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退任教員紹介

2023年3月をもって退任した専任教員をご紹介します。
小出 正志 教授
玉田 俊郎 教授
高須賀 活良 助教

小出 正志 教授

在職満35年になります。着任から暫く毎年のように現職で亡くなる先生が続き、その後も志半ばで急逝される方も少なくない中、無事務めを果たせた幸運に改めて感謝しています。まず長年ご助力いただいた事務局の皆様に心から感謝したく思います。同僚の教員・助手や学生ほか大勢の方々に支えられての35年でした。長く勤められたもう一つの理由は様々な新しい試みに関われたためかも知れません。着任早々の講義要綱や大学案内の刷新、キャンパス移転時のコンピュータ導入(技術センター次長の頃)、移転後の専門第三部会副部長在任時には現・ZOKEI展の立ち上げ、教授会諮問委員長として大学院問題調査委員会を設け大学院設置に向けての一歩を進めたことなど。ほか学芸員課程の開設もありました。一番の安堵は2000年のプロジェクト会議設置に始まるアニメーション専攻領域の開設(2003年)とその運営が、昨今の入試状況や学生作品の水準の高さから期待された以上の成果を上げていることです。新設専攻が必ずしも順風とは限らない中、ここに集った先生方と学生達のおかげで何とか役目を果たすことができました。もう一つの感謝は研究と社会的活動の環境が与えられたことです。自分の研究もさることながら日本アニメーション学会やICAFの創設などもできました。死にそうなほど大変な時もありましたが、総じて職務を楽しんだ35年だったと思います。ありがとうございました。

左から小出先生のアニメーション活動の盟友であった故・片山雅博先生(多摩美術大学教授)、同じく入職のきっかけとなった故・神田昭夫先生(元・本学教授)、木船徳光先生(本学教授)、小出正志先生、木船園子先生(東京工芸大学教授)。木船先生夫妻と小出先生は東京造形大学の同窓生。(2003年、おかだえみこ氏『人形[パペット]アニメーションの魅力』出版記念会会場にて)


最近のプロフィール写真(2019年、卒業生の誘いで訪中。内モンゴル自治区クブーチ砂漠東側の響沙湾にて。撮影は姚向国さん、本学大学院修了生の姚志慧さんのお父様)


愛用品
35年間愛用し続ける道具があればさぞかしよかろうと思いますが、この35年はデジタル化の大渦中で道具・ツール、媒体・メディアが激変した時期でした。カメラはフィルムからデジタルに、ビデオもβ・VHSから8mmビデオ、DV・ミニDV、HDD・SSDやメモリへと、アナログからデジタルだけでなくその記録媒体も目まぐるしく変わりました。移転後も暫く活版や写植・オフセットの実習を担当しましたが、移転直後始めたDTPを扱う「情報造形演習」以降、急速に教育環境のコンピュータ化が進みました。その時その時愛着を持ってカメラやパソコンなどを使ってきましたが、壊れる前に新しいものに変えるということの繰り返しはある意味とても悲しいことでもあります。ツールということでは特定のモノを超えて、「コンピュータ」と「電子メール」は着任前から40年に渡り使い続け、これなしには教育も研究も今のようにはできなかっただろうと思います。

参考:https://www.g-mark.org/award/describe/15998
本学でコンピュータ導入を模索し始めた以降、この30年ほどはApple製のMacintoshを使うようになったが、40年ほど前に初めて触れたコンピュータはDEC製PDP-11、これでNAPLPS方式のビデオテックス(双方向文字図形情報システム)の画像デザインをしていた。NEC製PC-9801も仕事でよく使い、最初のOSはデジタルリサーチ社のCP/M-86だった。98といえば初めて買ったパソコンはPC-9801VM2、最後の98はPC-9801N(愛称98NOTE)。着任早々は職場にパソコンがなく当時新発売のPC-9801LV21を個人で買って使っていた。在職中、大学の機器・備品も含め、幾多のコンピュータを使うことになったが、着任1年目の怒涛の日々苦楽を共にしたということでは在職35年間の「この一台」はこれかも知れない(PC-9801LV21は1989年度のグッドデザイン賞を受賞)。

日本アニメーション学会
https://www.jsas.net/
ICAF
https://icaf.info/
ビデオテックス
https://kotobank.jp/word/%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-7864
 
 

玉田 俊郎 教授

東京造形大学に着任して18年目の春、今年度の卒業生の皆さんと共に退職します。大学創立以来の自由と闊達さ、アート・デザインに対する直向きな姿勢は変わることなく受け継がれています。そして社会の中で活躍する幾多の卒業生を見ておりまして大変頼もしく思っています。現代は社会が大きく変革していますが、ますますアートとデザインが持つ感性とイマジネーションが求められる時代であると思います。人生のステージは変わっても、卒業生、在学生、教職員の皆様とその精神を共有して今後とも歩んでいきたいと思います。東京造形大学にてデザイン教育と研究に邁進できたことを大変嬉しく思います。東京造形大学のますますの発展と卒業生、在学生のますますの発展を祈念しております。

愛読書
ヴィクター・パパネック「生きのびるためのデザイン」
 
 

高須賀 活良 助教

2005年に東京造形大学に入学して、大学院、助手、非常勤講師、助教と計16年(県職員だった2年を除く)!37歳の高須賀の人生の半分ちかくは東京造形大学と共にあったのかと、改めてしみじみと思います。やはり、学生時代からみる大学と、教員になってからの内側から見る大学とでは大きく違っており、色々な側面から常に自分の成長を後押してくれている場所であったと思います。特に東京造形大学で出会った友達、先生方、事務の方々、学生のみんな、プロジェクトを介して出会った様々なプロフェッショナルな方々、沢山の人達と大学を通して繋がれたことは自分にとっての宝物です。また、どんな形でもいいので一緒に楽しい事ができたら嬉しいです。
みなさん、今まで本当にありがとうございました。
そして、今後とも宜しくお願いいたします。

着任時

退任時


愛用品
着任時から植物を植えて育てていました。あまり水や肥料もあげていなかったのですが、研究室の窓際ですくすくと育ち、気付いたら植えた時と比べて3倍以上もの大きさになっていました。専任であった4年という月日を、この植物たちの成長を見て感じます。