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インテリア

インテリア-研究指標へようこそ

インテリアは、私たちの身体をもっとも身近で支えるファニチャー(家具)と、私た ちが生きる環境をつくりだすアーキテクチャー(建築)との中間に位置づけられます。 そして、多くの場合、インテリアは建築の内部環境として扱われ、家具が置かれるス テージとして計画されます。
しかしながら、インテリアの本当の姿は、人と人がともに暮らしたり、仕事をしたり、 楽しんだりするといった、人と人とが快適で効率よく過ごすためのコミュニケーショ ンの計画です。
本学では、インテリアを、人と人、人と物とのコミュニケーション空間ととらえ、多角的で横断的な視点からインテリアを考えていきます。具体的には、人が暮らす空間、人が働く空間、モノを消費する空間という3つの視点からインテリアを構想、企画、設計、プレゼンテーションしていく知識や技術を学びます。
将来、インテリアプランナーのようにインテリアそのものを企画、設計したい人も、インテリアコーディネーターのように専門家の立場からインテリアデザインのアドバイス、提案したい人も、あるいは雑貨やインテリア小物に興味ある人も、その全ての基本であるインテリアの知識や技術を身につける必要があります。


課題作品紹介

研究指標「インテリア」は2011年度から改組されます。実際の研究指標科目(授業科目)の課題は2012年度から始まります。ここでは、過去の関連する課題作品を紹介します。

左側の2枚はインテリア計画の演習で1Fが店舗、2Fがオフィスの計画をCGでシミュレーションしています。
右側の画像は、住宅インテリアの計画で、それぞれの部屋が立体駐車場のように機械的に移動することで、部屋のキャラクターが位置により変化可能なインテリアを実現しています。


下の画像は、オフィスのインテリア計画で、個人の集中と、グループのコミュニケーションが、自由に可変出来るように作られています。

学生の声

鹿山 篤
僕はもともとインテリアや建築に興味があり、それらを自らの手で作りたいと思い室内建築に入学しました。
大学に入り今でも苦労している事は提出期限を守ることです。コンセプトは課題の意図を捉えているか、また形は満足いくものになっているかなど詰めなくてはいけないことが沢山あります。
そんな学生生活のなか一番大きな存在はやはり友人です。友人に作品の相談をしたり、また共にグループ制作をしたり、時には提出期限の前日には泊まりがけでBBQをしながら制作をしたりしています。友人がいることでとても楽しい学校生活が送れています。残りの学生生活もそんな友人たちと切磋琢磨して良い作品を作っていきたいと思います。

北村優桂
私は将来、商業空間デザインに携わる!という夢を抱き、室内建築専攻を選びました。大学では商業空間に留まらず、家具を作ったり、オフィスのデザインをしたり、建築や都市計画をしたりと幅広い視野で学べたからこそ、自分の視野を広げることができました。中でも「建築B」の課題で20分の1の模型を作ったことが思い出深いです。完成させるのに何十時間もかかってみんなで泊まり込みで作業をしました。こうして友達と作業をするのも楽しみの一つです。共同制作あり、個人制作あり、涙あり、笑いありの室内建築専攻で、楽しい美大生活を送っています!

筒井春香
折角デザインするなら体の一部で知覚するモノじゃなく体全部で体感出来るモノをデザインしたい!と思い、室内建築を受験しました。
思いばかりで思考回路は平面的だった為か最初は授業についていくのが精一杯でしたが、課題を重ねていくうちに平面立体以前にデザインについて考える機会が増え、入学当初よりは随分色々な事を考えられる様になりました。いまだに解らない事や考えが及ばない事は沢山ありますが、教授や他の学生などの様々な人種の人達と出会い、違う考え方や色んな世界観を知る事でデザインや自分自身の幅を広げていきたいと思います。