山手線が再び“走るアートミュージアム”に!『ZOKEI ANIMATION REEL WAY』を開催します
2024年3月3日(日)―3月17日(日)の期間、JR東日本・山手線(1編成11両)においてアニメーション作品の展示・上映を行う、『ZOKEI ANIMATION REEL WAY』を開催しています。
本プロジェクトは、造形学部デザイン学科アニメーション専攻領域の学生による作品展です。
「アニメーションで動かせ。誰かのこころを。」を企画のコンセプトとして、「めぐる。」をテーマに76名の学生が制作した61点の作品が、JR山手線車内のモニターで上映されます。また、上映作品は、東京造形大学アニメーション専攻領域アーカイブス(ZAA)でも公開しています。https://www.anizo.com/
学生達の作品を山手線、ZAAにて、ぜひご観賞ください。
展示の様子は本学の公式SNSアカウントでも順次公開予定です。
■ 実施概要
名 称:ZOKEI ANIMATION REEL WAY
会 期:2024年3月3日(日)-3月17日(日)
※期間中でも運休となる場合がございます。また、最終日は撤去作業を行うため、運行しない場合がございます。
実施車両:山手線E235系ADトレイン1編成11両
内 容:山手線車内のモニター・ポスターをジャックし、東京造形大学アニメーション専攻領域の学生が制作したアニメーション作品及び関連するビジュアルを上映・掲出
総意匠数:映像作品61点、その他学生インタビュー等22点
テーマ:めぐる。
※編成や運行情報について、鉄道会社や駅係員へのお問い合わせはご遠慮ください。
※運行期間は予定であり、予告なく変更・中止となる場合がございます。
※運行期間中であっても運休となる場合がございます。
※最終日は撤去作業を行うため、運行を行わない場合がございます。
■ 企画コンセプト
アニメーションで動かせ。
誰かのこころを。
■ 作品テーマ
めぐる。
■ 展示作品(一部)
■ その他の展示
車内ポスターには、ストップモーションなどアニメーション制作に用いられる技法を解説した「アニメーションをめぐる8つのキーワード」や、学生が作品について語る「学生インタビュー」を掲出しています。
■ 企画の背景
本学のアニメーション専攻領域は、アニメーション制作に必要な専門技術の習得にとどまらず、美術大学ならではの造形力(=自分独自の表現力)の養成と研究を教育課程の目標とし、教員と学生同士が、互いの個性を理解しながら、一人ひとりの作品を評価し高め合える人数規模で指導・学修しています。
学生は自分ならではの表現の可能性を発見するために、作画や3DCG、MV(ミュージックビデオ)等の課題に加え、アニメーション理論やアート分野の学修にも取り組みます。なかでも、自身の体験を基に作品を制作する「マイ・ストーリー(私に関するストーリー)」は、本学の教育課程の特徴を反映した象徴的な授業課題です。
作品を作り、発表し反応を得て、表現者としてありたい姿に向き合い、独自の表現にめぐりあうことを繰り返す過程の一環として、学生たちは今回、そのような姿を象徴した言葉である「めぐる」をテーマに、アニメーション制作と向き合いました。
本企画のアートディレクションは、本学グラフィックデザイン専攻領域卒業生のデザイナー、五味利浩氏(株式会社MIMIGURI)が手掛け、作品制作に向けた学生とのワークショップの開催や、各種媒体制作を牽引しました。本学出身の元美大生が、企画のテーマをグラフィックに落とし込んだ各ポスターのビジュアルもあわせてご覧ください。
学生向けオリエンテーションの様子(左)、“アニメーションを作ってきたなかで一番よかった瞬間”を言葉にするワークを実施(右)