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ZOKEI講座『インド先住民ワルリ族から学ぶ』
〜ワィエダ兄弟のワルリ画の世界〜 開催のお知らせ


 この度、インド西部に暮らす先住民ワルリ族が描くワルリ画のアーティスト:ワィエダ兄弟の来日に合わせて、講演会を開催します。
 先住民ワルリ族は、数千年前からジャングルで暮らしてきました。動物、植物、そして、神、それら全ての環境に敬意をもって生きる、サステナブルな暮らしです。その環境で伝承されてきたワルリ画は、家の壁に神殿を描くことを起源とし、牛糞を塗った支持体に竹を使って米粉で描きます。点、丸、三角といったシンプルな線形を用いて、彼らの文化や自然信仰を表現していきます。
 彼らの“私たちは自然から切り離されたものではなく、私たちが自然である”という思想は、現代社会に暮らす私たちに強い気づきを促す言葉です。本学で造形を学ぶ学生を始め、多くの現代社会に暮らす人へ向けて、生きるという本質を彼らの芸術を通して学びたいと思います。
 また、彼らの暮らしに感銘を受け、ともに学校を舞台にした芸術祭の開催や伝統的な家を建てるなどの活動をしてきたNPO法人ウォールアートプロジェクトの代表でアートディレクターのおおくに氏、現地ワルリ族の村で彼らと共に暮らしコーディネーターとして活動している浜尾氏にも登壇してもらい、彼らの暮らしを体験的に語っていただきたいと思います。

■ 開催概要
  日時:2024年10月23日(水)17:30-19:30
  場所:東京造形大学 10号館CS PLAZA 吹き抜け
  ※ 予約不要。どなたでも自由にご参加いただけます。

フライヤー

登壇者:
ワィエダ兄弟(トゥシャール ワィエダ・マユール ワィエダ)
NPO法人ウォールアートプロジェクト(おおくにあきこ・浜尾和徳)

主催:
酒匂克之(東京造形大学 室内建築専攻領域 准教授)


SEED ODYSSEY

Mayur Vayeda & Tushar Vayeda

 

ワィエダ兄弟

 トゥシャール ワィエダ(Tushar Vayeda)
1987年、インド、マハラシュトラ州、ガンジャード村生まれ。2014年ムンバイ大学3Dアニメーション・マルチメディアコース卒。幼少の頃より結婚儀礼の場で描かれるワルリ画が身近にある環境で育つ。大学卒業後、ワルリ画家としてインド各地の展覧会に参加。研鑽を積みつつ、ウォールアートプロジェクト・インディアの中核的存在として学校を舞台にした芸術祭に参画してきた。近年、20歳前後の世代を加えたスタジオを設立し、制作に加え、自身のノウハウおよび部族の年長者へのインタビューなどを通じて得た知識、情報をハンドオーバーしている。また、それらのアーカイブにも精力的に取り組んでいる。
 マユール ワィエダ(Mayur Vayeda)
1992年生まれ。2016年ムンバイ大学大学院経営学修士取得後卒。兄であるトゥシャール ワィエダと同様、ワルリ画が身近な存在として育つ。兄弟で共にワルリ画の制作、展覧会に参加。ウォールアートプロジェクト・インディアの中核的存在として学校を舞台にした芸術祭に参画してきた。上記、スタジオ運営の一翼を担う。
 主なアーティスト活動
2024「Forest Art Festival in ラダック 2024」(インド、ラダック)
2024「Waral Prakalp – The Guardians of Forest」(Spore、ドイツ、ベルリン)
2023「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 2023」(猪苗代高等学校、福島)
2023「Eyes of the Forest」 (Modesti Perdriolle Gallery、ベルギー、ブリュッセル)
2023「Forest of Future」インドアートフェアのメインファサード(インド、ニューデリー)
2023「Ancient Forest II」(ツォモリリ文庫、東京)
2022「The Spring of the ancestors」(Moddesti Perdriolle Gallery、ベルギー,ブリュッセル)
2022「Ancient Forest 」(ツォモリリ文庫、東京)
2021-22第10回アジア太平洋現代アートトリエンナーレ( オーストラリア、ブリスベン )
2019「瀬戸内国際芸術祭 X 粟島アートレジデンシー」(香川、三豊市)
2016「ウォールアートフェスティバル in 猪苗代 プロローグ」(福島、猪苗代町)
 コレクション
2024 Victoria & Albert Museum (ロンドン)
2023 Art Institute of Chicago (US)
2022 – 2024 Modesti Perdriolle Gallery (ベルギー)
2021 Queensland Art Gallery of Modern Art (オーストラリア)
2014 – 24 Galerie Herve Perdriolle / Rue Gay Lussac (フランス)
2022 – 23 ツォモリリ文庫 (東京)
2018 ミティラー美術館(新潟)
2018 Espace d’art FL / Château-Fort (フランス)
 出版(tara books刊行)
SEED (日、英)、The Deep (日、英、韓)、Tail Tale (日、英)

 

NPO法人ウォールアートプロジェクト

  おおくにあきこ
NPO法人ウォールアートプロジェクト代表。早稲田大学文学部在学中よりフリーランスライターとして国内外のアートシーンを中心に記事として発表。インドに学校を建てた学生たちと、学校の壁をキャンバスにした芸術祭を開催することを構想。2010年にビハール州の学校で「ウォールアートフェスティバル」を実現。以降、20回におよぶアートプロジェクトの全体統括、アートディレクションを担う。2023年には北インド、ラダック地方の村で6000本の木を植樹、2023年、2024年と、森づくりを見守る芸術祭「フォレストアートフェスティバル」を開催。アートの力を伝えるとともに現地の教育環境や自然環境の現状を発信することが芸術祭開催の目的でもある。2018年よりギャラリー・ツォモリリ文庫の運営およびアートディレクションを務める。
  浜尾和徳
1985年生まれ。2008年東京学芸大学にて初等・中等・高等教育教員免許取得・卒業後、教員になる前に日本を外から見る視点を持ちたいと考え、インドへ。教育学を活かし現地のNGOが運営する学校でボランティアをしつつ、ヒンディ語を身につけ、ウォールアートプロジェクト設立に参画。以降、副理事長かつ現地コーディネーターとして年の半分をインドに滞在し、日本語、英語、ヒンディ語、ローカル言語を駆使し、現地の青年たちと実行委員会okazu塾を組織。ビハール州立マガダ大学大学院にて社会・労働福祉課程を修了。現地での制作準備、ネットワーク作り、学校・行政・警察との交渉など、プロジェクト実現の実務を担う。 インド農村部における草の根レベルのニーズを掘り起こし、一時的でなく、持続可能な支援方法としてアートを媒介にした教育支援を実践している。日本とインドの子どもたちが共に学びあう場を両国につくることが将来の目標。
主な活動
2010〜2016 ウォールアートフェスティバル (インド、ビハール州、マハラシュトラ州)
2014、2017 アースアートプロジェクト (インド、ラダック)
2018〜23  ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代 (福島県猪苗代町)
2015、2016 ノコプロジェクト(インド、マハラシュトラ州)
2016〜2019 世界森会議 (インド、マハラシュトラ州、ラダック)
2023〜2024 フォレストアートフェスティバル (インド、ラダック)

 

『Little Things』壁画 フォレストアートフェスティバル in ラダック 2024


『Emergence of the source』壁画 ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2023