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卒業生の活躍・活動紹介

宮崎 淳/Jun Miyazaki

専攻 : デザイン学科 卒業年 : 1988年

宮崎淳
-カンヌ国際映画祭監督週間出品-

卒業生/映画専攻領域の非常勤教員宮崎淳さんの作品「FRONTIER」が、2004年度カンヌ国際映画祭監督週間において招待上映されることが決定しました。

カンヌ国際映画祭公式ページ
http:// www.quinzaine-realisateurs.com/ index2.php?T=srf

作品タイトル;
「FRONTIER」
製作/監督/撮影/編集:宮崎淳
音楽:Four Color 協力:佐々木雅之
2004年度 第57回カンヌ国際映画祭 監督週間 出品作品
2003年度作品/16mm(カンヌでは35mm版で上映)/
スタンダードサイズ/白黒/23分

作者コメント;
まさか自分の作品が、あのカンヌで本当に選ばれるとは思わなかった。しかし、おかしな話ではあるのだが、不思議な予感の様なものはあったのだ。2003年 3月、「FRONTIER」を完成させた時、「これをカンヌの様な映画祭で上映出来たら面白いのではないか?」との思いが強く沸き起こったのである。その直後、本学の講師でもある映像作家の太田曜氏に招聘されて、自作の上映の為にフランスに渡ったおり、太田先生の強い勧めでパリにある配給団体「LIGHT CONE」にそのまま「FRONTIER」を託してきた。結果、カンヌの関係者が今年になってそれを見、すぐにコンタクトを取って来たのである。

太田先生は長きに渡り日本の実験映画をフランスに紹介する活動を続けられているのだから、今回の事は明らかに直接太田先生の功績と言うべきであろう。何よりこうした活動が、私の母校でもある東京造形大学の卒業生や教職員によって活発に行われ、着実な成果をもたらしている事に、素直な喜びを禁じ得ない。こうした事は何より、長く本校で教職にある先生方のご指導の賜物でもあるだろう。さて、映画「FRONTIER」であるが、私が1999年より手がけている言わば“風景映画シリーズ”の第4作にあたり、白黒でただ、東京近郊の団地が映し出されるだけである。しかし、あえてそれだけの事に全てを賭けたのだ。“風景映画シリーズ”とは、ストーリーを持たず、人物も追う事なく、風景のみを映し出す事で感動出来る作品を作り出す、と言う試みであったと言える。私は、情緒を育むのは実は風景なのではないか、と考えているのだ。その第4作目に団地を被写体に選んだのは、私自身幼い頃団地に住んだ事があり、その印象が強く記憶に焼き付いているからである。またさらに、団地は特に第二次世界大戦以降、世界中で盛んに建設された事情から、国籍を問わず我々戦後世代の、共通の原風景の一つになっているのではないか、と考えたからでもある。これは世界中の団地世代に送る、私からの言葉を持たぬメッセージである。(宮崎淳)


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