川崎市岡本太郎美術館にてギャラリートーク・ワークショップを開催しました
2025年8月22日(金)に川崎市岡本太郎美術館で開催中の「戦後80年《明日の神話》次世代につなぐ 原爆×芸術」の公式イベント「基町高校卒業生+東京造形大学山田ゼミによるギャラリートーク・ワークショップ」が開催されました。
●ギャラリートーク1
広島市立基町高等学校・創造表現コースでは、生徒たちが被爆者の証言を半年以上にわたり聞き取り、その記憶を「次世代と描く原爆の絵」として描く活動を20年近く継続しています。今回は、広島市立基町高等学校の卒業生かつ本学の卒業生である3名によるギャラリートークを実施しました。
参加者は10名ずつのグループに分かれ、作品を巡りながらトークに参加。高校時代の制作過程における被爆者の方と対話を通し、情報ではなくその方の記憶を受け継ぎその方の手となって描いた当時のエピソードや、その後現在に繋がる思いについて参加者とともにトークが展開されました。
●ギャラリートーク2
本学山田ゼミ生+基町高校卒業生によるスタッフ各1名に対して造形ワークショップの参加者2名で会場全体会場を巡りました。岡本太郎《明日の神話》をはじめ、基町高校生の作品や本学卒業生・蔦谷楽氏の作品を含む現代アーティストによる作品を鑑賞。各自が最も印象に残った作品を選び、その感想をスタッフと語り合うことで、作品理解をさらに深めました。
●造形ワークショップ
鑑賞を通して最も心に残った作品から受けたイメージや自身が伝えたい思いを、色や形を用いて表現し、作品にタイトルを付けました。最後に互いの作品を鑑賞し合い、全員で作品とともに記念撮影を行いました。