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室建を支える人々

上田知正
UEDA Tomomasa

教授
Professor

建築領域における計画および計画思想の研究
Architectural Design, History of Architectural Thoughts

▼ 略歴

1962年 東京生まれ。
1982年 京都工芸繊維大学、意匠工芸学科、歴史・理論講座。
1986年 東京芸術大学、美術研究科大学院、修士課程。
1988年 AAスクール、大学院、歴史・理論コース。
1990年 株式会社ユーピーエム八束はじめ建築計画室。
1997年 株式会社上田知正建築設計事務所設立。
2001年 株式会社オクトーバーに社名変更。
2010年 現職着任。

▼ 関連リンク

オクトーバー http://october-web.com/

◆メッセージ

空間を作るというのはとてもエキサイティングな仕事です。ライフワーク(一生の仕事)、という言葉がありますが、それにふさわしい仕事だと思います。

大学に入って初めて勉強というものが好きになったという人が多くいます。私もそうでした。しかしそれは当然です。自分の最大の関心事に気づけたら、そのための学びが楽しくない訳がないのです。

◆設計活動

教育とともに設計活動をおこなっており、相互に影響を与えられるようにしています。実務は教育にライブ感、リアル感を与え、教育は実務に自由な感性の新鮮さを与えてくれます。特に美大の教育は、現役の作家としての活動が良い効果を与えてくれます。 下は自身の設計事務所、オクトーバーの作品。敷地、法、予算、施主の要望、この4つを史的な条件ととらえて、それに対して合理的であることを目指しています。

◆研究

今現在だけを見ていては、本当の今の条件は見えてきません。長い歴史の中で今がどのような地点にあるのか。計画思想の歴史を通じて研究しています。

◆受託研究(社会連携等)

上田研究室では、様々なプロジェクトをおこなっています。地域の問題、郊外の問題、住宅の問題など、現代日本における諸問題を具体的に扱います。特定の歴史の中の特定の社会における問題を考えます。 総じて、目先の解決より、あるべきビジョンを提示しようとしています。

◆大学院

上田研究室では、院生はかなり自由に研究内容を決めることができます。一方、院生はゼミナールでの講義と、場合によっては、社会連携等のプロジェクトに参加します。 それらを通じて、各自の研究はより大きな時間的、地域的な広がりのなかで捉え直されます。

◆読書ガイド

どんなジャンルでも構いません。たくさん本を読みましょう。考える力を育むのに不可欠です。またデザイナーは言葉以外の方法でも考えることができます。音楽、絵画、映画など何でも貪欲に楽しみましょう。写真左から:ヒューマニズム建築の源流(彰国社)、 建築をめざして(鹿島出版会) 、マニエリスムと近代建築(彰国社)、建築の多様性と対立性(鹿島出版会)、錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)