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Zokei Da Vinci Project 関連企画
レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年 記念シンポジウム
「レオナルドの今/レオナルドと日本」を開催しました


2019 年は、レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年目にあたります。東京造形大学では、これを記念して、「Zokei Da Vinci Project」の名のもと、レオナルドの芸術について学び、未完成作品や欠損した作品の他、構想段階で終わった作品などをヴァーチャルに再現する試みを2019年度の授業で実施しています。
 今回はこの「Zokei Da Vinci Project」の一環として、国内外の代表的なレオナルド研究者を招き、大学の所在地・八王子市にてシンポジウムを開催致しました。
 会場には約200名の大変多くの方々にご来場頂き、満員御礼のシンポジウムとなりました。各講演者の様々な視点から、レオナルドの芸術作品に関する多角的な議論が行われました。

 ■プログラム■
 「レオナルドの現在地」東京造形大学教授 池上 英洋
 「レオナルドにおける優美さの美学」ボローニャ大学教授 ラファエーレ・ミラーニ
 「<<モナリザ>>と背景の山水画」東北大学名誉教授 田中 英道
 「ZOKEI Da Vinci Projectについて」東京造形大学准教授 藤井 匡

最初の発表(池上)は、最新の研究動向と、発表者本人が携わった調査ケースを紹介するものでした。続いての発表(ミラーニ)はレオナルドの風景描写の思想背景を、手稿と当時の諸文献から解き明かす内容でした。第三の発表(田中)は<モナ・リザ>の背景に東洋美術の影響を探るもので、最後の発表(藤井)は大学プロジェクトの狙いとその意義の説明でした。全体的に高度に専門的で、相反するアプローチの対置を含む、大変刺激的なシンポジウムとなりました。
(池上 英洋)


この国際シンポジウムは、4月に始まった「Zokei Da Vinci Project」の、最初の学外でのイベントでした。今回のシンポジウムも含めた、このプロジェクト全体が大学における研究成果の社会還元の意味をもっています。発表者ごとに異なる多様なレオナルド解釈は、「万能人」と呼ばれた彼を多角的に捉えようとするプロジェクトの趣旨にも合致するものでした。来年1月の「夢の実現」展に向けて、学内外での企画に積極的に取り組んでいく予定です。
(藤井 匡)



■今後の展覧会のご案内■
Zokei Da Vinci Project
レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念「夢の実現」展
日時:2020年1月5日(日) ― 1月26日(日)
会場:代官山ヒルサイド・フォーラム

池上英洋教授監修のもと、東京造形大学の教員、卒業生、在籍学生有志が結集して「夢の実現」に取り組みます。計画段階で終わった騎馬像の再現もあわせて、レオナルドの全芸術作品を完全な状態でヴァーチャル復元するのは、世界初の試みです。(なお、真筆作品の数え方には諸説あります)
どうぞお楽しみに。