【美術館】ZOKEI賞選抜作品展
東京造形大学では学部生の4年間、大学院生の2年間にわたる研究成果を学内外の多くの方に披露する場として、毎年1月に「ZOKEI展」を開催し、数多くの作品の中から優秀作品に対して「ZOKEI賞」を授与しています。
本展では受賞作品の中から附属美術館で選抜したデザインや絵画、彫刻にいたる様々な分野の作品を一堂にご覧になれます。
異なる手法やアティチュードを持つ出品者が各自のテーマで制作した作品を、ひとつの言葉でまとめることは容易ではありません。自らの内面に向き合った作品、地域や人、社会への眼差しから生まれた作品、素材や色と形態の飽くなき追求を存分に発揮した作品など様々で、またそうした要素を複雑に併せ持つ場合もあります。
しかし共通して言えることは、各自が専門とする領域の表現媒体や技法の可能性を強く意識し、探っているという点です。グラフィックデザインであれば、グラフィックデザインにできることとは何か、写真であれば、写真にできることとは何か、本出展作品はそうした問いに対する回答として、各作家が入念に用意したものであると言えます。
出展作品を通して、若い表現者たちの制作に対する真摯な姿勢や弛まぬ努力、そして本学の教育課程で培った確かな造形力を感じていただければ幸いです。
会期:2016年6月4日(土)―7月5日(火)
会場:東京造形大学附属美術館
休館日:日曜日(ただし6月5日は12:00-16:30開館、入館は16:00まで)
開館時間:10:00-16:30(入館16:00まで)
観覧料:無料
主催:東京造形大学附属美術館
出品者:
安部 空 (グラフィックデザイン専攻領域)
柏木 美月 (グラフィックデザイン専攻領域)
石田 宗一郎(写真専攻領域)
福地 理子 (映画専攻領域)
内藤 大介 (アニメーション専攻領域)
北島 礼花 (メディアデザイン専攻領域)
岡本 良樹 (室内建築専攻領域)
池田 さやか(インダストリアルデザイン専攻領域)
内田 彩文音(テキスタイルデザイン専攻領域)
岡田 舜 (絵画専攻領域)
長井 美冬彩(絵画専攻領域)
番原 耕一郎(彫刻専攻領域)
※福地理子の映画作品は1日2回(11:00,15:00)の上映となります。
《ANGO》
柏木 美月
《マッチングゲーム「いただきます!」》
北島 礼花
《オノマトペで表現される感覚的な形の研究》
池田 さやか
《ビレッジ・ブリッジ》
岡本 良樹
《なんだっけかなぁ、見てないのかなぁそれとも》
長井 美冬彩
《Bug/racing game》
岡田 舜
《4km 商店街》
石田 宗一郎
《男性のトルソ/空の影》
番原 耕一郎