術家展 生まれ出づる先に」
     東京都造形大学付属美術館(東京)
     東大宮アートフェスティバル
    「Young Artist HIGASHIOMIYA 2014」(埼玉)
[受賞歴]
2005 群馬青年ビエンナーレ05’/
    群馬(群馬県立近代美術館) 奨励賞
    第20 回ホルベインスカラシップ奨学生
2009 2008 年度ZOKEI 展・東京造形大学大学院修士論文・修了制作展 ZOKEI 賞
2012 第31 回損保ジャパン美術財団選抜奨励展
     (損保ジャパン東郷青児美術館)秀作賞
[ アーティス・イン・レジデンス]
2014 Prosper財団「 Circle of Peace」(グルジア)

http://www.gallery-momo.com/
http://www.gallery-momo.com/#!future-ryogoku-jp/c18b7


開催期間

2016年4月30日~2016年5月28日


休館日

日曜・月曜・祝日休み


時間

11:00 - 19:00


入場料

無料


会場

GALLERY MoMo Ryogoku


会場住所

墨田区亀沢1-7-15


関連Webサイト

http://www.gallery-momo.com/
http://muroikumiko.jimdo.com/home/