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2019年度 ZOKEI賞について

2019年度ZOKEI賞受賞者は、以下のとおり決定いたしました。
受賞者には、別途通知いたします。

学部(29作品)

専攻等 学生番号 受賞者氏名
グラフィックデザイン 11601034 實重 冴映
グラフィックデザイン 11601038 鈴木 愛彩
グラフィックデザイン 11601051 田中 沙歩
グラフィックデザイン 11601079 三浦 乃瑛
グラフィックデザイン 11601097 若林 花蓮
写真 11602002 安藤 優希
写真 11602016 原田 涼太
映画・映像 11603011 小林 花観
アニメーション 11604035 古川原 百花
アニメーション 11604038 松本 悠里
アニメーション 11504040 松田 啓子
メディアデザイン 11605006 上田 玲七
メディアデザイン 11605009 大貫 竜平
メディアデザイン 11605025 田中 亜里沙
室内建築 11606014 加藤 俊和
室内建築 11606031 藤 雄大
室内建築 11606032 松村 歩夢
インダストリアルデザイン 11607013 工藤 壮生
インダストリアルデザイン 11607016 笹木 拓歩
インダストリアルデザイン 11607038 丸山 真奈
テキスタイルデザイン 11608006 小野寺 幸那
テキスタイルデザイン 11608007 加藤 緑
絵画 11621015 宇野 慧子
絵画 11621023 小川 紗奈
絵画 11621048 棚橋 愛美
絵画 11621050 辻 響己
絵画 11521073 原口 友佳
彫刻 11622001 青木 優奈
彫刻 11622004 岩森 咲季

2020年1月31日
2019年度ZOKEI賞審査委員会委員長  岩瀬 大地
東京造形大学 学長          山際 康之


大学院(9作品)

修士論文・修士制作(9作品)
研究領域 学籍番号 氏名
デザイン 21851001 一松 岳
デザイン 21851005 WANG ZELING
デザイン 21851010 JI ZHAOQI
デザイン 21851018 SHEN YIHAN
デザイン 21851039 LIU JINYAO
美術 21852002 川口 祥
美術 21852004 時山 桜
造形教育 21853006 LI SHUYUN
造形教育 21853007 LIAO HUNG JUI

 

推薦理由

21851001 一松 岳(デザイン研究領域)
「第2世代」
指導教員 清家 弘幸
さまざまなものが有り余る環境の中、抗うように、つくる意味を問うことが、研究の背景となった。世代という連続性。第二世代として受け継ぐものは、既に役割を終えた、既製品のマフラーである。先ずは、ニードルパンチという手法で、その痕跡を残し、素材として蘇らせた。作品は、痕跡に導かれるように造形した衣服である。それらは、複製し難い特有なものとして、受け継がれるべき価値へと伸展させた実跡といえる。
21851005 WANG ZELING(デザイン研究領域)
「ソフト リビング (チャイニーズヨーロピアン)」
指導教員 中里 和人
目覚ましい経済発展のもと、激しく都市化する現代中国。無数の高層ビル、高速道路や高速鉄道など、現代都市の外観はよく目にするが、住居内の生活スタイルの視覚化は未知の領域だった。作者は中国と欧州がミックスされた不思議なリビングに着目し、新たに出現してきた現代中国の生活スタイルを、やわらかい光の中で視覚化した。そこには、経済発展を達成したステータスとして作られ、成功者が抱く夢のリビングがリアルに表現されていた。現代中国の生活現場を新たにビジョン化した優れた作品が誕生した。
21851010 JI ZHAOQI(デザイン研究領域)
「Blue dog」
指導教員 森 まさあき
水彩や色鉛筆、クレヨンなど様々な画材を使い沢山の画を描き重ねたドローイング・アニメーションは、アナログの素材感も心地よく、作者の記憶と心の中を旅するような温かさと優しさが感じられ、研究のサブテーマである「心が温まり質感があるアニメーション制作」を全うした感があります。本大学院の2年間でアニメーションの技術に格段の向上も見られた点も、大いに評価したく思います。
21851018 SHEN YIHAN(デザイン研究領域)
「探・無・茶」
指導教員 玉田 俊郎
本研究は中国の伝統的喫茶である工夫茶(くぶちゃ)文化の継承と現代のライフスタイルに適合するデザインをめざしたものである。中国では伝統的スタイルと現代のライフスタイルとのギャップが大きく、これをデザインという観点から見直した伝統的価値観を損なうことなく精神性を高めたデザインは高く評価できる。
21851039 LIU JINYAO(デザイン研究領域)
「テテテ」
指導教員 清家 弘幸
色彩の構成や光沢など、質感に起因する視覚的な作用。羊毛の糸やビーズなど、織物ならではの素材に起因する触覚的な関係。凹凸や重なりなど、立体的形象に起因する空間的な知覚。鑑賞者がさまざまな現象を感受することが目的である。制作手法は綴織。多くの時間を要するさまざまな手作業に向き合った。作品と縁を結ぶかのような制作の過程が、作品に奥行きを与えている。それらは空間へ強かに薫染する意思を体現している。
21852002 川口 祥(美術研究領域)
「Parts/Connexion/Space」
指導教員 保井 智貴
作者は定められた場と対話するかのように、空間と物、物と物の距離感、メディウムの対比と造形された形態の関係性を体感的な構築によって、空間に内在する性質を再認識し、自身の知覚的な作用から得た感情をもとに独自の空間性を確立しようとしてきた。またその視点と制作方法は建築的な設計と施工、現代人の生活空間の中で得た動作や体感をも導入し、多分野との関係性を感じさせる作者の彫刻感は、単に独自性のある空間構築だけではない、現代における彫刻表現の可能性を示したと言える。
21852004 時山 桜(美術研究領域)
「please catch,this my song.」
指導教員 高橋 淑人
院2年間はスルドイ感性で、油彩、水彩、版画、陶芸、映像など様々なメディアで展開してきた。 表現の方法論を一本に絞るのではなく、多くのメディアを使い、それらの特性を理解し、相関関係をうまく利用しながら、独自のアプローチを完成させたと思う。日常のワンシーンを象徴的で静かな画面に置き換え、遠くから楽器の音色が響いてくるような表現になった。
21853006 LI SHUYUN(造形教育研究領域)
「ねえ、一緒に遊ぼう」
指導教員 石賀 直之
本研究は従来の知育玩具から一線を画するコミュニケーション力の育成に特化した玩具開発という現代的課題を視座に入れた着眼点のよさが挙げられる。コミュニケーションは子どもによってそのあり方に差異があることを前提しており、あくまで子どもの側に立脚した研究のあり方は評価できる。実践およびそれに基づいた制作、検証など着実な研究の積み重ねが見られ、確かな成果として結実させている。
21853007 LIAO HUNG JUI(造形教育研究領域)
「マイフレンド ソフビ」
指導教員 石賀 直之
ソフトビニール製人形に着目し、そのデザインを想像力の発展という教育学の視点をとり入れる研究は明快なコンセプトとして評価できる。本学生は原形製作から全型まで自身で取り組み、着彩まで1人でおこない、その製作手腕も相当の力量も有している。特筆すべきはパッケージ内に絵本の枠を入れ実際にモニターの子どもたちに描いてもらい、それを分析している点にある。実践を踏まえた説得力のある制作となっている。

2020年1月31日
東京造形大学大学院研究科長        小林 貴史
東京造形大学 学長          山際 康之