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東京造形大学ZOKEI講座2015「アニメーション史家・G.ベンダッツィ氏講演会」開催のお知らせ

講師:アニメーション史家・ジャンナルベルト・ベンダッツィ氏(イタリア) 
演題:世界初の長編アニメーション映画『使徒』とその作者キリーノ・クリスティアーニ


この度、東京芸術大学大学院映像研究科創立10周年記念事業「FLASH FORWARD〜映像の第3世代へ〜」ご登壇のため、同校の招聘によりイタリアの世界的なアニメーション史家ジャンナルベルト・ベンダッツィ氏が来日されます。
この機会に東京芸術大学大学院映像研究科のご協力により、本学ZOKEI講座を開催いたします。

キリーノ・クリスティアーニに関する専門性の高い日本初の貴重な講演会となりますので、アニメーション史やアニメーション研究に関心をお持ちの方々のご参加をどうぞよろしくお願いいたします。

講演に先立って、関連するドキュメンタリー映画の特別上映も行えることとなりました。
上映に際してはベンダッツィ氏の解説もあります。
貴重な映像資料となりますので、上映の部の方にも多数のご参加をどうぞよろしくお願いいたします。

受講料は無料で当日参加も可能ですが、資料準備の都合上、seminar@anizo.org宛に参加をお申し込みいただければ幸いです。


【東京造形大学ZOKEI講座2015】
 ジャンナルベルト・ベンダッツィ氏 講演会
「世界初の長編アニメーション映画『使徒』とその作者キリーノ・クリスティアーニ」


●講師:ジャンナルベルト・ベンダッツィ氏(イタリア)
    アニメーション史家、前 南洋理工大学(シンガポール)客員教授、元 ミラノ大学教授

●通訳・企画協力:イラン・グェン氏(東京芸術大学グローバルサポートセンター特任准教授)

●日時:2015年9月15日(火)
    [上映の部]午後4時00分〜同5時30分
    [講演の部]午後6時00分〜同8時30分

●会場:[上映の部]多目的ホール(1F)
    [講演の部]東京造形大学サテライト教室(7F)
    〒150−0041
    東京都渋谷区神南1−4−17
    学校法人桑沢学園渋谷校舎(桑沢デザイン研究所ビル)
    《交通アクセス》
    ○渋谷から
    JR山手線、埼京線・湘南新宿ライン/京王井の頭線/東急東横線、田園都市線/東京メトロ(地下鉄)半蔵門線、銀座線、副都心線
    「渋谷」駅ハチ公口から徒歩約10分
    ○原宿から
    JR山手線「原宿」駅表参道口/東京メトロ(地下鉄)千代田線「明治神宮前」駅1番出口から徒歩約7分
    《地図》http://www.kds.ac.jp/about/access/

●主催:東京造形大学
 共催:日本アニメーション学会
     http://www.jsas.net/
 協力:東京芸術大学大学院映像研究科
    ※FLASH FORWARD - 東京芸術大学 大学院 映像研究科
     http://www.fm.geidai.ac.jp/10th/

●問合・申込:seminar@anizo.org(担当:小出)
 受講料:無料/当日参加可

●内容:
ウォルト・ディズニー(Walt Disney、1901-1966、アメリカ)の『白雪姫』(Snow White and the Seven Dwarfs、1937)に先立って製作された世界初の長編アニメーション映画『使徒』(El Apóstol、1917年)とその作者であるキリーノ・クリスティアーニ(Quirino Cristiani、1896-1984、アルゼンチン)に関する日本で初めての講演。
講演に先立って、近年製作されたクリスティアーニに関するドキュメンタリー映画も特別上映を行う。

●参考:
Quirino Cristiani, The Untold Story of Argentina's Pioneer Animator by Giannalberto Benders
http://www.awn.com/mag/issue1.4/articles/bendazzi1.4.html

●講師プロフィール:
ジャンナルベルト・ベンダッツィ氏
Giannalberto BENDAZZI(ジャンナルベルト・ベンダッツィ)1946年イタリアのラヴェンナ市生まれ。
アニメーション映画史家。ミラノ大学教授(2002-09年)、シンガポールの南洋理工大学客員教授(2013-15年)。
記者として活動を始め、その傍らアニメーション映画における世界の動向を数十年にも渡り捉えて、研究を長年続けた成果を1970年代後半から数多くの著作で発表。イタリア語に限らずフランス語・英語等でも国際的に活躍している。
晩年のアレクサンドル・アレクセイエフ(Alexandre Alexeieff、1901-1982)との交流から、その作品の研究と紹介に大きな力を注いだ。喜劇を中心に、実写映画に関する著作もある。
その代表的な著作である『Cartoons(アニメーション映画百年史)』はイタリア語(1988, 1992)、フランス語(1992)、英語(1994, 1995, 1999, 2003)、スペイン語(2003)、ペルシャ語(2007)で出版されており、まさに世界アニメーション映画史の定番とされている大著である。
10年を費やした新著『Animation - A World History(アニメーション−その世界史)』(全3巻)が今年、アメリカの出版社から刊行される。
ザグレブ国際アニメーション映画祭で創設された「アニメーション理論分野への特別業績賞」の最初の受賞者(2002年)となった。

Giannalberto Bendazzi | Animation Historian
http://giannalbertobendazzi.com/