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大学院生+学部生「放課後造形活動ボランティア」の活動報告

 近隣の地域との社会連携事業の一環として、小中一貫校である東京都町田市立ゆくのき学園(大戸小学校)の図画工作室を会場にして、昨年の9月から春日明夫研究室(大学院と春日ゼミ)が中心となって継続研究している子ども向け造形ボランティアの活動です。
 本年度も昨年に引き続いて大学院デザイン研究領域2年の山本裕子さんがリーダーとなって運営しています。本年度は新たなメンバーを加え一段とパワーアップし、大学院生6名、学部の3年と4年生5名、合計11名の固定的メンバーで意欲的に活動しています。昨年の発足以来1ヶ月に1回の放課後造形活動を水曜日実施しています。そのために、事前の勉強会や準備会を毎週定例化して行っています。また、フェイスブックの専用サイトを設け、そこで課題や反省点などの意見交換を積極的に行っています。

 6月の放課後造形活動は11日(水)に実施しました。題材名は「ロープウェイ☆ゆくのきカップ2014」です。参加した児童は、小学校1~5年生です。
 紙コップを主材料にした造形を行い、完成後にロープウェイのように動かして遊べます。最後はみんなで作ったものでゲーム的に遊びました。この遊びは、遊びの中で協同性を身に付けるねらいがありました。しかし、ねらいはおおむね達成しましたが、異年齢で発達段階も違うために様々な課題も残りました。いずれにしても、自主的な運営と企画によって、ボランティアの造形活動を通して社会貢献を少しでもしたいというメンバーの気持ちは大いに評価したいと思っています。

 当日は、この「放課後造形活動」の取り組みの噂を聞いた町田市大地沢青少年センターの方々がセンターの運営の参考にしたいと視察に訪れました。その方々は終了後の反省会にも参加なされ、「東京造形大学の学生皆様の能力や意識の高さに驚くばかりでした。タイムテーブルや、説明の資料、工作用素材などの事前準備が綿密にされていて、当日の子どもへの接し方や説明、統率の仕方など本当に勉強させられ、素晴らしい活動でした。」と感想を伝えてくださいました。今後もこの新メンバーで切磋琢磨して、さらに発展的な活動となるように期待しています。

 文責:春日明夫(放課後造形活動支援・指導)


【事前活動】


【活動の様子】






【参加メンバー】
(大学院2年)山本裕子、田神光季、高 奕、(大学院1年)井上愛子、坂本公美、趙シン、(学部4年)麻植視子、(3年)田崎綾子、邱 紹伃、清水翔太、杉本麻由美。