「宇宙デザイン制作ワークショップ」開催報告
本ワークショップは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とアートラボはしもとの立案に基づき、アートラボはしもとと提携している大学の連携によって実施された教育普及プログラムです。
JAXA相模原キャンパスは、各地で活動している宇宙科学の研究者たちが集う宇宙科学研究所です。キャンパス内には研究センターをはじめ、様々な試験・実験棟の他、ロケットや人工衛星(模型)などの展示施設が設けられています。
本プログラムでは、施設見学を通じてインスピレーションを受けた宇宙デザインを作成し、アートラボはしもとを会場に、版画技法を使ったワークショップを開催いたしました。当日は本学はじめ、武蔵野美術大学、女子美術大学、横浜美術大学、海外の美術大学からも、美術系分野を専攻する学生と卒業生12名の受講生が参加し、JAXA相模原キャンパスを見学し、アートラボはしもとで宇宙をイメージしたデザイン画を作成、計2回のワークショップを通じてスクリーンプリントでTシャツに印刷しました。
ワークショップで制作された「宇宙デザインTシャツ」は、アートラボはしもと(8/28~9/7)、桜美林大学PFCエントランス(9/15~20)、本学CSプラザ(10/22~28)など、相模原エリア内の美術大学、公共施設で巡回展示されます。
【実施日】8月9日、10日
【講 師】佐竹宏樹(東京造形大学特任教授)
岩渕華林(東京造形大学)、西平幸太(東京造形大学)
【主 催】東京造形大学/アートラボはしもと(相模原市)
【共 催】桜美林大学
【後 援】アートラボはしもと事業推進協議会
(相模原市・女子美術大学・桜美林大学・多摩美術大学・東京造形大学)
【協 力】独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
初日8/9(土)はJAXA相模原キャンパスで、広報部・大川拓也さんにロケットのデザインや衛星の機能など、丁寧にお話を伺いました。
午後はアートラボはしもとに戻り、Tシャツのデザインを考えます。
宇宙からインスピレーションを受けた、色々なデザインが生まれました。
透明フィルムに遮光ペンで描画し、原稿を作成します。
スクリーンへライト(紫外線)を照射し、感光します。太陽光でも感光できますが外はあいにくの荒天...
2日目8/10(日)。いよいよTシャツへ印刷です。女子美、多摩美、造形大、横浜美、他海外の美大学生、OB・OGなど12名の皆さんが参加しました。
感光法によって作られた、スクリーンの膜の孔へスキージを使ってインクを落とし、刷り上げます。
素敵なオリジナル宇宙デザインTシャツができました。
アートラボはしもとでの展示の様子です。