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『写真ワークショップ in 三重』を開催します

このワークショップは、2016年度に東京造形大学が創立50周年を迎える記念イベントとして、東京造形大学の造形教育を社会に発信することを目的に開催するものです。
スマートフォンやデジタルカメラの普及により、日常的に写真を撮る機会が増えました。大切な記念やメモとして写された写真の多くは、その後見直されることもなく、未整理のままではないでしょうか。また、写真について誰かと語り合ったり、深く考える機会もそれほど多くないと思われます。
このワークショップでは、写真が持つ力(記録性や表現性)や、社会の中での見え方(社会性)を、写真に写ったイメージから眺めていきます。
三重県内で撮影された写真はもちろんのこと、さまざまな場所、さりげない日々や、昔に撮った写真など、どんなものでもかまいません、プリントで持ってきてください。見方をほんの少し変えるだけで日常の写真がクリエイティブなものに感じてきます。この機会に自分の写真をもう一度見つめてみませんか。


『写真ワークショップ in 三重』
日 時:2015年7月5日(日)13:00-16:00
会 場:ギャラリーVOLVOX(和室会議室)
    三重県津市栄町一丁目888 四天王会館1階106号室隣
定 員:20名(小学生以上)
    ※予約制ですので、事前にご予約ください。
ご予約:Mail:shashin@zokei.ac.jp(東京造形大学写真専攻領域)
    Fax:059-279-3703(松原豊)
持参物:2L判~A4サイズプリント30枚前後
    (家庭用プリンター出力でも可)
その他:フィルム撮影の方はプリントのみで可。デジタル撮影の方は画像データもあわせてご持参ください。写真に写っているものは問いません。趣味として写真を撮っている方だけでなく、写真に興味のある方どなたでもご参加いただけます。(小学生以上)




【ワークショップ進行内容】
1、各自が持参した写真をテーブルに並べ、語り合う。
2、作者の視線に沿った構成から、写真の読み方、編集の仕方を示す。
3、最終的にまとめた作品をプロジェクターで投影し、講評を行う。

【講師プロフィール】

中里和人(なかざと かつひと)写真家・東京造形大学教授

1956年三重県生まれ。日本各地の地誌的ドキュメントを中心に、アノニマスなランドスケープ作品を発表。「向島ネットワークス2000」、「越後妻有アートトリエンナーレ2012、2015」など、各地のアートイベントに参加し社会と写真表現の関係性を探求。「こどもアートinみえ」(三重県立美術館)など写真ワークショップも多数開催し、総合的な写真表現を実践する。写真集に「小屋の肖像」(メディアファクトリー)、「ULTRA」(日本カメラ社)などがある。

森本悟郎(もりもと ごろう)福井大学教育地域科学部アートマスター講座講師、専門学校名古屋ビジュアルアーツ写真学科非常勤講師、公益財団法人名古屋市文化振興事業団「なごや文化情報」編集委員

1948年名古屋市生まれ。1971年武蔵野美術大学造形学部美術学科卒業、1972年同専攻科修了。小学校から大学までの教職を経たのち、1994~2014年中京大学アートギャラリーC・スクエア専任キュレーターとして、写真展を含め120以上の展覧会を企画 。現在は表現研究・批評に関わる営為の一環として 、文筆活動とともに学生・作家・キュレーターたちとの研究会を主宰。


【ゲストプロフィール】

松原豊(まつばら ゆたか) 写真家 名古屋ビジュアノレアーツ非常勤講師・公益社団法人日本写真家協会会員

1967年三重県生まれ。三重県津市美里町在住。東京写真専門学校名古屋校(現名古屋ビジュアルアーツ)卒。三重県を拠点に活動中。2011年写真集「村の記憶」(月兎舎)発刊、写真展をニコンサロン等で開催。界隈(kalasbooks)、ム口ウノク二(KUMANO JOURNAL)、銭湯巡礼@三重(月刊Simple)のシリーズが現在連載進行中。2014年NODE新規メンバとして参加。三重のランドスケープを模索する日々が続いている。
http://www.matsubara-yutaka.com

柳本史歩(やなぎもと しほ) 写真家 東京造形大学・日本写真芸術専門学校 非常勤講師

1999年、東京造形大学卒業。以後フリー。2005年、フォトシティさがみはら新人奨励賞受賞。写真集、生活について(蒼穹舎)ほか。
http://fotolore.net/


協力:池上諭・榎本祐典・熊野紗綾・田山湖雪・吉橋悠生(写真家・東京造形大学卒)

主催 東京造形大学50周年記念事業委員会/東京造形大学デザイン学科写真専攻領域