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創立50周年記念事業 「東京造形大学 国際造形教育シンポジウム」の開催報告

東京造形大学国際造形教育シンポジウムを10月27日に開催しました。「バウハウスの軌跡、未来への眺望」をテーマとし、基調講演を向井周太郎武蔵野美術大学名誉教授に行っていただきました。続いて、上智大学教授、林 道郎先生を司会として「バウハウス造形教育の展開と成果、そして課題」と題して、イギリスより、レスリー・ミラー教授(University for the Creative Arts:England:造形芸術大学)、ウルリヒ・シェンツィーローツ教授、マティアス・ヘルト教授(Hochshule fÜr Gestaltung Schwaebisch Gmuend, Germany:シュヴェービッシュゲミュント造形大学)の3人のゲストによるパネルディスカッションを行いました。
向井周太郎先生からはバウハウスのムーブメントが近代のデザインに与えた意味と影響について先生ご自身のウルム造形大学の研究活動を踏まえて今日に続く視点を提示していただきました。レスリー・ミラー先生からはアーツ・アンド・クラフツ運動とバウハウスの接点をテキスタイル教育での接点からその関係性と今後に向ける視座を出していただきました。ウルリヒ・シェンツィーローツ先生からはバウハウスの思想がドイツでのデザイン教育として具体的にどのように展開され、シュヴェービッシュゲミュント造形大学の教育に継承されたのか、ウルム以後の話しをしていただきました。マティアス・ヘルト先生からはバウハウスを踏まえ現在のデザイン教育と今後デザイン教育の方向性について、さまざまなデザイン教育実践を紹介していただきました。
林 道郎先生の的確で臨場感のある翻訳、向井周太郎先生のコメントと合わせ、場内は活発な議論が行われました。なお、総合司会は本学の沢良子教授が行いました。

有吉 徹学長挨拶
講演の模様
林 道郎先生      向井 周太郎先生 ウルリヒ・シェンツィーローツ先生 マティアス・ヘルト先生  レスリー・ミラー先生