東京五輪エンブレムデザイナー 野老 朝雄 客員教授 特別講演を行いました
2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインした野老朝雄客員教授が7月12日(火)、学内講演を行いました。
前半は、「個と群」をテーマに、これまでの自身の作品の着想や、作品に込めたメッセージについて解説。図形を精緻な計算に基づき配置する「野老紋様」の代表作・イッセイミヤケのバッグ「BAOBAO」など、さまざまな分野で発表された作品が紹介されました。
後半は、会場からたくさんの質問が挙がりました。
「伝統文化を守っていくことの難しさについてどう考えますか」という質問に対して野老氏から、「古い工芸品を大切に保管したり、電子アーカイブ化したりすればいいわけではない。人々が愛情をもって、伝統文化に込められた思いを継承していくことが大切ではないか。学生の皆さんも、ぜひ頑張ってください」と在学生にエールが送られました。
尚、当日の様子は、毎日新聞「@大学」でも、記事で紹介されています。
「東京五輪エンブレムデザインの野老氏が後輩に向け講演」(2016.7.28掲載)